【藤原さんの育児学 番外編】宇沢弘文の全てが分かる? 佐々木実講演会を開催します
米子市出身の経済学者、宇沢弘文を知っていますか?
突然ですが皆さんは、宇沢弘文(うざわひろふみ)という経済学者をご存じですか?
米子市出身で、米子市役所を入った右手に“市民栄光賞”受賞者として写真が飾られています。私はこの宇沢弘文氏の功績を讃え、学ぼうとする「よなご宇沢会」という会に参加しています。
宇沢先生は「知の巨人」といわれ、ノーベル経済学賞の候補に何度もなり、おしまれながら2014年に 亡くなられました。
私は、その後に会へ誘われたので、最初は「誰?」という状況でしたが、『今井書店 本の学校』で開催された例会には、地元で活躍する弁護士や医者、彫刻家、作家、教員に公務員、主婦、保育士など、集まっている面々が普段出会わない方ばかりで、そこに魅力を感じたものです。
そこで始めて聞く「経済学者宇沢弘文の思想」は、私にはとても受け入れやすかったことも覚えています。
当時も今も私は、現代の格差問題や教育問題、環境問題のひとつの選択肢として、「北欧社会」を提案していたのですが、彼の「社会的共通資本」という概念は制度としてとても近かったのです。
その後、スウェーデンに造詣の深い東大名誉教授の神野直彦先生に当会主催フォーラムで講演いただき、宇沢経済学と北欧との繋がりを知ることもできました。宇沢先生は、スウェーデンにも住まわれており、炭素税の制度構築やスウェーデンで開催された地球温暖化会議初代メンバーであったことも分かりました。
ローマ法王に助言をしたり、自民党内閣に提言をしたり、社会科の教科書を作ったり、さらにノーベル経済学賞受賞者を次々と生み出したりもしています。
分かりやすく現代で例えるなら、経済学会のイチローのような、世界を変えた先生が宇沢弘文であり、
国連が制定した、今話題の持続可能な開発目標SDGsにも繋がる、次の社会の基礎を考えた人なのです。
今回は、先生に魅せられたジャーナリストの佐々木実氏が、渾身の力で書き上げた 「資本主義と闘った男 宇沢弘文と経済学の世界」を持って、米子で講演会を開催します。サイン会もありますよ。
日時:7月15日(月・祝)10:30〜
場所:今井ブックセンター「本の学校」2階
会費:無料(申し込み不要)
皆さま、気軽にご参加頂ければと思います。無料託児もあるので、チラシをご覧ください。
私ももちろん参加しますので、声かけてくださいね。
よろしくお願いいたします!
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この記事を書いた人
Reindeer 代表取締役社長
レインディア藤原さん
北欧インテリアショップ『reindeer』、木のおもちゃのレンタルプログラム「もくレン」などを運営。中海テレビ「県議熱中討論」コーディネーター、よなご宇沢会幹事も務める。幼稚園や保育園、市町村の子育て支援センターなどで育児講演を行う。乳幼児の育児相談から不登校問題もお気軽にどうぞ! いつも作りかけのお店はまさに秘密基地、まずは自分でするのが藤原流であり、北欧から学んだこと。お喋り大好きな二児の父です。
最近では、米子市岡成で子育て支援プロジェクト『コーセリ』の代表理事を務めています。私は子どもが生まれる前の妊娠期から、子育てや子どもの発達について学びながら準備をしていくことが、子育ての不安を減らすうえで大切と考えています。そのような視点から、子育て世代の親を対象としたセミナーを企画・開催しています。また、子どもと一緒に参加できる体験教室やイベントなども行っています。
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