100年続く駄菓子屋『辰巳屋商店』。境港市・水木しげるロードでレトロな寄り道!


境港市・水木しげるロード沿いで出合う昭和の風景『辰巳屋商店』
懐かしい駄菓子をはじめ、タバコ、宝くじを販売する『辰巳屋商店(たつみやしょうてん)』。
境港市・水木しげるロードの賑わいの中、ひと際静かな時の流れを感じる場所です。
昭和の空気がそのまま残されている店内。
創業を尋ねると「戦前」とひと言。たった二文字の言葉に、たくさんの時間と歴史の重みがにじみます。現在は4代目が店を守り、時折、3代目であるお母さんの元気な姿も見られるそう。
使い込まれた家具や色あせたポスターを見ていると、時間の経過をより視覚的に感じられます。
そんな中、特に印象的だったのが、駄菓子が詰まったショーケース。
銀色の角ばった入れ物に「こんぶ飴」、「こんぺいとう」、「ミックスゼリー」と懐かしい名前がずらり。
ケース内に整列するお菓子は、上から覗けば中身が一目瞭然。
平日にもかかわらず、多くの人で賑わう水木しげるロード。
『辰巳屋商店』の前では、昭和の風情に惹かれて立ち寄る人の姿がちらほら。
中を覗いては「懐かしい~」の声が店内に響きます。旅行中の小学生たちはケースに並ぶお菓子に興味津々の様子!
宝探しのようにケースの周りをグルグル。お目当ては見つかったかな?
私もひとつゲット!
5玉のそろばんをはじく姿はもはや名物
約100年の歴史がある『辰巳屋商店』。ふと壁に目をやると、数々の表彰状が。
初代は和洋菓子の職人だったそうで、かつては駄菓子に加えて、おまんじゅうやクッキーが店頭に並んでいました。春に桜餅を出していた時があるみたい!(ご存知の方います?)
全国菓子大博覧会で受賞したチョコレート饅頭、クッキーの表彰状が今も誇らしげに飾られています。
たまに、お店に姿を見せることのある3代目店主。
その時は、会計時に得意の5玉そろばんをカチカチと鳴らして見せるそうですが、「私はもっぱら電卓派」と笑顔の現4代目店主。取材時は会えませんでしたが、次回はそろばんさばきを見てみたい!
新しい店が並ぶ水木しげるロードの一角で、変わらぬ佇まいで訪れる人を迎える『辰巳屋商店』。立ち寄って、懐かしさに浸る時間を過ごしてみませんか?
『辰巳屋商店』の場所
『境港駅』からは歩いて10分弱。向かいにスナック『ナイトイン多賀』があります。駐車場は近くの有料駐車場へとめましょう。
辰巳屋商店
タツミヤショウテン
電 話:0859-42-2750
住 所:鳥取県境港市松ケ枝町8 [MAP]
営 業:10:00~17:00*15:00で閉める日もあり
休 み:不定休
駐 車:なし
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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