冬の訪れを知らせる琴浦町『転法輪寺』の大イチョウ

編集部あつきち
編集部あつきち

『転法輪寺』の大イチョウが色づくと町民は冬支度を始めるらしい

こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部あつきちです。

秋もクライマックス、一段と寒くなりましたね。11月中旬頃、まだ紅葉を楽しめていなかった私は、鳥取の琴浦町で見られる大イチョウを見に行ってきました!

・・・が。

(見頃が)まだだった!汗

けど、めちゃくちゃ大きくて見応えたっぷりでした。

(11月10日に訪問)

『転法輪寺』の場所、駐車場

『転法輪寺(てんぽうりんじ)』の住所は鳥取県東伯郡琴浦町別宮472。Googleマップ検索では「倉吉 転法輪寺」と入れるのがいいですよ。

琴浦東ICを降りて県道44号線から車で15分弱。

『転法輪寺』の駐車場もあります。

大イチョウが黄色に染まるのは12月はじめ頃。のんびり見頃を迎えます

境内入って右手に見える大イチョウの樹高は約27m!

黄色く染まった大~きな大イチョウを期待して行ったのですが、行ってみたらまだまだミドリで黄色くない・・・。

黄色くはなっていませんでしたが、ほかの木よりも圧倒的な存在感。すぐ気づけました。

見頃はいつなんだろうと、近くで作業中の町民の方に聞くと「転法輪寺のイチョウの色づきは遅いよ~」と返答が。

毎年少しずつ変わるけど、どうやら11月末~12月初旬にかけて黄色く色づくんだそう。

なので、イチョウが黄色くなると“町民の冬支度”が始まるんだとか!

『転法輪寺』の大イチョウは、“冬の訪れを知らせる季節の象徴”でした。

黄色い大イチョウが見られなかったのは残念だったけど、町民さんからとってもステキなお話を聞かせてもらえたな~と、大満足。

「鳥取県指定天然記念物」でもある『転法輪寺』の大イチョウ。その横には不思議な形をした木「ムクロジ」も。

『転法輪寺』のことを少しだけ

転法輪寺は、寺伝によれば承和年間(834~848)に慈覚大師が開いたと伝えられる天台宗の寺院で、天禄2(972)年に空也上人がこの地に立ち寄り、翌年、この地で亡くなったと伝えられています。時の円融天皇は上人の功徳のために精舎一宇を建立し、空也上人像を祀るお堂でしたが、後に転法輪寺の本堂とし、平成22年国の登録有形文化財として登録されました。空也上人は、醍醐天皇の皇子とされています。

引用:琴浦町観光協会ホームページより

何気なく行った場所が国の登録有形文化財だったとは。

また、昔『転法輪寺』では一匹の飼い猫がいたそうで、その由来もありお寺の入口には猫の彫刻が彫られています。

現地まで行かれた方は、ぜひ探してみてください。

琴浦町別宮の地区に大きく存在感を放つ大イチョウ。かつてあった台風で、大枝が折れてしまったところもあるみたいですが、堂々と立つ大イチョウの迫力は大物であること間違いなし。

きっと今頃は黄色くなって、この地区の“冬景色”が見られるかも。

転法輪寺

テンポウリンジ
住 所:鳥取県東伯郡琴浦町別宮472 [MAP]
駐 車:あり

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

★あなたからの情報提供お待ちしてます!

シェアする!
このエントリーをはてなブックマークに追加

鳥取・島根のお仕事情報

この記事を書いた人
編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

【あつきちの過去の記事一覧はこちら】

鳥取・島根のお仕事情報