こんにちは！山陰のタウン情報「ラズダ」の編集部みのりんです。

出雲市の人気パティスリー『グランシェノン』。オーナーシェフはパティシエの全国大会のショコラ部門で２年連続優勝した凄腕さん。
今年、同店在籍のシェフがパティシエの全国大会のギフト菓子部門で優勝したと聞き、お店へ行ってきました！

【過去の取材記事】花とスイーツで幸せを繋ぐ『グランシェノン』職人技のサプライズがお待ちかね-出雲市

日本最大の洋菓子コンテスト。日本最大の洋菓子展示会として国内はもとより海外までその名を広く知られた国内最大の製菓業界を代表するビッグイベントです。

作品コンクール部門では、マジパン仕上げデコレーションケーキ、バタークリーム仕上げデコレーションケーキ、大型工芸菓子、小型工芸菓子、チョコレート工芸菓子、シュガークラフト工芸菓子、グラン・ガトー、コンフィズリー＆クッキー、ジュニア部門、味と技のピエスモンテ、ディスプレイ部門などのジャンルに分かれコンテストが実施されます。

出品は全国の有名パティスリーや高級ホテルもとより海外からも。業界を代表する審査員によって厳正な審査が行われ、独創性や技術力、見た目の美しさが評価されます。

パティシエの全国大会「2024ジャパン・ケーキショー東京」のギフト菓子部門では、赤堀さんが作った「信州林檎のアンクルート」が見事優勝しました！

見た目のインパクトがスゴイ！！！

普段は生菓子を担当している赤堀さん。

原点に返って家族や友達に喜んでもらえるものにしたいと、「大切な人にプレゼントする」をコンセプトに製作。メインの食材は赤堀さんの地元、長野県の旬のリンゴとクルミをチョイス。

最初はクッキーサンドやダックワーズサンドにし、リンゴを模した形にしていました。大会の５ヶ月前から考えていましたが、オーナーシェフから中々OKが出ず、最終的な形になったのは本番１ヶ月前。

オーナーシェフからの提案もあり、パテをパイ生地で包み上げるフランスの伝統料理「パテ・アンクルート」を模して、パイ生地にリンゴなどを具材を詰める「信州林檎のアンクルート」に。

パテ・アンクルートをお菓子でどう表現するかが一番悩んだ点。

試行錯誤の末、リンゴのコンフィチュール、クルミのジャンドゥーヤ、メープルを使ったスポンジ、メープルのサブレをパイで包みました。

注目したいのはその細部へのこだわり。パイの厚みは絶妙で、サクサク感と具材のバランスが◎。リンゴのフルーティーな香りがクルミに負けないよう、一つひとつ丁寧に調整されているんです。

「大切な人にプレゼントする」という想いが詰まったひと品。お店に並んでいるお菓子にも同様の想いが込められていますよ。ぜひ『グランシェノン』で自分へのご褒美や、特別な誰かへのギフトに選んでみてください。

受賞したシェフはほかにも。シェフ堀井さんが同大会のコンフィズリー（砂糖菓子）部門で銅賞を受賞しました！

普段は焼き菓子や生菓子を作っておられますが、今回は興味のあったコンフィズリー部門に挑戦。

堀井さんの好きな季節「日本の秋」をテーマに和、秋食材を取り入れました。

意外性のある組み合わせ、ひと口で味や香りがしっかり感じられるようにと試行錯誤し、３種のボンボンショコラ、クッキーやヌガーの５種が完成。

イチジクにカシス、日本酒を合わせたもの、キンモクセイにアプリコット、洋ナシとライム。どんな味になるか想像がつかないものばかり。

実際に食べてみると、食材の特徴が引き出されていたり、食感が楽しめたり。見た目も香りも五感で楽しめました。

作品の販売はすでに終わってしまいましたが、今後堀井さんがチョコレート菓子を担当する予定があるのだとか。

来年も同じ部門に出て、優勝したいと言っておられましたよ。

進化の止まらない『グランシェノン』。今後の活躍にも期待です。

『グランシェノン』からは毎年評判のイチゴショートケーキ「ノエルショート」や、今年の新作「ショコラナポレオン」をはじめ７種のクリスマスケーキがラインナップ。

数量限定のものもあるので、予約はお早めに！

ケーキは電話、または店頭で12月20日まで予約可。詳しくはインスタグラムをチェック。

『グランシェノン』があるのは『イオンモール出雲』すぐ近く。

営業時間は9:30～19:00、年末年始も休まず営業。ただし、12月31日（火）と１月１日（水）は9:30～17:00まで。

駐車場は店前に完備。

Grand Chainon

グランシェノン
電 話：0853-25-7014
住 所：島根県出雲市渡橋町735-1 [MAP]
営 業：9:30～19:00、12/31・1/1 9:30～17:00
休 み：無休
駐 車：20台
情 報：Instagram