どうもこんにちは、山陰のタウン情報誌『ラズダ』編集部のべーやんです。

みなさんは、「パン」と「怪談」、この異色の組み合わせを想像したことがありますか？ 今回紹介するのは、まさかのホラー×グルメコラボ『怪談パン』！

こちらが松江市内のベーカリーで販売されている「怪談パン」。ビジュアルにもホラーな雰囲気が出ていますね！

一見、カビが生えているように見えますが、これが焼き立ての状態です。

もちろん味にもこだわっていて、生地には松江市の老舗茶舗「千茶荘」の抹茶を使用。中にはあんことホイップクリームがたっぷり。一部にクッキー生地も使用しているので、サクっとした食感が楽しめますよ。

「怪談パン」は全４種類。松江市東津田町にあるベーカリー『パン処 山奥』（やまおく）で２月４日より販売されています。

「怪談パン」は、「怪談」などの著書で知られる松江ゆかりの文豪・小泉八雲にちなんだシリーズ。

味はもちろんビジュアルにもこだわっていて、少しゾッとするようなホラーな雰囲気をまとった仕上がりになっています。

小泉八雲と妻のセツ、２人の絆を表現したパンも登場。

小泉八雲の「怪談」は、セツの助けなくして出版されていなかったと言われています。

牛乳好きの小泉八雲をミルクパンで、松江出身のセツを抹茶パンで表現。その２つの生地をねじって焼くことで、２人の絆、そして運命と文化の交わりを表しているそう。さらに表面には、２人が恋に落ちた瞬間をイメージした、甘酸っぱい苺チョコレートをデコレーション。

小泉八雲の怪談に登場する「むじな（のっぺらぼう）」をイメージしたパン。着物をイメージした花柄のペーパーで丁寧に包まれていて、案外ちょっとしたお土産にも良いかもしれませんね。

小泉八雲が好きだったとされる「卵」をたっぷり使用した２種類の生地で、怪談の世界観を表現。中にはいちじくジャムが練り込まれています。

小泉八雲の別名「ラフカディオハーン」をもじって「ラフカディオパーン」。ダジャレもきいていて良いですね。

「小泉八雲に食べてほしいパンはどんなパンだろう？」と考えた末に生まれたのが、この卵サラダパンだとか。無類の卵好きだったという八雲も、きっと喜んでくれたに違いありません。

ひと目でネーミングが伝わるよう、小泉八雲の横顔ロゴと「ラフカディオパーン」という文字の焼き印が押されています。

「怪談パン」シリーズは、「怪談」出版120周年という節目を記念した、地域活性化プロジェクトのひとつ。

「株式会社ぐるなび」から松江市に派遣されている地域活性化起業人の寺島奈実さんが、小泉八雲が愛した街・松江をPRするべく、小泉八雲没後120年、「怪談」出版120周年という節目の2024年にプロジェクトをスタートさせました。

昨年より取り組んでいる「怪談グルメ」。過去には、老舗和菓子屋と協力した「怪談スイーツ」のほか、老舗酒蔵とコラボして「怪談おちょこで楽しむ八雲の思い出酒」なども販売。

「怪談グルメ」第４弾となる『怪談パン』は、地元の人気パン屋である『パン処 山奥』と協力して、味にもビジュアルにもこだわったパンを商品化。小泉セツの誕生日である２月４日に販売を開始しました。

明治時代、松江中学校の英語教師として赴任し、生徒や松江の人たちから「へるん先生」と呼ばれ親しまれた小泉八雲。

大人から子どもまで親しみやすい「パン」を通じて、まだ小泉八雲を深く知らない世代が知るキッカケにもなりそうです。

この機会に友人や家族と一緒に、『パン処 山奥』へ足を運んでみてはいかがでしょうか？

パン処 山奥

パンドコロヤマオク
電 話：0852-67-7260
住 所：島根県松江市東津田町560ｰ7 [MAP]
営 業：7:00～16:00 ※売り切れ次第終了
休 み：月曜
駐 車：9台
情 報：Instagram

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