心も体も整う天空の寺カフェ。大田市温泉津『清水大師寺』

編集部あつきち
編集部あつきち

大田市・温泉津の町を見晴らす『清水大師寺』の山寺カフェでひと息

世界遺産の湯の町・温泉津温泉(ゆのつおんせん)。

その町を見下ろす堂床山の中腹に、800年代創建の真言宗の寺院『清水大師寺(しみずだいしじ)』があります。

2007年から、お寺の一角でカフェを営業中。

カフェが開くのは4~11月の月2~4日ほど。

今回は、その寺カフェへお邪魔してきました。この山寺でしか見られない景色がお待ちかねですよ。

庫裡をカフェに。大きな窓から望む温泉津の町並みと日本海

お寺独特の静けさや厳かな空気にふれると、心がしゃんと整う感じがします。こちらの寺カフェも同様に、自然と背筋が伸びるような。

そんな思いを口にすると、「お寺の敷居を下げて、気軽に立ち寄れる場所にしたくて始めたんです」と章香さん。住職の妻であり尼僧でもある章香さんは、明るくお話が自然と弾むので、安心していられます。

宴会や居間として使われていた庫裡(くり)をカフェとして改装。

畳敷きのスペースに、テーブル席やソファ、カウンターが並んでいます。心惹かれた席に、気の向くまま腰を下ろしてみましょう。

窓の向こうには温泉津の町並みが広がります。

・・・のはずが、取材時は霧に包まれ、目の前は真っ白。でも、それもまた一興。幻想的な風景でした。

テーブルの近くに書籍や、珍しい輸入ものの器が置かれています。置いてあるものによっては、お寺にまつわる物語を聞けることも。気になったら話を聞いてみましょう♪

お寺でいただく季節の果物や甘味。予約制のランチも

カフェでは、精進料理や章香さんお任せのランチをはじめ、ドリンク、甘味がそろいます。

ヘルシーな食事がお目当ての方がいれば、コーヒーや紅茶でひと息つく方など様々。なお、ランチは予約が必須。

甘味が付く「抹茶セット」(900円)。

抹茶はホット・アイスを選べ、季節の和菓子や果物付き。この日は、手づくりのわらび餅に、びわやブドウ、ナッツのお菓子が添えられていました。

抹茶とお菓子を味わっているだけなのに、お寺の厳かな雰囲気と、抜群の眺望が相まって特別な気分に♪

がんばる自分へのご褒美にピッタリ。

時間が進む中で霧が晴れ、温泉津港や山の景色がハッキリしてきました!

港の手前に広がるのが、温泉街や地元の人たちの生活圏。

日々の暮らしの場を見下ろすことで、心身をリセット。そんなリトリートの時間を求めて、足を運ぶ人もおられるそうです。

お寺の参拝と合わせて行けば、良い気分転換に。

歴史ある町の天空カフェで、ひと息ついてみませんか?

カフェの営業時間は、HPのお寺カフェページ、または電話にて確認を。

『清水大師寺』の場所

住所は大田市温泉津町小浜イ408。最寄りはJR温泉津駅でそこから約5km。

カフェは月に2~4日営業ですが、急な法要などが入った場合、臨時休業することがあります。お参りは365日いつでもOK。

【宿坊】一日一組限定!「曼荼羅の間」で宿泊体験を

「曼荼羅の間を貸し切ってお寺に泊まる」そんな特別な体験も。本堂だった場所を、章香さんの親の代から宿坊として開放しています。

2025年6月にリニューアルした宿泊部屋のテーマは「リボーン(生まれかわり)」。

深海や宇宙、母体の中をイメージしたロイヤルブルーの空間に包まれ、非日常を感じられます。

「ここに泊まって生まれかわり、また下界へ戻ってもらう場所なんです」と章香さんはお話してくれました。

宿泊予約・詳細はHPをチェック。気になる方は電話で相談してみてください。

また『清水大師寺』では、写経や曼荼羅塗り絵、アロマテラピー、占いなど、様々なお寺体験が楽しめますよ。

清水大師寺 寺カフェ

シミズダイシジ
電 話:0855-65-3000
住 所:島根県大田市温泉津町小浜イ408 [MAP]
営 業:10:00~15:00*月2~4日営業、急な法要などが入った場合は臨時休業
休 み:不定休
駐 車:あり
情 報:HP Instagram

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

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