足立美術館では、1970年代以降に制作された日本画を新館にて収集、公開している。コレクションの中心は日本美術院展覧会（院展）への出品作であり、それらは大型の画面に何度も重ねた絵具など、横山大観らが活躍した近代の日本画とは異なる特徴がある。しかし、伝統的な岩絵具の美しさや質感を活かし、画家たちの感性にあふれる表現は、近代日本画とは違った魅力がある。

本展では、松尾敏男や手塚雄二、西田俊英ら、現代の23名の画家たちの名品を紹介する。時代とともに変化してきた、今の日本画を楽しもう。