俳優は戯曲を読み、演技を構想し、稽古を通じて演技を組み立てる。演出家は戯曲を読み、芝居全体を構想し、稽古を通じて全体を組み立てる。
戯曲は演技、演出を決めていくための最大の情報源であり、稽古は自分の言葉や体と接し、他者や空間と接することを通じてさまざまな発見や挑戦をする場所である。
戯曲読解と稽古を往復しながら芝居は発展していく。読解と稽古の往還を作品成長の過程とするために、俳優にはどんな準備や考え方・技術が必要なのか。演出家には、どんな準備や考え方・技術が必要なのか。
５日間の中で、岸田國士の短いテキストを素材に読解・稽古の過程を実践的に体験しながら、俳優と演出家が演劇創作を創造的な過程とするための基本について教える。映像を見る時間や、最後は小さい内部発表の場を設ける。
講師は中島諒人（演出家、鳥の劇場芸術監督）齊藤頼陽（俳優、鳥の劇場副芸術監督）他。

以下の情報をinfo@birdtheatre.org宛に件名を「演劇塾参加希望」として応募。
名前・年齢・最終学歴・演劇活動歴・希望（演出家か俳優か）・応募理由と現在の課題意識（400字から600字）・応募者の顔写真を添付で選考。応募内容により選考を行い、１週間程度で結果を連絡。
※参加内定後、参加費の振り込みにより参加確定となる。