島根県大田市大森町に、図書＆カフェ＆コワーキングスペースを完備した施設『石見銀山まちを楽しくするライブラリー』がオープン。

大森町で義肢装具の製造・販売を手掛ける「中村ブレイス」と連携協定を結んだ島根県立大学が、古民家再生プロジェクトの一環としてオープン。

“学生と町民と観光客をつなぐ、新しい学びの場”として誕生したサテライトキャンパスで、学生さんが主体となって運営しています。

『石見銀山まちを楽しくするライブラリー』には、図書が並ぶほか、コワーキングスペース、さらにスイーツやドリンクを提供するカフェが併設。イベントやギャラリーも開催でき、多目的に利用することが可能です。

「本」をきっかけに、学生や地域住民、観光客が交流できる場としての機能が充実しています。大森町の地域活性化にもつながっていきそうな、なんだかワクワクする施設！

※本の貸し借りは行っていません。

2023年４月29日にオープンした『石見銀山まちを楽しくするライブラリー』。銀山川が流れる大森町のレトロな街並みに馴染んだ建物が印象的。ベーカリー『ベッカライ・コンディトライ ヒダカ』の隣にあります。

『石見銀山まちを楽しくするライブラリー』は、４月～11月の期間のみ、木・金・土・日曜の４日間限定で営業しています。12月～3月の営業は現在未定とのこと。

学生主体で運営するため、授業や試験などの状況により休館も場合もあるので、訪問前に公式HPで営業日をチェックしておくのがベター。[公式HP]

施設利用は無料ですが、本館２階にあるコワーキングスペースは有料（１時間300円）。

一見、図書館？と思ってしまいがちですが、一般的な図書館とはひと味違うのが『石見銀山まちを楽しくするライブラリー』！

図書が充実した施設内で、自由に本を読むことができて、ソファやテーブル席があるリラックス空間でゆっくり過ごせます。また、施設内にはカフェやコワーキングスペースも。

ライブラリーの中でも注目のスポットが２つあります。まずはこちら。↓

施設に入ってまず目に飛び込んでくるのが、やさしい光を放つ行燈をモチーフにした「行燈本棚（あんどんほんだな）」。館内に３つあります。

パッと見て表紙やタイトルが分かって、一冊一冊が丁寧に配置されているのがイイですね～。本のデザインや雰囲気からも、気になる一冊を見つけやすい！

「行燈本棚」には、“人生に影響を与えた本”をテーマに選抜された本が約200冊並んでいるみたい。

こちら↑は、石見銀山の坑道（間歩）に似せたスポット、その名も「えほんのどうくつ」。子ども向けの人気絵本200冊以上がセレクトされています。親子で来ても◎。

絵本の世界に入り込んだみたい！ 本探しに夢中になっちゃいますね！

気になる本を見つけたら、施設内のお気に入りの場所を見つけて読書を楽しみましょう。坪庭に面した縁側や、パラソルの下のソファ席など、様々な形の読書スペースを用意しています。

他の人と会話しやすいスペースもあり、自然と交流が生まれそう。

併設するカフェでは、学生が提案した地域の食材を使ったスイーツや、市内で焙煎したコーヒーが楽しめます。出雲市のお茶も用意。

近くにお住まいの方はもちろん、読書好きの方もぜひ行ってみてください！ 何かしら、地域とつながるきっかけを作れそう。

また、『石見銀山まちを楽しくするライブラリー』の公式HP内では、「今月の１冊」として本が紹介されています。本をきっかけに学生さんや地域の方と思わぬ出合いが待っているかもしれません。

石見銀山まちを楽しくするライブラリー

イワミギンザンマチヲタノシクスルライブラリー
電 話：0855-24-2201（公立大学法人島根県立大学 事務局企画調整課）
住 所：島根県大田市大森町ハ94 [MAP]
営 業：10:00～18:00
料 金：基本無料（2階コワーキングスペースは1時間300円）
休 み：月～水曜
駐 車：なし＊近くに大森代官所跡広場・石見銀山大森観光地案内所駐車場あり
情 報：HP  Instagram

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