『coffee stand李庵』味が変わる?三ツ星シェフ?謎めくコーヒー店
出雲の「木綿街道」がアツイ!? 夫婦で始めた“縁”が繋がるコーヒースタンド『coffee stand李庵』
出雲市平田地方の歴史や古い町並みが残る「木綿街道」。宿泊施設『NIPPONIA』やうどんの『文吉たまき』などのぞくぞく新店オープンが続き、ここ最近「木綿街道がアツイ!」なんて言われています。
そんな中、『文吉たまき』に隣接して『coffee stand 李庵(リアン)』が4月にオープン。オープン以前に『文吉たまき』の週末イベントにもひっそりと出店していたので、すでに常連さんがいるほどの人気ぶり!
「コーヒーソムリエ」の資格を持つご夫婦で始まったコーヒースタンド。
“一つ屋根の下でたくさんの方がいろいろな縁で繋がるように”という意味を込めて『李庵』とされました。
味わいの変化に注目! 湧き水からこだわる自慢のコーヒー
入ってすぐ左側にメニュー板があります。メニューはコーヒーやエスプレッソを基本に、ソフトドリンク、1日10食限定のランチも。
定番はやっぱりブレンドコーヒーでしょうか! 今回はオススメの「スペシャルティブレンド」(550円)をいただきます~!
店主の小村さん自慢の一杯。いただく前に、コーヒーのこだわりを聞きました!
①新鮮な湧き水を使用
休みの毎週水曜には、水を汲みに出雲市の“山奥”まで行かれるそうですよ!(休みが休みじゃない…!!)
場所は“企業秘密”といいましょうか…、少し温泉水を含む「秘密」の場所の水、小村さんもお気に入りのようです。
②厳選した最高ランクの3つの豆をブレンド
「スペシャルティブレンド」で使う豆はブラジル、コロンビア、ホンジュラスの3種。3種とも18~19の最高ランクの豆を厳選し、酸味・苦味・甘味・コクなどのバランスが均等に、加えてそれぞれの豆の良さが最大に引き立つようブレンドをしています!
③淹れる時は設定温度を保つ
「スペシャルティブレンド」の場合は88~90度を保ち、丁寧に淹れます。温度はメニューによって変えているそうです。
ひと口目、まずは濃いコクが広がっていきます。さらにふた口、さん口と飲み進めると、なんだか苦味がまる~くなり、飲みやすくマイルドなコーヒーに変身!
「ほかのコーヒーが飲めない!」なんて言われるお客さんもいるとか。このコーヒー、クセになります。味の変化を楽しんでみてください♪
この夏ハマる、李庵の「水出しアイスコーヒー」
こちらも小村さんこだわりの「水出しアイスコーヒー」(572円)。
煮沸させた湧き水を冷まして冷蔵庫へ。1日経ったらコーヒー豆をポットに入れ、冷蔵庫の中でゆっくり抽出。提供できるまで3日間もかかるアイスコーヒー。
夏になってくると注文の数もグンと増えるので「追いつくか不安です(笑)」と小村さん!
アイスティーのような、ふわっとコーヒーが香るとっても上品な味わい!!
暑い夏の日にお家でうちわを扇ぎながら、この水出しアイスコーヒーが飲めたらな~…なんて、妄想まで膨らんじゃいました。
本職は三ツ星シェフ!? カフェオープンのきっかけはシェフ時代にあった
なんとイタリアンシェフの経験をお持ちの小村さん!(驚)
東京の有名ホテル、三ツ星レストランのシェフを経験した凄腕の持ち主…!!
そもそも「カフェを開きたい」と思ったのは、シェフ時代、イタリアに行った際オープンテラスのカフェでエスプレッソを飲み、“そのコーヒーの味にハマった”から。
「見て盗む」の厳しい料理の世界を経験してきた小村さん、もちろんコーヒーも“誰かに教えてもらう”ではなく、独学でおいしさを追求。
そして奥さんと出会い、カフェをオープンする夢が実現しました!
“三ツ星レストランのシェフ”の10食限定ランチ、気になりませんか?
私は気になってしょうがないです。
「イタリアンといってもコース料理を出すわけにもいかないので(苦笑)、親しみやすい味で、今はソースにこだわったハンバーグを出しています。」と小村さん。
「李庵ランチ」(1300円)
デミグラスハンバーグプレートに、ミニデザート付き。+200円でコーヒー注文できます。ランチは前日までであれば予約できますよ!
味が気になる方はぜひお店へ。ランチを食べながら、小村さんのシェフ時代の話を聞いてみるのも楽しそう~。
【おまけ】珈琲ソムリエ夫婦の“おめでた”サイドストーリー
実は、4月16日にお店をオープンして、緊急事態宣言が出てからも感染対策をして営業していた時のこと…。
開店準備が終わりホッとしていたら、突然奥さんのお腹の中の命に反応が! 病院に運ばれた奥さんは、そのまま……ご出産!!!!°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
母子ともに健康で、元気な赤ちゃんが誕生しました!!!
「“夫婦で”といってるものの、今は一人なんです(笑)」
李庵オープンの日は、奥さんの誕生日。
ご縁の国・出雲らしい、『李庵』のお店の意味にピッタリハマったおまけ話でした。
もしかしたらご利益あるかも? まずはおいしいコーヒーを飲みにぜひ出かけてみてください♪
coffee stand 李庵-Lian-
コーヒースタンドリアン
電 話:050-3567-1353
住 所:島根県出雲市平田町新町831-3 [MAP]
営 業:11:00~18:00(OS17:30)
休 み:水曜
駐 車:25台(共同)
情 報:Instagram
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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