【鳥取市】2025年はヘビ年。ヘビの神様がいる神社『お種弁天』へ行ってみた
2025年はヘビ年。初詣は鳥取市・多鯰ヶ池ほとりの神社「お種弁天」へ
2024年もあっという間でした。みなさん、どんな1年でしたか?
2025年も良い年になりますように~・・・と、ちょっと気早くおみくじを引いて来ました。これ、なんだか分かりますか?
正解は・・・ヘビ!
2025年の干支・巳年(へびどし)にちなんで、ひと足先に鳥取市「お種弁天」へ参拝してきました。
なんでもここ、弁天様やヘビの神様を祀る神社らしい。
鳥取砂丘の南側に位置する多鯰ヶ池(たねがいけ)にある「お種弁天」。池の湖畔に立つ森の中を散策しながら参拝を楽しめます。
なんでヘビの神様? 多鯰ヶ池に伝わる「お種伝説」
多鯰ヶ池に伝わる「お種伝説」。
昔、お種という美しい使用人が長者の家で働きながら、仲間の使用人たちに柿の実を差し入れていたというお話です。柿を与えるお種を不思議に思い、尾行した若者が見たのはなんと多鯰ヶ池でヘビに姿を変えたお種の姿!
小島から柿を取り使用人に与えていたお種でしたが、若者に見つかってからは家に戻ることなく、池の主にされてしまったと伝えられています。
5つの社を参拝。社務所が開く時間も要チェック
「多鯰ヶ池活性化委員会」会長の大塚さんに、推奨される参拝方法を教えてもらいました。参拝スポットは5つ。
- 「多鯰ヶ池弁天宮(たねがいけ おたねべんてん)」
- 「奉安殿(ほうあんでん)」
- 「旧社(もとやしろ)」
- 「地蔵尊堂(じぞうそんどう)」
- 「お種の社(おたねのやしろ)」の順に参拝。
「多鯰ヶ池弁天宮」では、二礼二拍一礼をして、社の周りを時計回りに1周します。
弁天様は、七福神の唯一の女神であり、学問や芸術、水の神様で知られるほか、金銀財貨にもご利益あり。このお社は、日本三大弁財天のひとつ・江の島から分霊されたそう。
弁天様のお供えものとして有名なのが生卵とお酒。参拝者が増える「巳の日」になると、青いケースに生卵や日本酒などのお酒が置かれているとか。
参拝順を示す札が立っているため、迷うことなく進めます。
弁天宮ゆかりの貴重な品が納められている「奉安殿」、「旧社」の参拝も済んだら次は「地蔵尊堂」。
「地蔵尊堂」には、3体のお地蔵様が並んでいます。真ん中→左→右のお地蔵様の順で手を静かに合わせます。
最後に、お種の御神霊が祀られている「お種の社」を参拝。ここでは社の周りを時計回りに三周!一周ごとに同じ願い事をすると良いとか。
参拝途中には、多鯰ヶ池のすてきな景色が!(癒される・・・!)
「地蔵尊堂」を過ぎると、木の間に見えてくる小さな島が「小島」。お種様が柿の実を取りに行っていた島とされていて、赤い鳥居がよく見えました。「お種伝説」を知ってから行くと、見える景色から昔を想像するなど、参拝時間も充実したものに♪
「自然の音に耳を傾けながら、ゆっくり参拝してください」と大塚さん。ひとりでの参拝を推奨しています。
散策を楽しみながらの参拝時間は、ざっと15~20分くらい。
「巳の日」に参拝するとよし。「巳己の日」は更によし
「お種弁天」の参拝に良いといわれているのが「巳の日」。
12日に一度来る吉日で、弁財天に縁があるとされ、この日に訪れることができれば金運に恵まれるといわれています。また、60日に一度巡ってくる「巳己の日(つちとみのひ)は、巳の日の中でもより縁起が良いのだそう。
社務所が空いているのは、巳の日の午前8時~12時。日程は「多鯰ヶ池活性化委員会」公式HPのカレンダー(サイト下部)にて公開中です。
直近は12/31、年明け1/1~1/3、1/12、1/24、2/5。
帰り際、鳥居に石を積んで帰ります
少しでも大きい石を探そうとするのは・・・なんだ? 人間の欲?(笑)
周りの石が落ちないようにそっと。
お種弁天
オタネベンテン
電 話:090-3179-9911(多鯰ヶ池活性化委員会)
住 所:鳥取県鳥取市福部町湯山 [MAP]
駐 車:あり
情 報:HP
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
【あつきちの過去の記事一覧はこちら】