時間を置き去りにする没入感。深呼吸がはかどる自然の博物館『赤名湿地』-飯南町

編集部いしやん
編集部いしやん

モヤモヤさよなら!最高のリセットスポット、飯南町『赤名湿地性植物群落』

新生活・新年度、そしてGW。時間が台風のように過ぎ去り、ようやくひと心地つけるころ。

でも、ホッとつける時こそ、心身ともに疲れがチラリ。

モヤモヤ、イライラ、シクシク。感情がぐるぐる巡る時期は、自然の中でマインドリセットしましょう!

今回やって来たのは、飯南町下赤名に広がる通称『赤名湿地』。

正式には『赤名湿地性植物群落』といい、その名の通り、湿地性植物がそこかしこに。

長尾池を中心に広がる『赤名湿地性植物群落』。県下最大級のハンノキ林、その周辺に群生する珍しい湿地性植物が特徴です。

島根県で最初に「自然保全地域」に指定されたことからも、自然の豊かさがうかがえますね。

悠久の時を生きる植物。時間の感覚がなくなる不思議な場所でした

入口付近の駐車場に車をとめ、いざ湿地帯へ。

道中には案内図が設置されています。案内図によれば、一部には樹木が生育できない泥湿地(開放湿地)も。

そこにはサギソウやトキソウといった野生蘭、モウセンゴケなどの食虫植物が見られるみたい!見ごろに合わせて、また見に行きたいな~。

林道をしばらく歩くと、木道が出てきます。と同時に、目の前には生命力あふれる新緑の景観が!

思わず深呼吸をしたくなる景観ですね。

私がお邪魔したのはGW直前。ちょうどミツガシワと呼ばれる植物が見ごろになっていました。

このミツガシワ、氷河期に栄えた植物らしい!

悠久の時を生きるミツガシワ、今なお自生しているなんて生命の神秘を感じる・・・。

こちらはリュウキンカ。本来は北国の湿地に生えるものだそうで、島根県内の群生地はここだけとか。

飯南町観光協会HPでは、自生する植物が紹介されています。時期により様々な草花が見られるので、事前に確認してからお出かけを!

小さいながらも存在感のある湿地性植物に、林立する樹木、そして新緑の装いがまぶしい枝葉。

生きとし生けるものが、ありのままに暮らす、さながら「自然の博物館」。

周辺の木々が水面に写り込み、美しい景観を見せてくれる長尾池。

ちょうどいい場所にベンチが設置されているので、頭からっぽにしてボーっとするのもいい・・・。

あちこちで写真を撮ったり、しゃがんだり、座ったり。

「自然に包まれる」とはよく言うけれど、ここまで“包まれた感”がある場所はそうそうないと思う。経過する時間だって、氷河期からの数万年に考えれば微々たるもの。

そう考えると、いつしか頭もスッキリしていました。

もう少しすれば、幻のトンボとも言われる体長15mmほどのハッチョウトンボが見られるそう。

また、6月16日にコロナ禍以降、久しぶりに一斉草刈りを実施予定。それ以降はさらに観賞しやすくなりそうですよ。

  • ひとりになりたい!
  • 頭を空っぽにしたい!
  • いいアイデアが浮かばない!

そんなモヤモヤした時こそ、飯南町『赤名湿地性植物群落』へGO~!

赤名湿地性植物群落

アカナシッチセイショクブツグンラク
住 所:島根県飯石郡飯南町下赤名 [MAP]
営 業:散策自由
駐 車:10台
情 報:HP(飯南町観光協会)

【合わせてチェック】
ざわつく季節は「森の香り」で深呼吸。飯南町の香り袋&お香ボトルはギフトにも◎

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編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

編集部いしやん

島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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