カモかわいい!焼き芋が甘っ!お米うまっ!飯南町でプチ農作業体験やってきた
飯南町でやってる「アイガモ農法」のお手伝いへ。愛いっぱい、お腹いっぱいの農業体験!
かわいいカモ!
今回参加したのは、飯南町で開催された「アイガモ農法」のお手伝いイベント。かわいらしい赤ちゃんカモを、外敵から守るべく田んぼにテグス(釣り糸)を張り巡らせるのが主な内容。いわゆる農業体験です。
守りたい、この笑顔(多分、笑っとるはず)
20名以上の方が参加。農業ビギナーの編集部もお手伝い
イベントが開催されたのは5月15日(日)。まずは集合場所の『道の駅頓原』へ。
今回は編集部あつきちも一緒に参加してきました。(あつきちは愛犬家なので、きっとカモも好き)
今回の「カモしゃん入田式」は、ふるさと島根定住財団のHP「しまっち!」や、地元・飯南町観光協会さんのHPなどで募集。20名以上の方が参加されていました。
かわいいカモとふれ合えるとあって、子ども連れで参加されてる方がほとんど。
集合場所の『道の駅頓原』から車を走らせること数分。「カモしゃん入田式」の会場となる田んぼへ。
当日は天気にも恵まれて、すがすがしい空気いっぱい!
主催は”うやまっち”こと、宇山さん
まずは今回のイベントの流れや作業の内容など、簡単なレクチャーから。今回の主催者である「うやまっち」の代表・宇山さんから説明を受けました。
といっても、作業内容はめちゃくちゃシンプルで、「田んぼに鳥獣除けのテグス(釣り糸)を張り巡らせる」だけ。そんで完成したら、赤ちゃんのカモを田んぼに放します。
テグスを取り付ける様子も実演してもらいました。
簡単そうに糸を支柱に巻いて、道具を使わず摩擦熱でプチっと切りますが、実際やってみると案外これが難しかった・・・。
「とにかく外れないようにしてもらえればOK!」の言葉を、超絶に鵜呑みして田んぼへGO!
ちなみに、宇山さんが「アイガモ農法」を始めたのは今から十数年前。
化学肥料によって、作業ができないほど手が荒れ、それを機にアイガモ農法をスタート。
以来、農薬を使わないアイガモ農法を続けています。宇山さんが作るお米は「カモしゃん米」として、ある種の“飯南町ブランド”になっているそう。
今回のイベントはこの「カモしゃん米」のお土産付きと聞いていたので俄然やる気が出る、私と編集部あつきち!
あつきち「カモしゃんは私が守る!」
意外とテグス張るのムズい・・・。けど協力プレーで乗り切った!
いよいよ田んぼへ。テグスを受け取り、軍手を付けたら作業開始。
田んぼの縦方向・横方向に糸を張ることで、格子状の“テグスバリア”を作っていきます。まずは横方向から、最後に縦方向に糸を張るといった具合。
これでカラスなどの鳥獣からアイガモたちを守るんですね~。
しかし!
このテグス、ツルツル滑って縛りにくい・・・ので、外れないようにグルグルに。
加えて、光を吸収する黒色なので、かなり見えにくい。
悪戦苦闘しながらも作業を進めていきます。家族でやる方が多かったですが、声をかけてチームプレーでやる方もいました。
今回のイベント、出雲市や松江市から、それに地元の飯南町から参加の方も。話を聞くと、飯南町在住でもUターンだったり、Iターンだったりで、“農作業をあまりしたことない方”も多かったみたい。
作業はシンプルですが、アイガモ農法にふれられるので充分、農業体験ですよね!
編集部あつきちも、米子市のネギ畑近くの出身ながら、農作業は未経験。(長靴にすらテンション上がってた)
周りの人にやり方を聞いたり、手伝ってもらったりして進めていきます。
田んぼの周りにはバンザイしてる人たち。
シュールな光景ですが、糸が絡まないように持ち上げている様子です。
子どもたちは焼き芋づくり
作業は編集部あつきちに任せて、私は田んぼの近くをウロウロ。すると「今から焼き芋作りまーす!子どもたち集まれ~」とのアナウンス。
行こ。
宇山さんはアイガモ農法によるお米栽培のほかに、サツマイモ(紅はるか)も育ててるみたい。
これが焼き芋にすると、さらにとんでもなくおいしくなるそう。
絶対食べたい。
稲のもみ殻を使った炭「くん炭」製造中の容器の中へ、アルミホイルを巻いたサツマイモを投入。できあがりが楽しみ~♪
今回の取り組みは「しまね田舎ツーリズム」の一環
今回、ラズダ編集部がお邪魔した「カモしゃん入田式」は、「しまね田舎ツーリズム」に登録されている”うやまっち”さんが主催する農業体験プログラム。
「しまね田舎ツーリズム」は、島根県内の農村・漁村に住む地元の人と交流し、様々な体験が楽しめるプログラムのこと。地域の歴史・文化、そして人とふれ合えるあったか~い取り組み。
県外者メインな感じもしますが、島根やお隣・鳥取県からの参加もウェルカムとのこと。興味ある方はHPを見てみて!
“テグスバリア”コンプリート!いよいよ赤ちゃんアイガモたちが田んぼへ
作業開始から約2時間。テグス張りが完了!
2時間と書くと長いですが、実際は参加者の人とお話したり、テグスが結べなくて四苦八苦したりしてたら、あっという間でした(編集部あつきち談)。
「そろそろカモちゃん、放しますよ~」
あつきち「え!どこ!?カモちゃんはドコ!?」
食いつきがスゴイ・・・。
一人ずつ赤ちゃんカモを手渡しで受け取り、そ~っと田んぼへ。
遠目からでも、明らかにうれしそうにしてる編集部あつきち↓↓
あつきち「頑張って働くんよ~!」
目線が母になっとるよ・・・。
大人の両手の平に収まるほどのかわいらしい赤ちゃんカモ。子どもたちもカモを田んぼへ放していきます(みんな表情が真剣)。
カモたちは朝から日中は田んぼで、害虫を食べたり、草を食べたり。夜になると小屋へ戻っていきます。だいたいお盆ごろまで活躍してくれるそうですよ。
作業終了!お待ちかねの焼き芋&ごはん
カモちゃんを田んぼへ放し終わった後、ちょうど焼き芋ができあがりました!
芯までホクホクで、蜜もたっぷり!
いしやん「どう?」
あつきち「・・・」
いしやん「やっぱメチャクチャ甘いの?」
あつきち「・・・(黙々と食らう)」
おいしそうで何より!
★実際、メチャクチャ甘かったです。いやもう、スイーツですよ。ねっとりとした口あたりで、口に入れる前から甘~い香りがふわり。焼き芋を食べられただけでも、参加した甲斐あったと思えるほどに!
【予告】今年の秋には「しまね田舎ツーリズム」で芋掘りも開催予定
今回はアイガモ農法のお手伝いイベントでしたが、「しまね田舎ツーリズム」登録団体でもある「うやまっち」では、もみ殻を使った燻炭(くんたん)づくりも実施中。
さらに今回、焼き芋でいただいた「紅はるか」の収穫体験を今秋開催みたいですよ。「しまね田舎ツーリズム」のHP、または関係人口マッチング・交流サイト「しまっち!」をチェックしてみて。
宇山さんとアイガモたちが育てた「カモしゃん米」と、周辺の養鶏場からいただいた卵。卵かけごはんでいただきました。
シンプルなだけに、米の甘みや卵の味わいが楽しめて・・・
は、箸が勝手に進む!
さらに、宇山さんとこでとれた「紅はるか」のお汁と天ぷら。天ぷらはそのまま揚げたものと、焼き芋を揚げたものと2種類。
焼き芋の天ぷらのおいしいことったら!甘いし、香りもいいしで最高!
お土産いただいて終了!プチ農業体験で気分ものびのび~
お昼ご飯を終えて、今回の農業体験イベント「カモしゃん入田式」は終了。終了後に主催者の宇山さんから少しお話を伺いました。
アイガモ農法は農薬を使わない農法のため、環境はもちろん、体にもやさしい農法。ですが、その分めっちゃ手間がかかるみたい。田んぼ周辺の草刈りなどの通常の農作業に加えて、さらにカモちゃんたちのお世話もありますもんね。
つまり、シンプルに手が足りない!
ってわけで「しまね田舎ツーリズム」や、ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」で“お手伝いさん”を募集したそうです。
確かに短い時間でも不慣れな農作業は、体力を使います。が、赤ちゃんカモとのふれ合いや、農家飯&焼き芋は絶品でしたし、結果とても楽しそうでした!
それに、今回のイベント参加をきっかけに、「また飯南町行ってみるか!」、「(スーパーで)これ飯南町産だ!」など、飯南町に興味を持っていただけるといいですよね~。
最後のあいさつの後、なんと焼き芋と「カモしゃん米」のお土産をいただきました!
あつきち「カモしゃん、私、おいしく食べるから!」
ちょっとの時間だけでしたが、おいしいご飯も食べられたし、自然の中で過ごせたし、気分もリフレッシュできたみたい。
“いつもと違う”ことをするだけでも、気分転換になりますね。また、おもしろそうなイベント見つけたら参加したいと思います!
宇山さん、カモちゃんたち、ありがとうございますm(__)m
「しまね田舎ツーリズム」ではいろんな体験、あります
「しまね田舎ツーリズム」では、農業や漁業といった体験のほかに、農家への宿泊体験、ちょっとした手作り料理体験など、いろんなプログラムが登録されているみたい。
季節限定のほかに、随時受付中のプログラムもあるみたいなので、HPをのぞいてみて。お出かけ先がマンネリ化気味のファミリーなどにもオススメですよ!
また、今回体験した”うやまっち”の農業体験や、飯南町観光協会さんの様々な体験プログラムも掲載されてるHP「しまっち!」もチェックしてみてね~。
詳しくはこちら①》しまね田舎ツーリズム ポータルサイト おいでよ!しまね
詳しくはこちら②》しまっち!ー島根関係人口マッチング・交流サイト
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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