隠岐・知夫里島でひとり旅。大自然と一体になる心地いい島旅へ

編集部かの
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絶景、道路の牛、港が見える神社…初めてだらけの秘境・知夫里島

山陰から一番近い有人離島・隠岐。自然の絶景に、おいしい魚介グルメなど、魅力たっぷりのワンダーアイランド。

だけど「一度は行きたい!けど、中々機会がない・・・」という方も少なくないのでは?

かく言う私も松江市出身・在住なのに、一度も隠岐へ行ったことがなく、

  • なんとなく遠そう
  • ローソク島とか牛がたくさんいるところがある
  • 昔、天皇が流されたところ

くらいの浅~い知識しか持ち合わせていませんでした。

そんな中、取材で隠岐に行ける機会が!「これはチャンスだ!」と思い、人生初の隠岐へ行ってきました!

【前置き】隠岐の島について

私たちが「隠岐」と呼んでいる隠岐諸島は、島後と、島前3島(西ノ島、中ノ島、知夫里島)の4つの有人島と、その他約180の無人島で構成。

今回は、その中でも隠岐諸島の有人島で一番小さい「知夫里島」について、体験した様子をレポート!

知夫里島について

隠岐4島の中でも一番小さい「知夫里島(ちぶりじま)」。人口は約600人で、島で放牧されている牛の頭数と同じくらいだそう。

知夫里島への行き方は
●本土(七類港・境港)からフェリー
●隠岐のほかの島からの内航船

の2パターン。

実は隠岐4島の中でもっとも本土に近く、松江市美保関町の七類港からは約2時間で行けちゃいます。

私は今回、お隣の中ノ島(海士町)からの内航船で行ってきました。(20~30分程度)

知夫里島の絶景・大自然・空気を丸ごと満喫!

360度見渡す限りの絶景・赤ハゲ山

知夫里島最高峰の赤ハゲ山は、標高325m。展望台からは360度の大パノラマが楽しめます。

上ってきた道を見下ろすと、なんだか日本じゃないみたいな雄大な景色・・・!

この日は風も穏やかで、ゆったりとこの絶景を満喫できました。

私はジャンボタクシーで行きましたが、観光協会が貸し出しているe-BIKEで上ることも可能。

空気を感じて景色を楽しみたい方にはオススメです!

展望台の足元には矢印があり、それぞれの方向にある地名が書いてありました。

「島根半島」や「竹島」から、「モンゴル」「地中海」のようにさすがに見えないでしょ!とツッコミたくなるような場所も。

そしてこの展望台には、望遠鏡も設置されています。

個人的にこういった年季の入った雰囲気が好きなので、内心テンション爆上がり。

望遠鏡は無料なので誰でも利用できますが、この年季・・・。ちゃんと覗けるかどうかは・・・、ぜひ現地に行って確認してみてください!

牛には車も道路も関係なし。たまにほかの動物も…

知夫里島は島のほとんどが放牧場!

車が来ても牛はお構いなしです。タクシーの運転手さんが「ちょっとどいてごせ~。あれ、動かんなぁ。」と苦戦しているのも知夫里島の楽しみのひとつ。

そのおかげで、どいてくれた牛さんを窓からこんな近くで見られました。

そして、たまに牛に混ざってほかの動物も見られるそう。

ちなみに島には牛が約600頭、タヌキが2000匹以上、馬が2頭いるので、馬を見ることができたらとてもラッキーかも?

手すりがないのは転落防止のため?・知夫赤壁

国の天然記念物にも指定されている絶景「赤壁(せきへき)」。

よく見ると、断崖絶壁なのに手すりがない!

現地のガイドさん曰く、海風での腐食により柵がすぐにダメになってしまうので、あえて付けていないんだそう。グラグラになった柵を信用しすぎて体重をかけてしまうとかえって危ないそうです。

断崖絶壁過ぎて、高所恐怖症の私は真下を撮影することができませんでした(汗)。

赤壁の前でパシャリ。この雄大さ伝わるかな~。

近くには机とイスもあるので、絶景を楽しみながら休憩するのもオススメ。

海が見える神社・天佐志比古命神社

1,000年以上の歴史がある天佐志比古命(あまさしひこのみことじんじゃ)神社。

知夫の一宮であることから、地元の方は「一宮(いっくう)さん」と呼んでいるのだとか。

よく見ると鳥居にも「一宮神社」と書いてあります。

階段を上って後ろを振り返ると、すぐそこに海が。神社が多くて海に囲まれている隠岐ならではの風景ですね。

神社の近くには、隠岐に配流された後醍醐天皇が腰かけたといわれる「おこしかけの石」も。

特に柵などはなく座ってみてもいいとのことでしたが、さすがに気が引けて遠慮しておきました。

個人的にツボだったのは、鳥居前の狛犬。

お母さん(?)の足の間にちょこんと座っている子狛犬ちゃん、かわいすぎる~。

結論・みんな隠岐に行くべき。

初めての隠岐、初めての知夫里島。率直な感想は、

「意外と近い!!そして、また来たい!!!」

文章や写真では伝えきれないこの空気を、友達や家族、この記事を読んでいる方にも味わってもらいたい!

『赤壁』に代表される有名観光地だけでなく、島民の生活に息づいている神社、牛待ちの時間などなど。何気ない場所、時間にこそ、隠岐の魅力は詰まっていました。

巡っている道中、車窓から見える景色や、漂うスローな空気感が、とにかく心地いい・・・。

そして、隠岐へ行くなら夏!というイメージも強いですが、実は秋もオススメ。天候が穏やかな日が多いため、夕日もキレイに見られるそうです。

この秋、隠岐への旅行はいかがでしょうか?

今回は書ききれなかったんですが、実は知夫里島以外の3島にも行ってきました。ほかの島についてもレポートを書きますので、ぜひお楽しみにしていてくださいね~。

隠岐に関するお出かけ計画は「隠岐の島旅 | 島根県隠岐4島の観光・旅行サイト【公式】」をチェック。

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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タウン情報ラズダ編集部

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食べることとカメラに夢中で、週末は美味しいものを食べに行くか写真を撮りに出かけまくっている。

新しい場所や定番スポットから、その辺の路地裏や穴場スポットまで、調べて気になった場所にはとりあえず行ってみるのがモットー。しかしキラキラしたこと・ものが苦手なためか、写真のトーンは暗めになりがち…。

特技は路地裏に住む野良猫と友達になること(らしい)。

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