喫茶店なのに“お風呂屋さん”もやってる『ポパイ』。そのワケは?

編集部あつきち
編集部あつきち

「お風呂あります」の看板がある境港市の喫茶店『ポパイ』

こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部あつきちです。

境港市の漁港近くにある『ポパイ』って喫茶店、ご存知ですか?

創業47年、老舗中の老舗である名喫茶『ポパイ』。

夫婦二人三脚で営んでおられます。

『ポパイ』の名前は港町であることから、この名前がつけられているんだそう。

「喫茶店といえば!」な、このレトロな雰囲気。テーブルは老舗喫茶の名物的存在「ゲームテーブル」。

何だかんだ、この雰囲気が一番落ち着く。

『ポパイ』ではモーニング、ランチが楽しめますが、中でもオススメはもちろん魚の定食!

焼き魚定食や白身魚フライ定食のほか、からあげ定食などの肉系、カレーライス、迷うほどメニューがいろいろ。

一見、普通のレトロな喫茶店かと、思いきや・・・

風呂屋もやってる。

(ど、どういうこと!?)

『ポパイ』の場所、駐車場

喫茶店『ポパイ』の住所は境港市相生町34。オレンジと緑色の店看板が目印。駐車場は店のすぐ隣にあります。

営業時間は6時~14時、土曜は6時~13時、日曜・祝日は6時~11時まで。休まず営業中。

まさか本当にお風呂が?真実は自分の目で確かめる

ど~しても気になる「お風呂あります。」の文字。遊び心あふれる店主のジョークなのか、「お風呂」にちなんだメニューがあるのか・・・。

でも、外の看板には温泉マークと「ゆ」の文字。どう考えても、あの「お風呂」だよなぁ~。

お店の中をキョロキョロ。でも「お風呂」は見当たらない。

きっと、カウンターの奥に秘密がある!(なんだか、探偵の気分になってきた。)

そこでカウンターのお母ちゃんに聞いてみました。

私「お風呂、見せて!!!」

お母ちゃん「どうぞ、どうぞ~♪」

お母ちゃんとは初対面でしたが、とっても親切。

では遠慮なく、お邪魔します!!

\喫茶店の不思議な光景1/

私「ほ、本当にお風呂だ。」

しかも、一番奥の部屋に驚きの光景が!

\喫茶店の不思議な光景2/

コインランドリー!?

洗濯機と乾燥機が10台くらいズラッと並んでました。喫茶店の裏にあるとは思えない不思議な世界線。

ごく普通の喫茶店の奥に、コインランドリーのような光景。

なぜでしょうか??

【ヒント】
『ポパイ』があるのは、港街・境港市の船乗り場の前。

もう、答えが分かった方もおられるのではないでしょうか?

ポパイ夫婦のやさしさが詰まった47年の歴史

『ポパイ』の店前にある漁港。

実はこの場所、昔は「競場(せりば)」だったそうです。

『ポパイ』ができた47年前は漁港ではなく競場がありました。『ポパイ』開店から7年後くらいになると、競のトラックのサイズも段々と大きくなり、この場所では小回りなどが利かなくなってしまったことから競場が移転したそう。(ポパイのお母さん説)

競場の移転後、競場があった場所は船着き場として船乗りさんが行き来するように。

するとどうでしょう!

『ポパイ』のお客さんも、競の商売人から船乗りさんが増えていきました。「船乗り」さんといえば

1.船乗りさんは、朝が早い!
2.毎日海に出る船乗りさんは、着替えが必要!

『ポパイ』にお風呂や、洗濯・乾燥機があるのは、“船乗りさんに使ってもらうため”だったんです。営業時間も船乗りさんに合わせて、6時と早朝からお店を開けています。

商売人がお客さんだった47年前、当時お風呂は必要ないけれど「自動販売機」がない時代。

そんな時に「気軽にコーヒーを飲めるところを作ってあげたい」という思いで、喫茶『ポパイ』を夫婦で始められたんだとか。

当時のことを思い出すように、お母さんに話していただきました。

その時その時のお客さんに合わせて、『ポパイ』の歴史もつくられていったんですね~。

漁から戻った漁師さんが朝からビールを飲んでいる姿も、『ポパイ』ならではの光景かも。

ちなみに、お風呂を始めた当初はお湯を沸かしていましたが、今はシャワーのみの営業になっています。お風呂は2組分(2つ)あり、石鹸&シャンプー&タオル備え付きで300円。洗濯1回200円、洗剤は50円で販売中。

『ポパイ』の物語はまだまだ続く!

境港市の名物喫茶、ぜひ行ってみてくださいね~。

ポパイ

ポパイ
電 話:0859-44-3734
住 所:鳥取県境港市相生町34 [MAP]
営 業:6:00~14:00、土曜6:00~13:00、日曜・祝日6:00~11:00
休 み:なし
駐 車:5台

【撮影裏話】
この日は、周辺で撮影だったためお昼を食べに、たまたま『ポパイ』へ。

お風呂の正体も分かったし、短時間でステキなお話も聞くことができたので特した気分に!

お母さんの人柄も相まって、私はすっかり『ポパイ』のファンになりました!

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この記事を書いた人
編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

編集部あつきち

日刊webラズダ編集部。鳥取県出身の元栄養士でありながらもっぱら食べる専門。
食べること、週末のビールをモチベーションに日々の業務に取り組んでいる(らしい)。好きな食べ物は大豆製品。最近のブームは焼肉。

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