棚田は今が見ごろ!日本の原風景『大原新田』-奥出雲町
水面のリフレクションが美しい奥出雲町の棚田『大原新田』
GWで休んだ分、しっかりとデスクワークにとらわれています。もはやパソコンに憑りつかれ・・・いや憑りついているレベル。
モヤモヤが限界突破した結果、気が付くと私は田んぼにいました。
なんということでしょう!
水面が空を映しているではありませんか~♪
初夏の爽やかな風に乗って運ばれる、青々とした新緑の香り・・・。
風が吹くたびに、サワサワと揺れる葉っぱ・・・。
癒やし効果抜群のこの場所は、奥出雲町大馬木に広がる棚田『大原新田』。
奥出雲町をはじめ、島根県に息づく古式製鉄方法「たたら製鉄」に由来する棚田です。斜面に沿って段々に連なる美しい景観は、「日本の棚田百選」にも選定。
田植えがひと心地つく今の時期、水の張られた田んぼに空や、山並みが映り込み、四季の中でも特に素晴らしい景色が見られますよ!
往時の姿を今に留める棚田は国の重要文化的景観にも選定
棚田付近に解説板が設置されていました。それによると、『大原新田』は「たたら製鉄」を営んだ絲原家によって開発された場所。
たたら製鉄で使う砂鉄を採取するべく、山すそを鉄穴流し(かんなながし)として利用。その後、名前の通り田んぼとして整備されたのがこの棚田とのこと。
ちなみに、鉄穴流しとは、山の土砂を水路へ落とし、それを軽い土砂と、重い砂鉄を分離する方法。
『大原新田』の最大の特徴は、その大きさと整った形状。
一区画あたりの面積は平均20アール近くあるうえ、それぞれの田んぼの大きさも整っています。最近、ほ場整備されたかと思いきや、実は造成当初のままの姿なんだとか。
当時の造成技術の粋を集めた『大原新田』。「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」として、中国地方で最初に国の重要文化的景観に選定されました。
美しい景色だけでなく、歴史ロマンに思いを馳せられる郷土の景勝地、田植え直後の今がまさに見ごろですよ!
『大原新田』展望台へのアクセス
『大原新田』の住所は、島根県仁多郡奥出雲町大馬木13。Googleマップを利用される方は、「大原新田棚田ビューポイント」を検索して目的地に設定を。
ビューポイントとなる展望台には、駐車場が数台分用意されています。
※周辺は住民の方の生活道路です。近隣の方のご迷惑にならないよう節度を守って利用しましょう!
駐車場から階段が延びていて、そこをのぼっていくと、こぢんまりとした展望台があります。
山道のような場所もあるので、歩きやすいスニーカーなどが無難。雨上がりなどは特に慎重に!
『大原新田』がある地区から、少し東へ車を走らせれば八川地区があります。
そこには、絶景の道の駅や高原そば店、畳カフェが点在。初夏ドライブのプランニングの参考にしてみてくださいね!
【周辺のオススメスポット】
大原新田
オオバラシンデン
電 話:0854-54-2260(奥出雲町観光協会)
住 所:島根県仁多郡奥出雲町大馬木13
営 業:散策自由
駐 車:あり
情 報:HP
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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