想像を超える2つの巨岩!雲南市『須我神社』奥宮の「夫婦岩」へ


神秘の世界!「夫婦岩」を求めて雲南市『須我神社』の奥宮へ
雲南市大東町にある『須我神社(すがじんじゃ)』は、「日本初之宮(にほんはつのみや)」と呼ばれる歴史ある神社。
「ヤマタノオロチ退治」で活躍した須佐之男命(すさのおのみこと)が、愛する奇稲田姫命(くしいなたひめのみこと)と一緒にこの地にやってきて、日本で最初の宮殿を造られたといわれています。
また、この地で和歌を詠んだ須佐之男命。それが日本最古の和歌であることから和歌発祥の神社とも。
そんな『須我神社』から、山奥へ約2キロ歩いた奥宮に鎮座するのが、今回ご紹介する「夫婦岩」。
古代より続く『須我神社』の祭祀の地にある、知る人ぞ知る神秘的なパワースポットです。
「気になる!」方、ぜひ一緒に神秘の世界に迷い込んでみませんか?
八雲山の登山口へ
『須我神社』から車で約5分のところにある、八雲山登山口。
ここが奥宮への入口。約400メートルの山道を登ると「夫婦岩」があります。
杖の貸し出しサービスを発見。ということは、けっこう大変・・・?
一瞬ひるみましたが、マイペースにゆっくり登って行こうと思います。
八雲山を登って行くと、道中には和歌の石碑がいくつも点在。
途中、不老長寿のご利益がある湧き水「神泉坂根水(しんせんさかねみず)」があるので、身を清めてから参拝しましょう。
八雲山から湧き出る水は、とっても冷たくて気持ちがいい!心身ともにリフレッシュできそう。
山かげの神秘的な雰囲気に包まれた参道
登山開始から約10分で、大きな岩と鳥居を発見。
なんとなく「ここからが本格的な奥宮の入口ですよ」と言われているような、神聖な空気が漂っています。
鳥居そばの大きな岩は、この先にある「夫婦岩」の壮大さを予感させます。
『須我神社』の方に伺うと、この大きな岩は「ホントかどうかは分からないけど、上から転げ落ちてきたのではないか?」とも。
神の一部が降りてきて、参拝者を出迎えているかのような存在感。まさに神秘の世界の入口。
上へと続く階段が、まるで天に登って行くかのように感じられます。
周りには、和歌の彫られた石碑が点在。達筆すぎて読めない字もありますが、一つひとつ見ながらゆっくり登るのもまた味わい深いですね。ちなみに全部で60基あるそうです。
家族のように寄り添う3つの巨岩
八雲山登山口からゆっくり登り、約16分で到着!
ついに対面できた、巨大な「夫婦岩」。間近で見上げると、その大きさに圧倒されます。
大中小の3つの岩が寄り添い合うように立っていて、まるで家族のような姿が印象的。
一番大きな岩が、須佐之男命(すさのおのみこと)。向かって左側の二番目に大きな岩が、奇稲田比売命(くしいなたひめのみこと)。そして右側の岩は、二神の子である八島士奴美神(やしまじぬみのかみ)を表すとされています。
高さはそれぞれ7メートル、3.6メートル、1.5メートル。
「夫婦岩」という名の巨岩は、まさに理想的な家族の姿そのもの。神話の時代からこの地で愛を育み、家庭を築いた神々の物語が岩という形で永遠に刻まれているんですね。
ご利益は、良縁結び、夫婦円満、子宝、安産、家内安全などです。
二宮詣りで完璧なお参りを!
『須我神社』では、本殿と奥宮の両方を参拝する「二宮詣り(ふたみやまいり)」という習わしがあるそうです。
最近は参拝者の大半がこの「二宮詣り」をされていて、特に奥宮は、縁結びや子宝など女性にパワースポットとして人気とのこと。
『須我神社』の授与所で祈願の札(1000円)を購入し、願い事を書いて本殿で祈り、奥宮へ納める――。一人ひとりの祈願が成就するよう、宮司さんが心を込めてお祈りしてくださるそうです。「願い事が叶いました!」という御礼のお手紙もたくさんもらうとのこと!
ぜひ、須我神社ご本殿と合わせて奥宮の巨大『夫婦岩』まで足を運んでみてくださいね。想像を超える感動が待っているかもしれません。
行かれる際は、歩きやすいスニーカーと虫除けスプレー、タオルや水分補給のご準備もお忘れなく。
須我神社 奥宮
スガジンジャ オクノミヤ
電 話:0854-43-2906
住 所:島根県雲南市大東町須賀 [MAP]
駐 車:あり
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