出雲市・木綿街道に文化財の一棟貸し宿『RITA』がオープン
日本酒の蔵元に泊まる大人のしまね旅。登録文化財の一棟貸し宿『RITA』が木綿街道にオープン
江戸から明治時代にかけ、木綿の流通で栄えた出雲市平田町の「木綿街道」。
昔ながらの町屋が軒を連ねるなど、今でも当時の面影が色濃く残る風情ある街並みが魅力。県内屈指の人気観光スポットとなっています。
そんなレトロな街並みに溶け込むように立つ、造り酒屋の土蔵が1棟貸しの宿泊施設に変身。
1日1組限定の宿『RITA(リタ)出雲平田 酒持田蔵』です。
『RITA 出雲平田 酒持田蔵』の場所・アクセス
『RITA 出雲平田 酒持田蔵』があるのは、出雲市平田町の「木綿街道」の一角。街道唯一の酒蔵で100年以上続く老舗『酒持田本店』の向かいにあります。
車の場合、出雲空港から約15分、山陰道・宍道ICより約20分。無料駐車場を完備しています。
公共交通機関利用の場合、一畑電車「雲州平田駅」から徒歩で約10分です。
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登録文化財をリノベした趣ある空間。くつろぎの宿で日本酒の魅力にふれてみて
明治10年創業、出雲市平田エリアで酒造りを続ける唯一の蔵元『酒持田本店』。その土蔵をリノベーションして誕生したのが『RITA出雲平田 酒持田蔵』です。
昭和初期に建てられた出雲の伝統様式の建物は、『酒持田本店』の店舗や酒蔵とともに、国登録有形文化財に指定。由緒正しき歴史的建造物なんですよ。
1階はリビング、2階が寝室。おまけに隠れ家のような地下室まで。
室内は、天井の大きな梁など歴史の風合いを感じられます。誰にも邪魔されず「暮らすように泊まる」を体験できますよ。
こちらのお宿、雰囲気だけじゃなく、日本酒の魅力を余すところなく堪能できる、老舗造り酒屋ならではの体験も魅力!
街道内のイタリアンと連携した「ペアリングディナー」で日本酒の新たな魅力を発見
日本酒の奥深い世界を楽しめる体験、まずは夕食から。
ディナータイムには、歩いてすぐのレストラン『trattoria814』へ。出雲のオーガニック農家から仕入れた新鮮な野菜を中心に、厳選したオリーブオイルや塩など、素材にこだわった料理を提供する人気イタリアンです。
こちらでは約10品の絶品イタリアンと、『酒持田本店』の日本酒6種ほどの「ペアリングディナー」を堪能できます。
ペアリングする日本酒は、『trattoria814』のシェフと酒持田本店のスタッフが、ひと皿ひと皿に合う選びに選び抜いた一杯。
秋にはひやおろし、冬にはできたての新酒などなど。季節ごとのお酒をはじめ、酒蔵で熟成した古酒などを堪能できます。めちゃ贅沢ですね!
日本酒とイタリアン、意外と相性いいんですよね~。
日本酒をただ飲むだけじゃなくて、料理と合わせることで、日本酒の新たな価値観と出会って、日本酒の楽しみ方が広がっていきそう!
あまり飲まないって人には、日本酒にハマるきっかけにもなっちゃうかも。
夜は「日本酒風呂」でゆったりリラックス
日本酒の魅力に触れる体験は、ディナー以外にも。
浴室には、湯船に入浴剤のように入れて使う「入浴酒」が用意されています。日本酒に多く含まれるアミノ酸は、保湿効果が高く、旨味成分には肌にハリを与える効果があるんだとか。
この入浴酒は、島根県産業技術センター協力のもと、『酒持田本店』の日本酒10種から美容成分を抽出し完成させた『RITA』のオリジナル。
1棟貸しのプライベートな空間に浸りながら、ゆるりと贅沢なバスタイムを満喫~。旅の疲れがたちまち吹き飛びそう。
朝食は醤油店にお邪魔してほっこり家庭的な地産地消ごはん
さてさて、日本酒の魅力に触れながらゆったりとした夜を過ごし、心地よく迎えた翌日の朝。
おいしい朝食が待っているのは、なんと2軒隣にある老舗醤油蔵『持田醤油店』のご自宅なんです!
提供されるのは、『持田醤油店』の再仕込み醤油を使った「焼きおにぎり」、宍道湖産しじみの汁、やさしい味わいの煮物などなど。持田家で手作りされた家庭的で温かみのあるホッとする和の朝ごはんです。
かつて平田地域の”流通の道”であった船川を臨むお部屋で過ごす朝時間。木綿街道の新旧を知り尽くしたおかみさんとの会話も楽しい!
田舎のおばあちゃんのお家に遊びに来た時のような、ほっこり癒しのひと時。ほかでは中々味わえない貴重な体験ですね。
新施設だけど、どこか懐かしくて心がぽかぽか温かくなるような『RITA』。この土地ならではの風土や日常を感じたり、新たな日本酒の魅力に出会えるお宿で、豊かな旅時間をお過ごしください。
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タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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