「自律神経」って何?“なんとなく調子が悪い”は自律神経の乱れが原因かも【RYOKOの身体が喜ぶ話vol.37】
「ちょっと体調が悪い」は自律神経の不調が要因かも……。でも、そもそも「自律神経」って何モノ?
よく耳にする「自律神経」は、ストレスに関係する神経として注目されている体の神経のひとつです。
その働きは呼吸・循環・代謝・排泄と、人間が生きていくために絶対必要な生命反応を担っています。
なんかモヤモヤする、中々眠れない、疲れが取れない、すぐイライラするなど、「なんとなく」出ている症状は、もしかしたら自律神経の調子が影響しているかもしれません。
自律神経について知ることで自分の心身の状態がわかり、解決しやすくなると私は思っています。
今回はまず自律神経というものが何かを紹介していきます!
自律神経は脳と体をつなぐ神経で、交感神経と副交感神経があります。
例えて言うなら、交感神経は興奮・活発なイメージ、副交感神経はリラックス・落ち着くイメージです。
交感神経と副交感神経がバランスを保ちながらどちらも働くことで呼吸・循環・代謝・排泄などの作用が起きていますが、どちらかが高くてどちらかが低い、と言うことではありません。
交感神経と副交感神経のバランスの取り方は、どちらかが高い・低いだけでなく、どちらも高い・低い場合もあります。
交感神経、副交感神経がどのように働いているか、睡眠を例えに考えてみましょう。
\こういう状態になりやすい/
〈交感神経が高い時〉→→→夜中に眼が覚めてしまうとか日中やたら覚醒が高い
〈副交感神経が高い時〉→→夜すんなり眠れるとか日中眠気が強い
・活発なイメージの交感神経が高く睡眠の質を落としている時は、寝る前に深呼吸をして自分の呼吸状態を感じ、リラックスしてみてください。
・落ち着くイメージの副交感神経が高く日中のお仕事に支障が出ている時は、肩を回したり席を立って歩いたり、刺激を入れてみてください。
睡眠の質をあげるためにいろいろな方法が言われていますが、まず自分の自律神経の状態に気づき知ることで、自分に合った方法を見つけやすくなります。
副交感神経優位なタイプの人が、副交感神経を高めるようなリラクゼーションを寝る前にしても睡眠の質の向上には繋がりにくく、交感神経を高めるようにストレッチや筋トレなどで刺激を入れてあげる方がいいことも。
パソコンと向き合うと交感神経が優位になりやすいので、合間の休憩には眼を瞑って深呼吸をすると仕事効率も維持しやすくなると思いますよ。
良い情報を入れて自分や周りの人と楽しい日々を過ごしていきたいですね!
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
Sprittr スポーツトレーナー/理学療法士
スプリット前谷さん
鳥取県南部町にあるBody make studio Sprittr(ボディメイクスタジオ スプリット)代表。怪我や病気の予防的なからだ作りを発信・提案中。理学療法士資格を持ったフリーランストレーナー。最近ではイベント・講演なども精力的に活動中!
【スプリット前谷さんの過去記事一覧はこちら】
Sprittr Instagram
Sprittr公式LINE
Sprittr HP