まるで“食べる夜空”。食べるのがもったいない山陰発のアートな羊羹「満天」


【取り寄せ可!】松江市の老舗菓舗による絵画のような羊羹「満天」
島根県松江市に本店を構える、明治7年創業の和菓子店『彩雲堂』。松江市の代表銘菓「若草」を、明治期に復活させたことでも知られる老舗です。
そんな歴史深い『彩雲堂』が、毎年夏に販売している羊羹をみなさんご存知でしょうか?
その名も「満天」。
その名の通り満天の星空を思わせる、一幅の絵画のような美しい羊羹なんです。
「満天」の誕生ストーリー
「満天」はひとりの職人さんが、ふと見上げた夜空にインスピレーションを得て誕生。
澄んだ空気、きらめく星々・・・。美しい夜空に心を動かされた職人さんが、「この風景を和菓子で表現したい」と開発がスタート。しかし当時、青色の食品は一般的ではなく、特に和菓子においては使用が敬遠されていました。
試作を重ね、2005年に夏季限定の羊羹「満天」として販売開始。するとたちまち評判に!以来、毎年夏の定番商品として販売されているんです。
瑠璃色の夜空に、大小の星がきらめく意匠。
その中で職人さんが特に注力しているのが、夜空に流れる雲の表現です。
錦玉羹(きんぎょくかん)が固まりきらない、ほんのわずかな時間の中で、白く流れるような雲を描き、立体的に表現する技法には、職人さんの深いこだわりが込められています。
見た目だけじゃない!味わいも格別
2層仕立てになった「満天」は、下の層に北海道産小豆を使用したなめらかなこしあんの羊羹。その上に寒天を青く色付けた錦玉羹を重ね、表面に金銀の星を散らして天の川を描いています。
錦玉羹には、三瓶山の地層で長い歳月をかけてろ過された天然水「さひめの泉」を使用。地下70メートルから汲み上げられるこの水は、まろやかな口当たりが特徴で、冷やして食べるとひんやりとした涼味が際立ちます。
七夕の食卓を彩るスペシャルなお茶請けとしてはもちろん、お呼ばれの際の手土産にも喜ばれそう。
購入は直営店舗、オンラインショップで
「満天」は『彩雲堂』の各直営店舗や百貨店の催事などで販売されています。
また、直接お店に足を運ぶことが難しいという方のために、彩雲堂オンラインショップでも販売していますよ。
価格は1箱(通常サイズ)1728円、ミニ棹(ミニサイズ)972円。販売期間は、店舗・オンラインショップともに8月中旬ごろまでの予定です。
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