感動をシェアしたくなる!国産小麦と100%無添加を貫くパン屋『紬麦』
出会いの輪で創造した特別な場所、古民家が紡ぐベーカリー
「母お手製のケーキやパンが私のモノ作りの原点なんです」と話す峠土(たおつち)純子さんは、江の川沿いに広がる山間の集落でベーカリー『紬麦』を切り盛りする店主兼パン職人。
築100年を数える大きな民家をリノベーションした店は、同じ場所でカフェ『蔵庭』を営む戸田夫妻とのコラボレートで実現したもの。
2組の出会いは、偶然によるものとか。「たまたまカフェをやろうと考えておられた戸田夫妻と知り合い、一緒に店を造ることから始めよう、という話に発展していきました」。
“空き家を自分たちの手でリノベーションしてカフェ&ベーカリーを開く”。
2組の行動に共感した人々によってネットワークがグングンと広がり、最終的には延べ150人のボランティアが参加した一大プロジェクトへ!
『蔵庭』と『紬麦』の関係を「ここが住まいでもある戸田夫妻のカフェがメインで、私はテナントっていうのが正しいかな?『蔵庭』はうちにとってのイートインスペースというか……」と笑う峠土さん。
国産小麦はもちろん、100%無添加を貫くブーランジェとしてのこだわりと、選ぶ楽しさを提供したくて、ハードからベーグル、ミルクロールと幅広く揃える経営者としてのサービス精神が同居したパン作り。
それだけに、厨房からちょっと覗くだけで、自分が作ったパンでカフェを楽しむ人々の顔が眺められる、峠土さんはそんな『蔵庭』との気の置けない間柄を大切に思っているようでした。
無添加のパン作りは「シンプルだけど奥深い。だから生地がおいしいといわれるのがすごくうれしい」と峠土さん。
働く人々の和気あいあいとした雰囲気が、ここで過ごす時間をさらにゆるやかに感じさせてくれます。
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部べーやん
山陰のタウン情報誌「ラズダ(Lazuda)」の編集長。出雲市佐田町出身。
入社以来、ラズダを作り続ける編集スタッフ。新しいラーメン屋には行かなきゃ気が済まないィィ性格(だそう)。
超ローカルYouTubeチャンネル「Lazuda TV」の立ち上げから、企画・編集・出演を務めています!
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