診療所がある駅舎「那岐駅」【山陰の駅】

編集部あつきち
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鳥取県智頭町「那岐駅」。90年の思い出が詰まったステキな駅でした

こんにちは。山陰の駅を巡る【山陰の駅】シリーズのお時間です。

地元らしさを感じる駅、長い歴史がある駅、海が見える駅・・・。駅ってそれぞれの個性があっておもしろい。

今回足を運んだのは、鳥取県智頭町にある「那岐駅(なぎえき)」

木造平屋の赤い瓦屋根が特徴的な「那岐駅」。鳥取市から岡山県津山市までをつなぐJR因美線の駅です。昭和7年(1932)に駅舎開業、去年が90周年!

この「那岐駅」、ただ歴史が長いだけでなく、なんでも駅の中に、診療所があるんだとか・・・!

ま、さ、か~?

診療所だ。本当にあった!

駅の中に診療所があるなんて、全国的にも珍しい!?

「那岐駅」があるのは鳥取県八頭郡智頭町大背。

智頭町の端に位置する地区で、因美線では鳥取最後の駅。「土師駅」→「那岐駅」ときて、次の「美作河井駅」は岡山県になります。

90年間たくさんの人に利用された待合室は、平日の昼間はとても静か。入口近くにはのっぽの古時計。いつからあるのかな?

待合室の横が診療所になっていて、入口発見。

診療所の中からは、地元の人たちの賑やかな声。少しだけ耳を澄ましてみたら・・・、お漬物の話が聞こえてきた(笑)!

古本もいっぱいあるし、地元の方の憩いの場的存在なんだろうな~。

駅のホームもレトロ感満載↓

ホームの向かいには、“杉のまち”らしく智頭杉の姿も見えます。

駅の中は「那岐駅」の歴史を知れるミニギャラリーみたいになってる

駅の中を歩いてみて思ったのが・・・

駅なのにギャラリーみたい!

さすが、90年の歴史がある駅です。

例えばホームまでの階段には、因美線が開通した当時の様子が写真で紹介されています。

平成12年(2000)3月に無人駅となった「那岐駅」。

当時の小学生が、駅や町での思い出を絵にし、「なぎえきぎゃらりー」として、展示会も開かれたみたい。
それぞれの思いが詰まった寄せ書きも。

まだまだほかにも、開業ごろの新聞記事だったり、周年ごとの集合写真だったり、「那岐駅ノート」があったり。

地元の方たちが「那岐駅」を昔から今まで、本当に大切に利用されてきたんだなぁ~ということが分かります。

90年も続く駅の中は、地元民憩いの場的存在の診療所があり、地域の人の思い出や町の歴史、地元への愛が詰まっている場所でした。

那岐駅

ナギエキ
住 所:鳥取県八頭郡智頭町大背 [MAP]
駐 車:なし

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編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

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タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

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