米子でサボテン、食べてみませんか?
カルパッチョに串焼きにアイス!? サボテンの可能性は無限大
こんにちは! 山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部あつきちです。
突然ですがみなさん、
サボテン食べてみたくないですか?
サボテンというと家に飾ったりして「見て楽しむもの=観葉植物」が当たり前の存在と思いがちですが、実は、食べられる「食用サボテン」ってのがあるんです。
といっても、どこで食べられるか分からないし、そもそも、“おいしいの?”なんて疑問を持つ方が多いハズ。
その疑問、この方に答えてもらいましょう。
米子市にある植物屋『ぼたデザイン』の店主・TAKAさんです。
見た目はちょっぴり怖そうだけど、サングラスを外せばやさしいお兄さん。(サングラス着用時が普段のワークスタイル)
そんなTAKAさんは、植物に対してものすご~く真面目なお方。自身の店舗である『ぼたデザイン』では、植物の販売のほか、植物をかっこよくデザインする「デザイン植栽」のオーダーメイド、SNSを活用しての発信、イベントを主催したりなどとにかく活動的!
次から次へと新しいことに挑戦されているTAKAさんですが、ある時、TAKAさんから、
「こんにちは。お世話になります。サボテン食べてみたくないですか?」
といった、真剣なのかおふざけなのか分からない絶妙な連絡が。聞いてみたところ、食用サボテンの魅力を山陰に広めたい! との思いで「食べるサボテン」の活動を開始されたそう。
即座に私は、「食べてみたいです!」 と返答しました!
食用サボテンってどんなサボテン?トゲはあるの?
サボテンと言えばメキシコが有名ですが、「ノパル」と呼ばれる食用のサボテンがあるそうです。
それがこちら↓
見た目はうちわのような平べったい形。主に春~秋にかけて仕入れられる食用サボテンで、食べられるのは新芽の部分だけ。
メキシコでは日常的に食べられている「ノパル」ですが、実は日本でも愛知県春日井市の給食にサボテンが登場してるとか。
TAKAさんはまず、“サボテンを食べるきっかけ”作りとして、月1回「サボテンを食べられる日」を米子市内の飲食店2ヶ所で実施中。
米子市内の2店舗でサボテンを食べられる。 次のチャンスは8月29日(月)
「食べるサボテン」メニューを考案・提供しているお店は現在以下の2店舗。
米子市新開の『BALふりーだむ』
米子市旗ヶ崎『Casual Dining FUNP』
『Casual Dining FUNP』にたくさんお客さんが来る肉の日(29日)に合わせ、毎月1日だけサボテン提供日「サボテンフェア」を実験的に行っているそう。
次のサボテンフェアは8月29日(月)!
『Casual Dining FUNP』、『BALふりーだむ』ともに営業時間内(昼・夜)に味わえますよ。
ぜひ、サボテンを食べに行ってみて!
気になるけど…サボテンっておいしいの?
サボテン、食べてみたいけど実際どんな料理?おいしいの?
その疑問、私が解消してみましょう!
サボテンを食べるなんて概念がないから食感に味、体への影響とか、気になることいっぱい。
そんな夏のある日、食べるサボテン会議!? が『BALふりーだむ』で行われるとので、試食会に私も参加してきました。
夜は23時まで営業している『BALふりーだむ』。明かりがついていれば営業中の証拠。バルが考案するサボテンメニューがこちら↓
- メキシカンカレー
- トマトとサボテンのチーズ挟み焼き
- 鶏肉とサボテンのカルパッチョ
- サボテンの天ぷら
- サボテンアイス
『BALふりーだむ』の名物は昼夜ともにカレー。そのほか、カルパッチョやチーズチュイルといった人気メニューと、サボテンとの合わせ技にも注目!
この中から私はカルパッチョと天ぷら、アイスをいただきました。
なんと食用サボテン、ピーラーなどでトゲを取れさえすれば、生食がいけちゃうらしい!
まずはカルパッチョ。わたくし、人生初めてのサボテン料理がまさかカルパッチョになるとは思いもしませんでした。
ね、粘り気がある!!
ピーマンのような食感を想像して食べたらまったく違う食感。オクラみたいな、アロエのような。
見た目も味もカルパッチョなんだけど、粘り気があるので不思議な感覚。鶏むね肉、ソースともに相性良くてビックリ!
お次はサボテンの天ぷら。これ出された時にはサボテンなんて絶対に分かりません。
ワサビ塩でいただきます。サボテンは少~し酸味もあるので、酸味が好きな人はちょっとクセになる味わいかも。
おいしいだけじゃない「食用サボテン」の魅力
食用サボテンのスゴイところは栄養価にも。実は食用サボテン、食物繊維やビタミン類、ミネラル、ポリフェノールといった、豊富な栄養素が含まれているのだそうです。疲労回復や精神安定、整腸作用といった、体にうれしい効果がいっぱい。
「万能食材」として取り上げられているサイトもチラホラありました。
どのメニューを食べてみたいですか?
こうやって見てみると、和・洋いろんな料理に合うのかな~ということが分かります。
生食をはじめ焼き、揚げ物など調理法も様々。料理に彩りも与えてくれますね。
みなさんはどんなサボテン料理が食べてみたい?
とはいっても、「サボテンを食べてる感」も欲しいですよね。
例えば、お祭りの屋台とかで見る「キュウリの一本漬け」ならぬ、「サボテンの一本漬け」とか(笑)。
いい意味で“味の主張がない”サボテン。
「生食が一番サボテンをダイレクトに味わえて楽しいよね。」とか、「夏場はソーメンとか合うんじゃない?」とか、サボテン会議は深夜にまで至り・・・。
可能性広がる食用サボテンの今後は、山陰でどんな広がりを見せるのか!?!?
なかなかリアルな感想を伝えることはむずかしいので、「サボテン食べてみたい!」という方は、ぜひ明日の29日に各店舗へ、食べに行ってみてください!
みなさんだったら、どんなサボテン料理が食べてみたいですか?
BALふりーだむ
バルフリーダム
電 話:090-6844-3726
住 所:鳥取県米子市新開7-20-2 [MAP]
営 業:11:00~23:00
休 み:不定休
駐 車:あり
情 報:Instagram
Casual Dining FUNP
カジュアルダイニングファンプ
電 話:0859-57-5311
住 所:鳥取県米子市旗ヶ崎2030-2 [MAP]
営 業:11:00~14:30,18:00~22:00
休 み:月曜(29日・祝日の場合営業、翌平日休み)、そのほか臨時休業あり
駐 車:あり
情 報:HP Instagram
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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