『米子市美術館』では、郷土ゆかりの新進気鋭の作家を発掘しその活動を紹介する場、ミッドキャリアへつなげる支援として2009年より「若手作家支援展」を開催している。

今回、その第６回目としてとりあげる朝倉弘平（1983年生）は、鳥取県大山町在住の画家で「自然との交感」をテーマに制作。幼少期から虫や植物の持つ色合いに魅せられた朝倉は、東京での作家活動を経て、2013年家族とともに鳥取県米子市へ移住。2016年からは大山町に活動拠点を移し、日本海を臨む大山の麓に暮らしながら自然の風景や生きもの達を描き続けている。

公立美術館における朝倉の初個展となる本展では、最新作を含む約100点を一堂に展示。まばゆいほどの色彩感覚と配色により生み出される、独自の世界観をこの機会に堪能しよう。