『津和野町カトリック教会』城下町に溶け込む“畳敷き”の小さな教会

編集部いしやん
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山陰の小京都・津和野町の城下町に溶け込む『津和野町カトリック教会』へ

島根県津和野町は、山城・津和野城の城下町として栄えた場所。かつての掘割や屋敷なども残り、白壁と石畳が続く通りを歩くだけで、歴史さんぽが楽しめます。

まるで歴史絵巻のような美しい町並みから「山陰の小京都」とも呼ばれ、県外からも多くの観光客が訪れる津和野。特にメインストリート・殿町通りを中心とした城下町エリアは、コンパクトな範囲に見どころが集中。駐車場に車をとめ、ぶらりおさんぽするのがオススメです。

また、津和野は“隠れキリシタン殉教の地”としても知られ、「城下町×キリシタン」という異色の歴史と文化が混在。その象徴とも言うべきスポットが、今回ご紹介する『津和野町カトリック教会』です。

『津和野町カトリック教会』の場所・アクセス

『津和野町カトリック教会』があるのは島根県津和野町後田ロ66-7。津和野町のメインストリート・殿町通りの道沿いにあります。

7:30~17:00であれば自由に見学可能。建物の建築美だけでも見ものなので、津和野に訪れたらぜひ立ち寄っておきたいスポットです。

専用駐車場はないため、周辺駐車場に車をとめてから向かいましょう。

城下町の町並みにひょっこり顔を出す、西洋ゴシック建築の教会

『津和野町カトリック教会』は前述の通り、石畳と白壁が続く観光のメインロード・殿町通り沿いにあります。

この通り沿いは掘割も延びており、美しい鯉の姿も。カメラ片手におさんぽするだけでも城下町の風情を満喫できますよ。

津和野駅の裏あたりにある乙女峠は、明治初期、長崎から流刑となった隠れキリシタンが殉教した場所。

そして、隠れキリシタンたちへの畏敬の念を込め、昭和6年にドイツ人シェーファーによって建てられたのが『津和野町カトリック教会』です。

西洋ゴシック風建築の教会は木造モルタル造り。城下町の日本古来の町並みの中にありながら、溶け込むようにして立っています。

『津和野町カトリック教会』の中は珍しい畳敷き。ステンドグラスから漏れる光が美しい

『津和野町カトリック教会』の内部は、板張りになっていて、その上に畳が敷かれています。畳敷きの教会は珍しいですよね。

厳かな雰囲気に満ちる教会内は、その場にいるだけで心も穏やかに。

美しいステンドグラスから差し込む陽光が、カラフルな影をつくり出しています。教会の中も外も、画になりますね。

普段、教会の中へ入る機会も少ないだけに、新しい発見も多そう。

『津和野町カトリック教会』の隣には、津和野町の殉教資料をまとめて展示している『乙女峠展示室』もあります。合わせてチェックしてみくださいね。

津和野町カトリック教会

ツワノチョウカトリックキョウカイ
電 話:0856-72-0251
住 所:島根県鹿足郡津和野町後田ロ66-7 [MAP]
営 業:7:30~17:00
料 金:見学自由(展示室は自由献金)
休 み:無休
駐 車:なし
情 報:HP ココシル山陰WEST

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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