世界農業遺産をカレーで味わう!?奥出雲町の肉・米・旬の野菜がひと皿に

編集部いしやん
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奥出雲和牛に仁多米も!世界農業遺産をテーマにした奥出雲町『ピコピコ』のスープカレー

こんにちは! 山陰のタウン情報「ラズダ」の編集部いしやんです。

今回訪ねたのは、奥出雲町横田の『バーガーハウス ピコピコ』。「しまね和牛」のパティと、奥出雲産トマトの自家製ソースを使った、ハンバーガーが自慢のお店です。

ハンバーガーのほか、ピザやパスタも楽しめるこちらで、今回はカレーに注目!

お目当ては「奥出雲和牛と旬菜のスープカレー」(1200円)。奥出雲地域の世界農業遺産認定1周年を前に開発し、2026年7月から販売を始めたメニューです。

奥出雲和牛に仁多米、旬の野菜。お話を聞いてみると、地元の食材を集めるだけでなく、盛り付けにも奥出雲らしい工夫がありました。

牛すじを5時間煮込む!食材が主役のスープカレー

スープのベースとなるのは自家製フォン。フォンとは、料理の土台になる出汁のこと。

使うのは、地元の精肉店で下処理した奥出雲和牛の牛すじ肉。ニンジンやセロリなどと一緒に、じっくり5時間煮込んでうま味を引き出します。

自家製ルーには、奥出雲産のトマト・タマネギ・リンゴを使用。トマトやタマネギなどを炒めて甘みを引き出し、素材が持つ酸味も活かして仕上げ。

そして、スパイスは控えめに。肉や野菜そのものを味わってほしいから、香りや刺激が前に出過ぎないよう、引き立て役にしているそうです。

トッピングには素揚げした旬の野菜、ご飯には仁多米を。具材だけでなく、スープやルー、ご飯まで地元の食材を活かしています。

そもそも、世界農業遺産をテーマにした料理を作る時、なぜカレーを選んだのでしょう?

地域の特産品をひと皿にまとめるなら、素材同士に一体感が生まれるカレーがベスト。さらに、幅広い年代の人が食べやすく、重たくない料理にしたいと、スープカレーに行き着いたそう。

観光客はもちろん、町内の人にも気軽に楽しんでもらいたい。1200円の価格にも、そんな思いが込められています。

この盛り付け、奥出雲の夕焼けがモチーフ!

食材に続いて見てほしいのが、盛り付け。実はこのひと皿、奥出雲の夕暮れを表しているんです。

お手本になったのは、地元で活動する写真家が撮影した福頼棚田の夕焼け。山あいから差し込む夕日と、赤く染まった棚田を、料理で表現しています。

ご飯は山に見立て、大葉で緑を。トッピングにも、夕暮れの風景を重ねています。

「食材が地元産」というだけでなく、盛り付けまで奥出雲だったとは!

食事を通して、奥出雲の風景や文化も知ってもらいたい。作り手が込めたのは、そんな思いでした。

カレーの肉や米にもつながる「世界農業遺産」

今回のカレーが生まれるきっかけになった「世界農業遺産」。認定するのは、国連食糧農業機関(FAO)です。

地域で受け継がれてきた農林水産業の仕組みと、それに関わる文化や景観、生物多様性などが対象になります。

奥出雲地域が認定されたのは、2025年8月。たたら製鉄を背景に受け継いできた、水の管理と農業・林業・畜産が結び付く仕組みが評価されました。

たたら製鉄によって築かれた農業の基盤を活かし、水を使う知恵や棚田の景観、仁多米や奥出雲和牛を育む営みが今も続いています。

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今回のカレーに使う肉や米も、こうした土地の営みにつながる食材。お店では、生産者のみなさんが育てた食材への思いも、スープカレーに込めています。

秋はキノコも登場予定。カレーを食べて奥出雲巡りへ

「奥出雲和牛と旬菜のスープカレー」は、季節によってトッピングが変わります。

10月からは秋の食材に替わり、奥出雲特産のマイタケやシイタケが登場する予定。今度はキノコと牛すじの組み合わせが楽しめそう!

さらに奥出雲町では、2026年10月1日(木)~11月30日(月)に、「奥出雲の恵みをめぐるデジタルスタンプラリー」を開催します。

世界農業遺産認定1周年を記念して、関連する飲食店やお店、棚田展望台、『奥出雲たたらと刀剣館』などを巡る企画。スタンプ4個で仁多米食堂のお食事券2000円分(10名)、7個で奥出雲和牛すき焼き用500g(5名)、10個で仁多米10kg(3名)の賞に応募できます。

食事や景色を楽しみながらスタンプも集められるので、秋の奥出雲ドライブに合わせて参加するのも良さそう。

まずは『ピコピコ』で、奥出雲の恵みを盛り込んだスープカレーを。この秋のお昼ご飯に、訪ねてみて!

バーガーハウス ピコピコ

ピコピコ
電 話:0854-52-2578
住 所:島根県仁多郡奥出雲町横田1097 [MAP]
営 業:8:30~19:00
休 み:火曜(祝日の場合は営業)
駐 車:あり
情 報:HP Instagram

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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部の現編集長。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な蛇年の年男。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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