【J3鳥取】契約満了から返り咲いたアカデミー出身MF曽我大地「自分の価値を証明する」-ガイナーレインタビュー

編集部べーやん
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契約満了から5年、古巣復帰でスタメン奪取。J3ガイナーレ鳥取MF曽我大地

こんにちは。山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部のべーやんです。

いよいよ今週末2/16(土)、J3リーグの2025シーズンが開幕。

今回は新シーズン開幕に先駆け、J3「ガイナーレ鳥取」に所属するMF曽我大地選手のインタビューをお届け。

広島県出身で、ガイナーレ鳥取のアカデミー育ち。2016年に高卒でトップチーム昇格を果たすものの、その後3年間で公式戦10試合の出場にとどまり、2018シーズン終了後にまさかの契約満了。

下部リーグの「FCティアモ枚方」(当時関西1部)、「福山シティFC」(当時広島県1部)を渡り歩き、徐々に出場時間を確保すると、昨シーズン満を持して古巣ガイナーレへ復帰。戦力外の屈辱を乗り越え、6年ぶりにJリーグのピッチを踏みました。

久々のJ3の舞台にも物怖じせず、主力として公式戦30試合に出場した2024年。ガイナーレ復帰2年目となる2025シーズンは、チームの主軸として、アカデミー育ちの象徴として活躍が期待されます。

開幕をおよそ1ヶ月前に控えた1月中旬、新シーズンへの想いを語ってもらいました。

「J3でも充分やれる自信があった」

―― 昨年、下部リーグから復帰して公式戦30試合出場。スタメンを勝ち取れた要因は?​

ガイナーレを契約満了になった時は、もちろん悔しさはありました。でも、それからの5年間が糧になって、自分が大きく成長できたことを実感しました。だから復帰前から「J3でも充分やれる」という自信があった。シーズン前半こそチームも個人も苦しい時期が続きましたが、シーズン後半になるとチームのシステムが変わり、出場のチャンスを掴めたことが大きかったです。"自分はJ3で通用する"という想いが確信に変わった1年でしたね。

―― アマチュアでプレーしながら「ガイナーレでも通用する」と思えたきっかけは?

福山シティFC時代、練習試合や天皇杯など、J3やJ2のチームと対戦する機会も多かったんですよ。実際Jリーグのチームとマッチアップしてみて、個人としては「通用するな」という手ごたえがありました。

―― 昨年、対戦相手で手強いと感じた選手はいますか?

戦ってみて「もっと上のカテゴリーでできるんじゃないか」を感じた選手は、実際に今オフJ2やJ1へステップアップしていきましたね。

複数人いますが、例えば福島ユナイテッドFCの大関友翔選手(J1川崎フロンターレへ移籍)は、戦った時に「うまいな」と感じた。それだけJ3は実力をつけた選手が羽ばたけるリーグですし、自分もより高いレベルに挑戦できる選手になりたいですね。

ラストパスのトライ回数「増やすことが大事」

―― チームの雰囲気は、以前と比べてどう変わりましたか?

高卒でガイナーレへ加入したときは、ひと回り年齢が違う30代半ばの選手もいて、どう接して良いのか戸惑いがありましたね。年下からはやっぱり話しかけにくいし、なんとなく厳しい雰囲気というか。その頃と比べると、今はベテラン選手とも接しやすいし、より良い雰囲気でサッカーができている印象です。自分が中堅になったのもあるかと思いますが、年上の選手も年下の選手も距離が近くて、本音で話し合える雰囲気。自分は以前よりも今の方が居心地が良いですね。

―― 若手の頃と立場も変わって、意識していることは?

若い選手って、やっぱりベテラン選手に話かけづらい部分がある。自分もそれを経験したからこそ、今は若い選手に自分から話しかけるように心がけています。そういう意味では、18、19のころからプロを経験したことがプラスになっていますね。

―― 2025年シーズンの目標は?

チームとしては、とにかくクラブをJ2昇格に導くこと。個人としては「全試合出場」が目標です。昨シーズンは累積警告やチーム事情で試合に出られない時期もありましたが、2025年は1年間フルで戦い抜いて、自分の価値を証明したい。

―― 克服したい課題などはありますか?

攻撃面では、ラストパスの精度とトライの回数をもっと増やすことが大事。通れば1点につながるようなパスをもっと意識して増やす必要がある。守備面では、相手の攻撃を遅らせるのはもちろんだけど、ボールを奪い切ってカウンターにつなげるプレーを90分間通して発揮できるようにしたいです。

試合前に聴くのは「ヨルシカ」

―― オフはどのように過ごされていますか?

家族と過ごす時間が多いですね。普段から自分が行きたい場所を決めることは少なくて、奥さんの行きたいカフェや買い物に付き合うことが多いです。でも、映画は自分が決めます(笑)。コナンの映画は毎回楽しみに観ています。

―― 米子市内で好きな飲食店は?

実はラーメンが好きで、『はし友ラーメン』や『今を粋ろ』はよく行きますよ。オフの日は‟ニンニクマシマシ”で食べることもありますね(笑)。

―― 試合前のルーティンはありますか?

音楽を聴くことかな。アーティストであれば「ヨルシカ」が好きで、試合前はライブ音源を聴いてリラックスしています。派手な曲や明るい曲でテンションをあげるというよりも、アップ直前まで静かな曲を聴いて、自分のペースを保つのがルーティンですね。

―― サポーターへメッセージをお願いします

ガイナーレがJ3に落ちてから、長く昇格できていない状況が続いています。自分はアカデミー育ちとして、クラブをJ2に戻すことが最大の使命であり、目標だと思っています。スタジアムに来て、僕たちを後押ししてもらえると本当に力になりますので、今シーズンこそ一緒にJ2昇格を掴み取りましょう!

ホーム開幕戦は3/2(日)vs.ヴァンラーレ八戸FC

2025シーズンのホーム開幕戦は、3月2日(日)のヴァンラーレ八戸FC戦。鳥取市の『Axisバードスタジアム』で開催されます。

みんなで一緒にガイナーレ鳥取を応援しよう!

2025明治安田J3リーグ第3節
日時 2025年3月2日(日)14:00キックオフ
対戦相手 ヴァンラーレ八戸FC
会場 Axisバードスタジアム

(株)SC鳥取 西部事務所

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電 話:0859-24-8023
住 所:鳥取県米子市安倍1-1
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タウン情報ラズダ編集部

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山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!

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