あ、あの光はいったい・・・!?【山陰フォト散歩】
夕暮れ時の琴浦町。港で光り輝くものとは?
ここは鳥取県琴浦町赤碕にある菊港(きくみなと)。JR赤碕駅から徒歩20分ほどの場所にあります。
江戸時代は積出港として繁栄したりなど、歴史ある港なのだとか。
日が沈むころの訪問。
穏やかな波音だけが響く港の風景、あるものが視界に飛び込んできた↓
な、なんか、光っとる!!
海に突き出た波止場の先端に、神々しく光る物体・・・!
実はこの像、『波しぐれ三度笠(なみしぐれさんどがさ)』という名の彫刻作品なのです。
自分より2~3倍ほど背の高い像が3体。
手がけられたのは世界的な彫刻家の流政之(ながれ まさゆき)さん。菊港にまつわる歴史に関心を持ったことから、この場所に作られたのだそう。
海に出る男衆、それを見守る港の人々の哀歓など、「人生」という大きなテーマをもとに製作されたもの。遠くの水平線を向いた『波しぐれ三度笠』、夕暮れのひんやりとした冷たい空気も相まって、なんだか石像から“強い意志”みたいなものを感じる・・・!
見る人の感性でいろいろな見方ができるのは、美術鑑賞の楽しみ。この『波しぐれ三度笠』もまた、個々の感性や、季節・天気によって多彩な表情が楽しめそうです。
『波しぐれ三度笠』は毎日ライトアップされています。地元民こそ知る、ちょっとマニアックなスポットなのかも。
【昼間の訪問記事】海辺にぽつんとモアイ像、ではなく旅姿『波しぐれ三度笠』
菊港周辺には、どこか昭和の名残を感じる懐かしい風景が広がっていました。
近隣には、昨年オープンした自家焙煎コーヒー店『ワク珈琲』などもあるので、港と併せてちょっとしたドライブを楽しんでみるのも良さそうですね。
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
【あつきちの過去の記事一覧はこちら】