心も体も整う天空の寺カフェ。大田市温泉津『清水大師寺』


大田市・温泉津の町を見晴らす『清水大師寺』の山寺カフェでひと息
世界遺産の湯の町・温泉津温泉(ゆのつおんせん)。
その町を見下ろす堂床山の中腹に、800年代創建の真言宗の寺院『清水大師寺(しみずだいしじ)』があります。
カフェが開くのは4~11月の月2~4日ほど。
今回は、その寺カフェへお邪魔してきました。この山寺でしか見られない景色がお待ちかねですよ。庫裡をカフェに。大きな窓から望む温泉津の町並みと日本海
お寺独特の静けさや厳かな空気にふれると、心がしゃんと整う感じがします。こちらの寺カフェも同様に、自然と背筋が伸びるような。
そんな思いを口にすると、「お寺の敷居を下げて、気軽に立ち寄れる場所にしたくて始めたんです」と章香さん。住職の妻であり尼僧でもある章香さんは、明るくお話が自然と弾むので、安心していられます。
宴会や居間として使われていた庫裡(くり)をカフェとして改装。
畳敷きのスペースに、テーブル席やソファ、カウンターが並んでいます。心惹かれた席に、気の向くまま腰を下ろしてみましょう。
窓の向こうには温泉津の町並みが広がります。
・・・のはずが、取材時は霧に包まれ、目の前は真っ白。でも、それもまた一興。幻想的な風景でした。
テーブルの近くに書籍や、珍しい輸入ものの器が置かれています。置いてあるものによっては、お寺にまつわる物語を聞けることも。気になったら話を聞いてみましょう♪
お寺でいただく季節の果物や甘味。予約制のランチも
カフェでは、精進料理や章香さんお任せのランチをはじめ、ドリンク、甘味がそろいます。
ヘルシーな食事がお目当ての方がいれば、コーヒーや紅茶でひと息つく方など様々。なお、ランチは予約が必須。
甘味が付く「抹茶セット」(900円)。
抹茶はホット・アイスを選べ、季節の和菓子や果物付き。この日は、手づくりのわらび餅に、びわやブドウ、ナッツのお菓子が添えられていました。
抹茶とお菓子を味わっているだけなのに、お寺の厳かな雰囲気と、抜群の眺望が相まって特別な気分に♪
がんばる自分へのご褒美にピッタリ。
時間が進む中で霧が晴れ、温泉津港や山の景色がハッキリしてきました!
港の手前に広がるのが、温泉街や地元の人たちの生活圏。
日々の暮らしの場を見下ろすことで、心身をリセット。そんなリトリートの時間を求めて、足を運ぶ人もおられるそうです。
『清水大師寺』の場所
住所は大田市温泉津町小浜イ408。最寄りはJR温泉津駅でそこから約5km。
カフェは月に2~4日営業ですが、急な法要などが入った場合、臨時休業することがあります。お参りは365日いつでもOK。
【宿坊】一日一組限定!「曼荼羅の間」で宿泊体験を
「曼荼羅の間を貸し切ってお寺に泊まる」そんな特別な体験も。本堂だった場所を、章香さんの親の代から宿坊として開放しています。
2025年6月にリニューアルした宿泊部屋のテーマは「リボーン(生まれかわり)」。
深海や宇宙、母体の中をイメージしたロイヤルブルーの空間に包まれ、非日常を感じられます。
「ここに泊まって生まれかわり、また下界へ戻ってもらう場所なんです」と章香さんはお話してくれました。
宿泊予約・詳細はHPをチェック。気になる方は電話で相談してみてください。
また『清水大師寺』では、写経や曼荼羅塗り絵、アロマテラピー、占いなど、様々なお寺体験が楽しめますよ。
清水大師寺 寺カフェ
シミズダイシジ
電 話:0855-65-3000
住 所:島根県大田市温泉津町小浜イ408 [MAP]
営 業:10:00~15:00*月2~4日営業、急な法要などが入った場合は臨時休業
休 み:不定休
駐 車:あり
情 報:HP Instagram
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状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
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この記事を書いた人

タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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