島の玄関口・隠岐の島町。知れば知るほどハマる隠岐の不思議な魅力とは?

編集部かの
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観光スポットも豊富な隠岐諸島の玄関口、隠岐の島町でひとり旅

こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部かのです。

隠岐諸島の中でも、『ローソク島』の絶景、夏のアクティビティなど、観光の定番スポットである「隠岐の島町」。ほかの島は行っていないけど、島後(隠岐の島町)だけは行ったことある!って方も多いかも。

今回は、そんな隠岐の島町の定番スポットから現地で知った豆知識など、隠岐の島町へ初上陸した私がレポート!

【はじめに】隠岐の島町について

隠岐4島で最も面積が大きく人口も多い「隠岐の島町」。1島1町の自治体なので、島後全体が「隠岐の島町」です。

ですが、島の名前が「隠岐の島」という訳ではありません。みなさん知っていましたか?

何を隠そう隠岐初心者の私、島根県民のくせに島後=隠岐の島だと勘違いしておりました・・・!

島前3島にはそれぞれ名前があるのに、島後は「島後」って呼ぶんですね。なんだかおもしろい・・・!

隠岐の島町へのアクセス

ちなみに、隠岐の島町への行き方は、

  1. 本土(七類港・境港)からフェリー
  2. 飛行機

の2パターン。隠岐世界ジオパーク空港があるので、都市部からのアクセスもバッチリ!

隠岐の島町で体験したこと

まずは西郷港近くで腹ごしらえ

隠岐の島町・西郷港に到着し、まずは腹ごしらえ。

港のすぐ近くにある『フィッシャーマンズ・ワーフ隠岐』へ。1階では魚介類やお土産などを売っており、2階がレストランになっています。

港や海を見ながらゆったり食事を楽しめますよ。

この日いただいたのは、旬の食材をふんだんに使った「海鮮丼」。

タイやマルゴ、イカやタコといった隠岐で獲れた魚介がたっぷり。

玉若酢命神社

腹ごしらえが済んだら、車で5分ほど移動して『玉若酢命(たまわかすみこと)神社』へ。

隠岐の開拓に関わったとされる玉若酢命を祀る島後で最古の神社。本殿は隠岐特有の建築様式である隠岐造り

鳥居を抜けた先には、国指定重要文化財の「隋神門(ずいしんもん)」

格子の内側に通路を挟み、左大臣と右大臣がそれぞれ向かい合って座っています。一般的には正面を向いていることが多く、向かい合っているのは隠岐の特徴なんだそう。

隋神門を通り抜けると、存在感抜群の「八百杉(やおすぎ)」が見えてきます。

写真を撮ろうと思っても画角に入りきらないくらいの大きさです。

樹齢はなんと約2000年!!自然の神秘と生命力を感じますね。

幹がもろくなってきてきているのか、倒れないように支えられていたんですが、八百杉が巨大すぎて支えている木の大きさも規格外。

ちなみに、八百杉の中には大蛇が住んでいる、なんて伝説も。確かにところどころ穴が空いているし、何かが住んでいてもおかしくないかも・・・。

『玉若酢命神社』を参拝する際に注目してほしいのが本殿へ続く階段。よく見ると、ほとんどがなだらかな坂道に。

実はこれ、神社で毎年6月5日に行われる「御霊会風流」で、馬入れ神事をする際、馬が駆け上がりやすいようにするためなんだそう。

狭い参道を馬と人が一気に駆け上がる迫力満点の馬入れ神事。一度は生で見てみたい!

壇鏡の滝

続いて、「日本の滝百選・日本名水百選」に選ばれている『壇鏡(だんきょう)の滝』へ。

滝に着くまでに川沿いの参道を歩いていきます。

大きな杉の木の間の鳥居をくぐって参道を進みます。

滝なので険しい山道を想像していましたが、なだらかで歩きやすい道でした!

川の水は底が見えるほど透き通っていました。

川には隠岐固有のオキサンショウウオが多数生息しているそう。

やさしいタクシーの運転手さんが川の方へ降りて探してくれましたが、残念ながら見つからず・・・。

参道は苔むした巨大な杉の木が立ち並び、まるで物語の世界に入り込んだかのような幻想的な世界。

参道の先の階段を進み、やっと滝にたどり着きました。

切り立った崖から流れ落ちる、約50mの滝は中々味わえない圧巻の景色!

滝の裏まで行くとさらに大迫力!

滝の水がミスト状になっていて、マイナスイオン~!

ケータイの電波は全く入らないので、たまには忙しい日常から切り離されたいという方にもオススメ。自然に囲まれた空間で思いっきりリフレッシュができます!

隠岐の守り神・水若酢神社

『水若酢(みずわかす)神社』は隠岐の一宮。『玉若酢命神社』と同様に「隠岐造り」で建てられています。

隠岐独自の神様で日本海鎮護にあたったと言われる水若酢命がご祭神。隠岐は日本の国防の最前線の地なので、海を守る神様を祀った神社が多いそうです。

この『水若酢神社』は、映画「渾身KON-SHIN」でも描かれた「隠岐古典相撲」が20年に一度行われます。

この隠岐古典相撲は神事として行われ、横綱がいないことが特徴。

また、同じ人と2回勝負をして、必ず1勝1敗にすることから「人情相撲」とも。

『水若酢神社』に参拝したらぜひ探してほしいのがだるまみくじ

箱の中にあふれんばかりのだるま、かわいい・・・。

よく見ると一つひとつ顔が違うので、お気に入りの子を見つけてお持ち帰りしちゃいましょう!

私はちょっとしかめっ面のこの子にしました。神社の本殿を背景にパシャリ。

ローソク島

隠岐の島町観光の締めくくりは、なんといってもローソク島!

ローソクの形をした岩の頂点に夕日が重なり、灯がともったように見える絶景は隠岐No.1の観光スポットと言っても過言ではないでしょう。

私も人生で初めての隠岐観光で一番楽しみにしていました

・・・が、なんと雲がかかって夕日は見られませんでした・・・。(泣)

クルーズ船の船長さんも、今年に入って見られない日はほとんどなかったとのこと。

もはや逆にスゴイ。

夕日で日が灯るローソク島は見られませんでしたが、夕日が出ていないからこそ見られるものを見せてくれました。

例えば、ローソク島の先端。よーく見てみると観音様の顔に見えませんか?

夕日が出ていると逆光になってしまうため、普段はあまり見えないそう。

そしてとても驚いたのが、裏側、つまり海側から見たローソク島。

観光サイトやガイドブックの写真は海をバックにしたローソク島がほとんど。なので、この角度からは現地に行かないと見られません。

画像を見ていただくと、下の方が細くなってきていることが分かります。

風雨によってできたローソク島は今もリアルタイムで侵食が進行中。実際に見てみると、不安になるくらい細かったので、みなさん今のうちに見にきましょう!

おまけ・あのコンビニとそっくりな売店

ローソク島遊覧船乗り場の休憩所内には、あのコンビニエンスストアとそっくりな売店が。一瞬見間違えました(笑)

こういう遊び心好きだなぁ~!

知れば知るほどハマってしまう隠岐。その魅力のワケは・・・?

今回人生で初めて隠岐の島町に行った私。帰ってきてすぐに「早くまた行きたい!!!」と思うほど、すっかり隠岐の魅力にハマってしまいました・・・。

では、隠岐の魅力とは何なのか。

それは、隠岐に住む人々やその方たちが作り出すなんとも言えない居心地の良さだと感じました。

隠岐でしか見られない絶景、アクティビティはもちろん魅力的。だけど、タクシーの運転手さんやガイドさん、船の船長さんのやさしくて居心地の良い空気感が隠岐の魅力をさらに引き出しているような気がします。

隠岐の空気をまるごと全身で感じたらリフレッシュできること間違いなし!

忙しい日々に疲れてしまった方、心と体を癒したい方はぜひ隠岐へ!

隠岐に関するお出かけ計画は「隠岐の島旅 | 島根県隠岐4島の観光・旅行サイト【公式】」をチェック。

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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タウン情報ラズダ編集部

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食べることとカメラに夢中で、週末は美味しいものを食べに行くか写真を撮りに出かけまくっている。

新しい場所や定番スポットから、その辺の路地裏や穴場スポットまで、調べて気になった場所にはとりあえず行ってみるのがモットー。しかしキラキラしたこと・ものが苦手なためか、写真のトーンは暗めになりがち…。

特技は路地裏に住む野良猫と友達になること(らしい)。

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