海辺にぽつんとモアイ像、ではなく旅姿『波しぐれ三度笠』

編集部いしやん
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海と空と彫刻と。琴浦町の波打ち際に立つ『波しぐれ三度笠』

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌ラズダ編集部のいしやんです。

先日、ドライブがてら琴浦町の海辺へ。以前から気になってた場所へ行ってきました。

それがここ↓↓

モ、モアイ像!?

鳥取県琴浦町にある『波しぐれ三度笠』という名前の彫刻作品。見渡す限りの大パノラマ海景色と、彫刻。「ナンダコレは・・・」と、あたりをぶらっと散歩してきました。

『波しぐれ三度笠』があるのは琴浦町の菊港

『波しぐれ三度笠』があるのは、鳥取県琴浦町赤碕の菊港と呼ばれる場所。

Googleマップで見ると、海の中にありますが、ちゃんと橋を渡って近くまで行けます。

近くに利用無料の町営観光駐車場があります。車はそちらにとめて向かいましょう。

自然の音だけが響く港の先端で、旅人たちがお待ちかねです

駐車場へ車をとめ、正面を向くと、遠くに『波しぐれ三度笠』が見えます。遠巻きから見ると、ますますモアイ像感ある・・・。

近くにあった案内板によると、『波しぐれ三度笠』は世界的に有名な彫刻家・流政之氏による彫刻作品。3体の像は旅姿を表しています。

『波しぐれ三度笠』があるここ「菊港」はかつて、江戸時代には藩米の積出港として栄えた場所。日本海の荒波を越えてやってきたたくましい男衆、そして港の人たち、そういった人々の生きざまなどを表現したのがこちらの『波しぐれ三度笠』とのこと。

波止場に架かる橋を渡り、『波しぐれ三度笠』へ向かって歩いていきます。

平日の昼間だったので、人の姿もまばら。人の声もなく、あたりには強い潮風、それに波の音だけが響きます。

海はキラキラ。
海藻は潮風にそよそよ。

『波しぐれ三度笠』前に到着。像は北東の方を向いて鎮座。

菊港にまつわる人々と歴史に感銘を受けて作られたこちらの作品。見る人によってはいろいろな情景が浮かびそうですね。

この日はとてもよく晴れた日だったこともあり、私には「船の出港後、船の乗組員たちの無事を願う港の人たち」に見えたような・・・。アート作品なので、感想に正解はないですし、人それぞれの感想が出てきそうですね。

みなさんはどうですか?

時間帯、天気、気候によっても見え方がグッと変わりそうな『波しぐれ三度笠』。

野外アートは数あれど、人からも街からも離れた海辺に、ぽつんと立つ作品は珍しいかも。ある意味、最高のアート鑑賞スペースですね。

”ザワザワ”要素が少ない分、シンプルな彫刻作品と周りの景色に没入できます。例えて言うなら小説を読んでいる感じ。

五感で感じる情報量がシンプルなので、余計なことを考えずボーっと作品を眺めてられます。現代アートなどの派手さはないけれど、周りの景色も含めて、不思議とつい長居しちゃうスポットでした!

 

注意:やっぱり風は強いので、この時期でも上着は必須かも!

波しぐれ三度笠

住所:鳥取県東伯郡琴浦町赤碕1570 [MAP]
営業:周辺自由
駐車:町営観光駐車場を利用

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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