どうもこんにちは、山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部のべーやんです。

行楽の秋。週末はどこかへ行きたいけど予定を立てる暇がない・・・という方も少なくないはず。

そこで！今年の秋は趣向を変えて、歌舞伎鑑賞に出かけてみませんか？

今週末の10月１日（日）、出雲市佐田町の『スサノオホール』では、歌舞伎公演「出雲歌舞伎むらくも座2023」が開催。

年に１度の公演なので、「神楽は観たことあるけど、歌舞伎は経験がない」という方にもオススメです。

「出雲歌舞伎むらくも座2023」の会場は『スサノオホール』。住所は島根県出雲市佐田町反邊1747-4。

一畑バスのバス停「出雲須佐」から徒歩２分。JR出雲市駅から車で約25分の場所にあります。

駐車場は146台分を完備。町外から行く人は、自家用車もしくは一畑バスでの来場がオススメです。

歌舞伎って難しそう・・・と感じる人も多いかと思いますが、実は観てみると案外分かりやすい！

泣ける人情話、夫婦愛を描いた感動作、笑いが詰まった喜劇など、物語の根幹にあるのは現代ドラマにも通ずる人間の普遍的なテーマです。

歌舞伎ならではの華やかな衣装や舞台演出も見どころで、大河ドラマや時代劇が好きな人はハマること間違いなし！？

今回公演を行う『むらくも座』は、出雲市佐田町を拠点に活動する歌舞伎団体。

創立から47年を数え、これまで県内外で公演を行ってきました。

スサノオノミコトとヤマタノオロチの決闘を描いた演目「日本振袖始（にほんふりそではじめ）」は、代表作のひとつ。

過去の公演では、弁慶（べんけい）が登場する「勧進帳（かんじんちょう）」、助六（すけろく）の活躍を描いた「助六由縁江戸桜（すけろくゆかりのえどざくら）」など、いわゆる「歌舞伎十八番」のひとつに数えられる人気定番の演目も披露。

東京や大阪の歌舞伎座に行かずとも、歌舞伎鑑賞を気軽に楽しめます。

今回お披露目される「出雲歌舞伎むらくも座2023」の演目は、落語を題材にした怪談話と、江戸長屋を舞台にした人情喜劇の２幕。

怪談話の「真景累ヶ淵（しんけいかさねがぶち）」は、病を抱える女師匠と、それを看病する男弟子の行く末を描く物語。弟子を溺愛するあまり、弟子と仲睦まじい娘に嫉妬心を抱いた師匠が、病で息絶えたのちに嫉妬心を抱いたまま亡霊となって現れるという筋書きです。

嫉妬心を抱く師匠が娘に嫌味を吐くブラックなシーンは必見！師匠の亡霊が現れて慌てふためく弟子の姿も見逃せない、笑い要素満載の舞台です。

江戸長屋を舞台にした人情喜劇「ゆうれい貸屋（ゆうれいかしや）」。

女房に逃げられた怠け者の男が美女の幽霊と出会い、２人で奇妙な商売をはじめるというストーリー。誰かに恨みを持つ人間から依頼を受け、代わりに幽霊たちが恨みを晴らす商売「ゆうれい貸屋」をはじめるが、果たして・・・。

男と女幽霊のユーモアたっぷりのやりとり、そして商売を手伝う個性豊かな幽霊たちにも注目です。

今週末の10月１日（日）、出雲市佐田町の『スサノオホール』で開催される歌舞伎公演「出雲歌舞伎むらくも座2023」。

チケット（当日券）は当日会場で購入できるほか、歌舞伎鑑賞には欠かせないとっておきの「幕の内弁当」販売されています♪

赤ちょうちんが灯る歌舞伎仕様の劇場で、ゆっくり芝居見物を満喫してみてはいかがでしょうか？