みなさん、こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部みずっちです。

今回は、先月末に松江市の大根島で開催された「海藻の利活用でつくる芋焼酎プロジェクト」の様子をご紹介。

太陽の日差しと心地良い風を浴びながら、たっぷり芋焼酎ができるように願いを込めて、さつまいもの苗をたくさん植えてきました！

プロジェクトを主催するのは、宍道湖・中海を中心に、環境保全活動を行っている「認定NPO法人自然再生センター」。最近は地域住民と一緒に「オゴノリング」を実践中です。

中海で採れる海藻「オゴノリ」を活用して、持続可能で人々が集う豊かな水辺づくりを推進しているんだそう。

ちなみに、今回もラズダのネタ元「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち！」で、ワークショップに参加できるとのことだったので、お邪魔してきました！

開催地は中海に浮かぶのどかな自然風景が心地良い「大根島」。『中村元記念館』からほど近い場所に体験農園が広がっています。

元々は森林のように草木が生い茂っていた場所に、中海の海藻「オゴノリ」をまいて土壌改良。今では作物がグンと育ちそうなフカフカな黒土になっています。（すごっ！）

当日は県内の大学生や私を含めIターン者も。まずはそれぞれの自己紹介からスタートしました。

この日は平日の開催だったため、子どもの参加者はいませんでしたが、休日の場合は子どもも楽しく参加していたみたい！親子でこういった活動ができるのはありがたいですね。

その後は、オゴノリング農場と活動内容について説明をしていただきました。　大根島にこんな場所があるなんてビックリです！

畑のプロフェッショナル柏木さんが苗の植え方を丁寧に指導。オリジナルの道具も使って、マルチの穴あけから水入れ、苗の植え方までを教えてもらいました！

そしてついに苗植えスタート！

この日植える苗の数は200本。

え、えええ〜！200本っ！？（心の声）

いざやってみると、苗が砂で汚れちゃったり、葉っぱが取れそうになったり意外と難しい・・・。やっぱりプロはスゴイ！

苗植え日和と言わんばかりの快晴と、土に触れている自然との時間が気持ちいい！参加者さんとの交流も楽しくて、どんどん作業が進んでいきます。

苗と土をギュッと圧着しながら「たくさんさつまいもができるように！」と願いを込めましたよ！

夢中で苗を植えているとここで休憩。畑のプロ柏木さんのお手製コーヒーとお菓子が振る舞われ、ありがたくごちそうになります。

おいしいコーヒーとお菓子をおともに、参加者同士の交流タイム。現物の「オゴノリ」や収穫した作物を見せてもらいました。

「これが実際のオゴノリか〜」とみなさん興味津々でさわってみたり、匂いを嗅いだり。

この「オゴノリ」、実は中海で長らく放置してしまうと、枯れてヘドロになってしまい水質に悪影響を及ぼすとのこと。

そんな海の厄介者が場所を変えて畑では土壌改良の肥料になって、しっかり作物もできるなんて・・・

スゴすぎん？もはやロマン。

そんな素晴らしい活動に賛同して、昨年から参加している方はなんとドローンパイロット！

巧みにドローンを操縦して農園全体を撮影します。ちなみにもう一機は畑のプロ柏木さんのドローン！（それもスゴイ！笑）

休憩が終わり苗植え再開！みなさん前半に夢中で植え続けたので、残る苗はあっという間に残りわずか。

苗植えの重要なポイントは、苗と土をしっかり圧着させ、マルチの上に土をかぶせて葉の焼けを防ぐこと。

教えてもらったことを思い出し、残る苗を参加者みんなで植えて、無事200本植え切りました〜！

これから収穫まで、みんなでワイワイおしゃべりしながら汗を流したいと語っていた自然再生センターの小倉さん。

今回は芋焼酎を作るのが目的のため、収穫は糖が回る前の9/28(土)、9/29(日)と通常より少し早めです。収穫までの管理は草刈りが中心になるみたいですが、おいしい芋焼酎を作るためだったらがんばれそう！

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参加者のみなさん、暑い中お疲れ様でした！

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