【しまとりクイズ】“日本最古のマスク”は島根で作られた!?@第10問
鳥取・島根に詳しくなれる(!?) 『しまとりクイズ』のコーナー!
鳥取・島根に詳しくなれる(かもしれない)クイズコーナー第10弾です!
このコーナーでは、取材先での発見や地元で話題になっているもの、地元の方から聞いたお話しなど、様々なことをクイズ形式で紹介していきます!
ぜひ日頃の話のネタとして使ってみてください♪
問題(今回は大田市編~!)
突然ですが上の写真。「日本最古のマスク?」??
「福面(ふくめん)」と文字がのったこちらのマスク、私たちが知っているマスクとは違って、茶色っぽい布地で形も今のとは異なる姿をしています。
この「福面」と呼ばれる日本最古のマスク、なんと島根県で作られたもの!
(左下にいるワンコが気になりつつも……)
このマスクは、いったいどこで、どのように使われていたものでしょうか??!
A:松江城を建てる際、巻き上がる砂ぼこりを吸い込まないようにした
B:石見銀山で鉱夫たちが作業を行う際に使っていた
C:かつて島根県で疫病が流行った時に使われた
正解は~~~~……
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
Bの「石見銀山で鉱夫たちが作業を行う際に使っていた」!!!
呼吸器の病気「鉱山病」を防ぐためのマスクだった!
そうです、島根県の世界遺産・石見銀山の鉱夫たちが「鉱山病」を防ぐために使用していた“防塵マスク”だったのです!
江戸時代の終わりに、鉱山病を調べていた医師によって作られました。
当時は鉱山病のことを「気絶(けだえ)」といい、要は呼吸器の病気のこと。鉱山で鉱石を掘り出す労働者「鉱夫」の現場は、有害物質も作り出してしまう危険な場所でもあり、職業病や公害病の原点でもありました。
そんな現場で働くのに、粉じんや灯りの煙を吸うことで起きてしまう「鉱山病」を防ぐために開発されたのがこの「福面(ふくめん)」と呼ばれるマスクで、“日本最古のマスク”と呼ばれているんだそうです~~!
どんな素材? 何を使えば病気の予防ができるの?
「福面(ふくめん)」、どうやって、どんな素材で作られているのかでしょうか?
鉄の枠に絹の布を貼っており、布地にはみなさんもよく知る“アレ”と“アレ”を挟んであるのだそうですよ!!
それらを使えば、含む成分によって殺菌や消臭効果、長持ちもするし、有害物質を防ぐ効果があるとか。
さて、何だと思いますか~??
その答えは、下のYouTube動画をご覧ください! 『島根銀山資料館』の館長・仲野さんと大田市に暮らす柴犬の「ハーポ」が福面についてわかりやすーく、教えてくれますよ♪
江戸時代の医師の知恵によって生まれたマスク。興味津々に見てしまいます! 今も昔も医療従事者の方たちに感謝をしたいです。
(そしてなんといっても、柴犬のハーポにめちゃくちゃ癒されます。 ←ココも注目してほしい)
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
【あつきちの過去の記事一覧はこちら】