常連さんは長靴履いた人ばかり!?夫婦で営む益田市の喫茶『セボン』
こんなところに喫茶店!? Iターン夫婦が営む益田市の喫茶店『CEBON』
益田市内からは外れ、益田駅からは車で30分ほど。
見渡す限り山、山、田んぼ、山、田んぼ…。
「田舎」という言葉が似合うこの山間に、兵庫県から移住した夫婦が経営する喫茶店があるそうです。
喫茶店の名前は『CEBON(セボン)』。「セボン」はフランス語で“おいしい”という意味。モーニングをはじめ軽食、手作りのケーキやプリンなどのスイーツを用意しています。
『CEBON』の場所
住所は益田市黒周町301[MAP]。
お店に向かう道中は本当に喫茶店があるのか不安になりますが、辛抱強く走っていたらお店が現れます。周りは畑と山のみ。
これぞ「朝食」という『セボン』の手作りモーニング
オススメのモーニング(500円)をいただきました。トーストにバナナにベーコンエッグにサラダ、トマト、それにコーヒー。
ワンプレートに「THE 朝食」メニューがぎっしり!
サクサクの食感が◎のトーストは自家製。デザートの手作りヨーグルトにかかっているのも自家製梨ソース。
付け合わせのサラダもマネしたくなるおいしさ。
大根サラダは1~2mm幅にカットした大根を、塩で水切りしてツナとマヨネーズを合わせるだけ。と、レシピまで教えてもらいました。シンプルゆえに、手作りの愛情が際立ってます。
食後は手作りデザート(デザートは一律300円)でまったり、ご夫婦とおしゃべりを楽しむ。
「アップルパイ」は手の平に乗り切らないくらい、食べ応えある大きめサイズ。
こちらはハートの形をしたかわいい抹茶プリン!
抹茶の風味がしっかりあって硬すぎず柔らかすぎずくらいの食感もいい感じ♪
デザート類はほかに「レアチーズケーキ」、「ベイクドチーズケーキ」などなどすべて手作り。
お母さんは「毎日、営業時間終わりに町まで買い出し行って帰ってきて仕込むのが大変。」と話していましたが表情はイキイキ。なんだか楽しそう(⌒O⌒)♪
『セボン』の常連さんは長靴を履いた人ばかり?
『CEBON』を営むご夫婦は兵庫県からのIターン。益田に来て6年目なのだそう!
喫茶店は、お母さんがずっとやりたかった夢だと話してくれました。
“田舎暮らし”に憧れてIターン。
Iターンのきっかけは田舎暮らしへの憧れ。
移住を決めてからは数年山口県で暮らしていたそうですが、仕事しながら生活をする中で益田市の方が条件に合っていたため、5年前にこの益田市黒周に越してきました。
鳥取の田舎生まれ&田舎育ちの私は「田舎暮らしへの憧れ」にピンとこず、田舎のどんなところに魅力を感じるのか聞いてみました。
すると
「家が隣にない家に住みたかった」という返事が返ってきました。Σ(・□・ )
そんなこと考えたことなかったなぁ…!! と私は衝撃を受けました。
益田市黒周での暮らしはどんな感じ?
Iターン直後の話を聞いてみたら出てくるのは苦労話ばかり。
家からスーパーは遠いから、自給自足しよう!と思って挑戦してみたが野菜が育たない。収穫できるのは大きく育たない白菜ばかり…とか。
・雨の日に勝手に洗濯物が取り込まれていた
・帰宅したら玄関前に野菜が置いてあった
・玄関に出る前に人が家に上がり込んできた
などなど、都会と田舎のギャップエピソードは止まりません。でもこれ、まさに「田舎あるある」ですよね~。
イレギュラーな日々が続いても、食材の豊かさやおいしい空気、水など田舎での暮らしは魅力はたくさん。
「兵庫に帰りたい」と思ったことは一度もなく、むしろ「もう帰りたくない!」と思うほど益田市での暮らしが居心地良いそうです♪
そして、お母さんの夢だった「喫茶店を開く」という夢も実現。おいしいものを食べてほしいと、得意の料理でお客さんをもてなします。
常連さんは作業の合間にやってくる地元の農家さん
山、畑に囲まれた『CEBON』に来るお客さんは地元の農家さんがほとんど。
お店に来るのは朝早い畑仕事の合間や、お昼休憩、15時頃のおやつの時間など。ほぼ毎日!
お母さんは、「泥んこまみれになった長靴履いたお客さんしか来られませんよ~」なんて嬉しそうにニコニコ笑っていました(*⌒▽⌒*)
(移住生活、これからも楽しんでくださいね!)
CEBON
セボン
電 話:0856-29-0455
住 所:島根県益田市黒周町301 [MAP]
営 業:7:00~17:00
休 み:月・火曜
駐 車:あり
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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