江津市都野津町に古民家カフェOPEN間近!お店で使うイスづくりを編集部がお手伝い

編集部いしやん
編集部いしやん

母校・江津工業生たちと一緒に古書カフェづくりワークショップ

みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部いしやんです。

私の母校・江津工業の生徒さんも参加している、古民家カフェプロジェクトがあると聞いて、先日お邪魔してきました!

向かったのは江津市都野津(つのづ)町。現地へ着くと、そこにはたくさんの人、

よく見ると、みなさんで何か作っている様子・・・。

作っているのはイス。

というのも、この日は「つのづリノベーション」と題した古民家カフェワークショップの開催日。第4回となるワークショップでは、古民家古書カフェ『よしゑやし』で使うイスとテーブルの制作が行われていました。

ちなみに、今回もラズダのネタ元「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」で、ワークショップ参加者募集を見つけて、参加しました!

早速、イス作るよ!

作業を見ていると、ウズウズしてきたので、私もイスを作ってみることに!

まずはパーツの表面をやすりがけ。その後、パーツの一つひとつにニスを塗っていきます。

今回参加した「つのづリノベーション」の主催は、地域団体・都野津街並みの会。そこへ、地元の江津工業とポリテクカレッジ島根のみなさん、地域住民の方々が協力した古民家カフェプロジェクトです。

地域外から助っ人さんも駆けつけ、当日の参加者はなんと28名

高校生から地域の大先輩まで、幅広い年齢層の方がコミュニケーションをとりつつ制作に励んでいました。

ニス塗りの後は、いよいよパーツの組み立て。

「ボンドはつけ過ぎないようにしましょう!」など、各グループに付いた工業高校の生徒さん、ポリテクカレッジ島根の方からアドバイスを受けながら制作。

この歳になると、年下の方から指導を受けることが少ないので、ちょっと新鮮(笑)。

すぐに声をかけてくれたので助かりました~!

休憩タイム。ホットミルク、カフェオレなどでひと息入。

フーっと空を見上げたり、学生さんたちとおしゃべりしたり。のほほん~と。

今回組み立てたイス、実は江津工業にある最新のレーザー加工機で加工した部材を使用しています。

江津工業ではデジタルファブリケーション(通称:デジファブ)と呼ばれる、デジタルデータをもとにした、デジタル工作機での造形物制作にも注力。今回参加した生徒さんは、この“デジファブ”を専攻していて、担当の藤原先生のもと、各地でフィールドワークを実施しているそう。

(私が通っていた時にはなかった・・・。いいな~!)

部材の曲線、押した時のたわみなど、これらもすべて計算されたもの。

どこへ圧力がかかり、どんな風な影響が出るのか。そういった事象を織り込んだ設計となっています。

す、スゲー・・・!

(一脚、欲しい)

2022年5月始動のプロジェクト。第1回から皆勤賞の助っ人さんも

プロジェクトのきっかけは、2022年3月に行われた町歩きイベント「つぬさんぽ」。空き家を含めた町全体を使った企画で、当日は500名以上の方が参加。

その繋がりから空き家をリノベートして、拠点となる古民家古書カフェをオープンすることに。

2022年5月の解体からスタートし、今回のワークショップで4回目。これまでの活動では、断熱材を入れたり、内壁を塗ったり、床板をリユースしたり!

江津工業生やポリテクカレッジ島根の方、それに地域内外からの助っ人も交え、一緒に活動をしてきました。

中には第1回のワークショップから皆勤賞の方も。しかも広島県からご夫婦で参加!「自分たちで町の拠点をつくる」、確かに魅力的なフレーズかも。

参加者の方の中には以前、出雲市多伎町でいちじくの収穫時にお世話になった堀江さんが!

古民家カフェづくりと、いちじく。やっていることは違えど、まちづくりを目指す点では共感するところもありますよね~。

モノづくりが好き、若い人たちと交流してみたい。そんなライトな動機でも、古民家カフェを作っていくうち、自然と町に愛着が湧いてきそうですね。

実際、私も「自分で作ったイスがカフェ使われる」ってだけで、お店がオープンしたらまた来よう!ってなりましたし。

ひょっとして、そういったところから、関係人口と呼ばれる関係性は生まれてくるのかも?

お昼休憩は焚き火を囲みながらキーマカレー。町並み散歩も楽しいよ

午前中だけで、イスがこんなに完成!

並べてみると壮観な眺めですね~!

ワークショップはお昼付き。せっかくならと、ごちそうになることに。

会場は古民家カフェから少し離れた場所だったので、町ブラしつつ向かいます。

歩くと目につく立派な古い建物、そして赤い屋根。屋根瓦は「石州瓦」と呼ばれるこの地方の特産品。

かつての都野津町は、この石州瓦の中心生産地であり、「都野津商人」と言われる行商人の拠点だった場所。それだけに、立派な商家も多く残されています。

ですが、少子高齢化の波を受け、都野津町でも空き家が目立つ状態に。そこで、美しい町並みを後世に残すべく、活動しているのが今回のワークショップ主催者でもある都野津街並みの会。

お散歩イベント、古民家カフェワークショップなどを通して、地域課題の解決を目指しています。

都野津、歩いたことはほとんどなかった・・・。けど、実際歩いてみると、そこかしこにノスタルジーな町並みが広がっていて、お散歩好きにはたまらない場所でした!オススメですよ!

お昼会場に着くと、焚き火とキーマカレーがお待ちかね。

具材がゴロゴロ入ったキーマカレーを、焚き火にあたりながらいただきます。外で食べるカレーって最高ですね!

このキーマカレーは、古民家古書カフェ『よしゑやし』がオープンした際、メニューとして登場するみたい。楽しみ♪

デザートに、シュークリームも登場。甘いものでひと息入れつつ、しばらく談笑タイム。

屋外の開放的な空間も相まって、会場は和やかな雰囲気に。

オープンは3月中旬予定!その前にお散歩イベント「つぬさんぽ」もあるよ

お昼終わって、作業開始!

私はお昼までの参加でしたが、最終的にイス10脚とテーブル6台が完成しました~!

ワークショップはこれにて終了となり、以降は専門業者が内装などを工事していきます。

古民家古書カフェ『よしゑやし』は、2023年3月中旬オープン予定!

最終的にどんな雰囲気のお店になるのか、楽しみです♪

ワークショップ参加者のみなさん、おつかれさまでしたm(__)m

カフェオープンの直前には、都野津町の町歩きイベント「つぬさんぽ」が3月12日(日)に開催されます。

地域住民さんと江津工業生のみなさんが一緒に企画・運営するイベント。どんな催しがあるんでしょうか?

古民家カフェに加えて、町歩きイベント、3月は何かと都野津町が盛り上がっていきそうですね。みなさんもチェックしておいてくださ~い!

つぬさんぽ詳細》Instagram

ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?

今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団の新しいHP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!

過去にはこんなプロジェクトに参加してみました!

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この記事を書いた人
編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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