松江市上乃木にある教えたくないサボりスポット「旧床几山配水池」【山陰フォト散歩】

編集部いしやん
編集部いしやん

静かで、人が少なくて、深呼吸がはかどる、あまり知られていない穴場『旧床几山配水池』

松江市民の方、これ読めますか↓↓

『旧床几山配水池』

どうやら「きゅうしょうぎさんはいすいち」と読むらしいです。何かで見かけて、気になって調べたら「これはサボり…、いや休憩スポットにいいかも!」ってワケで行ってきました。

こんな↓↓モノが見られるらしい!

『旧床几山配水池』の場所

場所は松江市上乃木1-12[MAP]。近くには松徳学院の中学校・高校があります。

 

道中は道幅が狭くなっているので運転にはご注意を。駐車場は5台分ほど、開場時間は9:00~。

入場は無料です。中には整備されたトイレもあります。

早速『旧床几山配水池』を探検!

まずは入ってすぐの場所にあった地図で見どころをチェック。

東池と西池、それに芝生広場には何か黒い塊(?)、あとは表門辺りが見どころっぽいですね。

西と東の池の中央部分に延びるトンネル。これは監視路で、写真は南側の入り口部分。

雰囲気ありますね~!威風堂々って感じ?

監視路の中や、園内のところどころに説明パネルも展示されています。ここ『旧床几山配水池』は、松江市が水道を創設した大正初期から稼働していたインフラ遺構。つまり、“水の都”とも言われる松江市の水道の歴史を、当時働いていた施設を見ながら学べるってワケですね~。

監視路はそれぞれ国の登録有形文化財。入り口の上部に掲げられた額には「水が枯れることのないように」という先人たちの思いが刻まれています。

(サ、サボれる雰囲気じゃなくなってきた)

案内板にある池の部分は、芝生になっています。

(水はどこにあったの?)

マップにあった芝生広場と黒い塊とのご対面。

黒い塊は、配水池で活躍した送水ポンプでした。蒸気機関車もですが、不思議と黒くて武骨な鉄の塊って、ワクワクする。

ベンチもあったし、芝生はキレイだし、風も高台だから抜けるし、これはボッチ飯、もとい昼休みにもいいな。

続いてこちらは計量室。これも国の登録有形文化財。古代ギリシャ建築をイメージしたものらしいですよ!

(中に宝箱が眠っていそうな感じもイイ!)

計量室のすぐ近くにあったのが正門。こちらももちろん国の登録有形文化財。扉の部分はよ~く見ると「水」って漢字になってますね!

ところで水があったのはどこ?

ひと通り見終わってみて、そういえば「水があったっぽい場所、見てない」と思い、Uターン。監視路を歩いてみることに。

そして足元を見てみると……

巨大な空洞発見!

どうやらここに水があったようですね~(後で見返したらちゃんと案内板に書いてあった)。

この石室がいくつもあって、天井はかまぼこみたいな形。

今回『旧床几山配水池』を取り上げた理由はこの景色

そして、監視路を抜けた先にはこんな絶景が!

暗いところから明るいところに出た瞬間にパーッと広がるので、明暗の差もあって感動もマシマシ!

住宅地の中にあるためか、周りはホントに静か。若干、分かりづらい場所にあるけど、駐車場もトイレもあるし、ベンチもあるし、何より気持ちいい!

草木もたくさん植えられていて、整備もきちんとされていました。

歴史の勉強もできるしいいですね~!

でも個人的には「サボりスポット」としてもオススメしたいかな、と!

「一人になりたいな~」、「ちょっと休憩したい!」そんな時、スマホの電源をオフにして、のんびり深呼吸するのにはうってつけ。周りから怒られない程度にぜひ~♪

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

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