父から受け継いだ秘伝のデミグラスソース。松江市『カメノ食堂』


受け継ぐ“父の味”。松江市の洋食店『カメノ食堂』のデミグラスソース
どうもこんにちは、山陰のタウン情報誌「ラズダ」編集部べーやんです。
今回紹介するのは、島根県松江市の洋食店『カメノ食堂』。
こちらの名物は、サクサクとした食感が際立つ薄手のカツに、ソースがたっぷりとかかった「カツライス」。
味はもとより、その背景の歴史やストーリーを知ってから口にすると、なおさらおいしく感じるもの。
実はこのデミグラスソース、隠岐郡海士町出身のオーナーが、現在も島で食事処を営むお父さんから受け継いだ秘伝のソース。親子愛が詰まった味なのです。
松江市の高架沿いに立つ『カメノ食堂』
松江市のJR線高架近くにある『カメノ食堂』は、海士町出身の女性オーナーが2018年に開業。
白ベースにグレーを取り入れた外装は、どこか港町を感じさせるおしゃれな造り。
店内にはカウンターが6席、4人掛けテーブルが3卓。
窓が大きく、テーブルの間隔も広くとられており、開放感のある空間です。
入口横に貼り出してあるメニュー表。
秘伝のデミグラスソースは『カメノ食堂』の料理のベースとあって、ハンバーグ定食、カツライスなど、デミグラスソースを使用する料理が多数並んでいます。
大盛りは、定食がプラス150円、カツライスやカレーはプラス200円。
また、ごはんの「おかわり」もプラス200円で対応してもらえます。腹ペコの時にはうれしいサービスですね。
島民に50年以上愛されてきたデミグラスソース
「カツライス」に使用されるデミグラスソースは、海士町で50年以上にわたって愛されてきた秘伝の味。
オーナーのお父さんは、現在も海士町で食事処『亀乃(かめの)』を営んでおられ、創業50年以上にもなるそうです。
ちなみに「カツライス」といえば、松江市に根付くソウルフードのひとつ。ご
飯の上にカツをトッピングし、その上にデミグラスソースをかけ、さらに別皿やワンプレートでサラダを添えるのが一般的。
『カメノ食堂』のカツは比較的薄めで、サクサクとテンポ良く食べ進められる軽快な食感が印象的。
そして秘伝のデミグラスソースは、あっさりとしながらも深いコクがあり、まろやかな口当たりが特徴。濃厚な香りが鼻を抜け、凝縮された牛肉と野菜のうま味が口の中に広がります。
食の道を志し、父のもとで修業
オーナーの亀谷さんは、島根県海士町の出身。幼いころから、食事処『亀乃』で島民に料理を振る舞う父の背中を見て育ちました。
松江市の調理師学校を卒業後、いくつかの飲食店でのアルバイトを経て、海士町に帰郷。約3年間、父のもとで料理を教わり、2018年に念願の飲食店『カメノ食堂』を松江市で開業。父の店『亀乃』で50年以上愛されてきたデミグラスソースを、お店の軸に据えようと決めました。
ハンバーグ定食、カツライスなど、提供する多くの主要メニューにデミグラスソースが使用されています。
「世代や地域を問わず、多くの人に味わってほしい」と語る亀谷さん。
中でも松江市のソウルフードとして定着している「カツライス」は、地元民のみならず、観光客にも人気だとか。
『カメノ食堂』の住所、駐車場
『カメノ食堂』の住所は、島根県松江市寺町101-10。松江市のJR線高架近く。営業は11:30~14:00(OS13:30),17:30~21:00(OS20:30)で、水曜定休。加えて月に2日程度お休みがあるので、お出かけ前はインスタグラムをチェックしましょう。
専用駐車場は店舗となりに2台分。満車時は、有料ですが「ウィステリア寺町駐車場」の利用がオススメです。
海士町で島民に50年以上にわたり愛される秘伝のデミグラスソース。
なかなか隠岐に行ける機会は少ないけど「どんな味なのか気になる!」という方は、ぜひ『カメノ食堂』へ足を運んでみてはいかがでしょうか?
カメノ食堂
カメノ食堂
電 話:0852-40-9247
住 所:島根県松江市寺町101-10 [MAP]
営 業:11:30~14:00(OS13:30),17:30~21:00(OS20:30)
休 み:水曜、ほか不定休あり
駐 車:2台
情 報:Instagram
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部べーやん
山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!
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