隠岐・西ノ島でひとり旅。歴史ある神社と絶景で心をデトックス
海と山と牛とイカと…!? 絶景と不思議がいっぱいの西ノ島
こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部かのです。
島根出身&在住にもかかわらず、人生で初めて隠岐4島に行ってきた私。今回は「西ノ島」へ行ってきた現地の様子をレポートしていきます!
西ノ島について
島前3島のうち、一番大きい「西ノ島」。人口は約2800人で、島内には約900頭の牛と約50頭の馬が放牧されています。
そして隠岐4島で唯一、島の名前と町名が一致。覚えやすいですよね。
西ノ島への行き方は
●本土(七類港・境港)からフェリー
●隠岐のほかの島からの内航船
の2パターン。本土からは約2時間半で行けちゃいますよ。
絶景と不思議いっぱいのワンダーアイランド・西ノ島を探検!
焼火山(たくひさん)にある『焼火神社』
焼火山(たくひさん)は、島前最高峰の標高452m。
途中に鳥居と小さいお社があったり、港が見える開けた場所があったり。登っている時間も楽しめます。
道中はずっと階段なので、歩きやすい靴で行くのがオススメ!
そして焼火山の中腹あたりにあるのが『焼火神社』。駐車場から登山道(参道)を歩いて15分ほど。
「焼火」の名前は、海上から3つの火の玉が上がって、現在の社殿の場所に入ったという伝説が由来。
雰囲気があってメチャクチャかっこいい!
拝殿の斜め後ろにある本殿をよく見てみると、岩に穴が開いた部分に建てられています。
こんな狭いところにどうやって作ったの?そもそもこんな険しい場所にどうやって材料を運んだの!?
見れば見るほど不思議・・・!
本殿に行く途中で目に留まったのが、たくさん貼られた悪霊退散のお札。どうやら、安来の清水寺から比叡山まで、全国から集まったお札が貼られているみたい。
なんでこんなに貼ってあるのか気になる・・・!
イカだらけの神社『由良比女神社』
『由良比女(ゆらひめ)神社』は、島前の一宮。ガイドさんによると、「由良比女命」という名前の神様は、全国でもこの神社だけにしか祀られていないんだとか。
漁業神、海上守護神として信仰を集めたんだそう。
う~~ん、隠岐の神様って感じ。
鳥居をくぐって拝殿へ。
ここでガイドさんに言われてしめ縄の奥を見てみると…
イカめっちゃおる!
なんでも、この『由良比女神社』はイカが有名。イカが由良比女命に非礼を詫びにきた伝説があり、神社の目の前の浜は「イカ寄せの浜」と呼ばれているんだそう。
よく見ると、神社の入口から拝殿、さらには近くの森の中までイカばっかり!
さらに、灯籠にもイカ!
灯籠にはいろいろな動物が彫られていますが、イカが彫られているのは1ヶ所だけ。
『由良比女神社』にお参りした際は、ぜひその1匹を探してみてくださいね。
ランチはイカがおいしすぎる『あすか食堂』へ
お昼は、『由良比女神社』から車で2~3分の場所にある『あすか食堂』へ。
その日穫れたものによって内容が変わる、日替わりの「わがとこ定食」をいただきました。
この日のメインはイカ。
添えられていたショウガを醤油にたっぷり溶かしてパクリ。ねっとり濃厚な味にショウガがアクセントになって、ご飯がすすむすすむ。
お隣の東京から来たお客さんは、「普段食べているイカと全然違う・・・」と感動していた様子。
松江にいると中々食べないアカモクも。
定食の小鉢一つとっても、隠岐を感じられました。
曇りでも幻想的な絶景スポット『摩天崖(まてんがい)』
隠岐についてほとんど知識がなかった私でさえ知っていた摩天崖。
あの絶景が見られる!とワクワクしながら到着すると、
メチャクチャ曇っとる!
もう笑うしかないくらいどん曇りでした(笑)。
しかし、ガイドさんからひと言。
「ガイドブックやサイトには晴れた日の絶景しか載っていないから、逆にレアですよ!」
その言葉を聞いて、
「確かに!その場に実際に行かないと楽しめない景色だ!」と、曇りの景色も楽しめました。
奇岩、絶壁が見られる「国賀(くにが)海岸」
続いて、摩天崖から降りて海岸沿いへ。
西ノ島町の西側に位置する国賀海岸は、日本海側の激しい波を受けたダイナミックな景勝地。波や風によって削られた崖や奇岩が多く見られます。
そして、この国賀海岸の岩場にあるのが『国賀神社』。ゴツゴツした岩場にポツンとある鳥居が目印です。
削られた岩のくぼみをうまく使ってお社が立っていました。
小さいけどとてもいい雰囲気。
国賀神社から歩いて2~3分の場所にあるのが「通天橋(つうてんきょう)」。
写真で見るよりもずっとダイナミック!
西ノ島町に行かれたら必見の絶景ポイントです。波の浸食がすすんでいくとアーチになっているところが崩れてしまうので、つながっている今のうちに見ておきましょう!
曇っていても楽しめる!これこそ「西ノ島」の醍醐味!
旅に想定外の出来事はつきもの。絶景を見に行ったのに、雲に覆われて何も見えないことだってあります。
綺麗な景色が見られたらもちろんうれしい。
けど、旅の醍醐味は、訪れたその日にしか味わえない空気を丸ごと楽しむこと!
ステキなガイドさんのおかげでそのことに気づけました。でも、摩天崖はいつかリベンジしに行きます(小声)。
皆さんもぜひ、全身で隠岐の空気を楽しみに行ってみてください!
隠岐に関するお出かけ計画は「隠岐の島旅 | 島根県隠岐4島の観光・旅行サイト【公式】」をチェック。
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部かの
食べることとカメラに夢中で、週末は美味しいものを食べに行くか写真を撮りに出かけまくっている。
新しい場所や定番スポットから、その辺の路地裏や穴場スポットまで、調べて気になった場所にはとりあえず行ってみるのがモットー。しかしキラキラしたこと・ものが苦手なためか、写真のトーンは暗めになりがち…。
特技は路地裏に住む野良猫と友達になること(らしい)。
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