みんな知らないハニワの世界。松江市『風土記の丘』に行くとハニワ好きになる!?【ラズダ広告】
松江市『八雲立つ風土記の丘』でハニワの魅力の沼にハマる
突然ですが
「ハニワ」のこと、どこまで知ってますか?
ちなみに私がハニワと聞いて思い浮かべるのは↓
丸い目にポカーンって開いた口、手もあって。ずっと見ていられる不思議な可愛さがある。
ある意味ゆるキャラ。
私と似たようなハニワを想像する人も多いかと思います。しかし!実はハニワ、ほかにもいろ~んな形のハニワがあるんです!
例えばこんなの↓
人の…下半身?(・□・;)
ほかにも、こんなの!↓
凛々しい顔つきに、このふっくらとしたフォルム。なぜか見とれてしまう…。
こちらは「見返りの鹿埴輪」といって、松江市矢田町にある「平所遺跡」から出土したハニワ。松江市『八雲立つ風土記の丘』に常設してあり、通称
“風土記の丘のアイドル”
そもそもハニワって何者?
ハニワって何のために作られたん?
何で作られてるん?
ハニワが作られるようになったのは、4~7世紀の古墳時代。みなさんご存知ですか?
ハニワは昔の王様などの偉い人のお墓(=古墳)に置くために作られた遺物。「故人が安心して眠れるように」という意味を込めてお墓の周りに並べられたものとされています。
漢字で書くと「埴輪」。これは赤黄色の粘土(埴)で作られたこと、お墓を囲うように円状に並べられたことが由来しているとか。
今、松江市の『八雲立つ風土記の丘』ではいろんな形のハニワに会えるよ
松江市『八雲立つ風土記の丘』では企画展「出雲の埴輪たち~石屋古墳と平所遺跡~」を11月23日(火・祝)まで開催中。馬や鹿の形をした「動物埴輪」のほか家の形をした「家形埴輪」、最古級の貴重なハニワなどがずらり。
松江のひがし東光台団地にある大型古墳「石屋古墳」から出土した馬埴輪や力士埴輪などのほか、これまであまり公開されてこなかった武人埴輪や盾形埴輪といった珍しい埴輪を展示しています。
常設展だけでは見られない、珍しい埴輪をたっぷりと見られますよ!
[どこまで知ってる?]3問出題!ハニワクイズ
素朴な可愛さを持つ“ちょっと気になる存在”のハニワ。
ところでみなさんはハニワのことをどれだけ知っていますか?
ハニワの種類は?
ポーズの意味は?などなど。
そこで『八雲立つ風土記の丘』に現在展示されているハニワの中から、いくつか「ハニワクイズ」を出題したいと思います!
【ハニワクイズ1】 もっとも古いハニワの種類は?
動物の形をしたハニワ、家の形をしたハニワ。ほかにも「盾型」とか「円筒埴輪」なども。時代が進むにつれ、ハニワの種類は増えていきます。
では一番古いハニワはA~Cのうちどれでしょうか?
A:「家形埴輪」
B:「動物埴輪」
C:「人物埴輪」
正解は……
正解はAの「家形埴輪」でした!
ハニワが作られた当時は、故人が住んでいた家など、持っている財産をハニワにしてお墓に並べるのが主流だったので「鳥埴輪」や「家形埴輪」などは古くからあったハニワといわれています。
時代とともにハニワの種類も増加。5世紀中頃(西暦450年頃)には“付き人もハニワにしちゃおう!”と、付き人などをモデルにした「人物埴輪」が登場。「亡くなったあとも守ってね」という意味合いで作られたのだそう。
【ハニワクイズ2】これは何ハニワでしょうか?
↓の写真は「人物埴輪」です。
実はこのハニワ、人物埴輪の中でも「最古級の人物埴輪」ではないかと言われているレアなハニワ。『八雲立つ風土記の丘』でしか見られないハニワなんです。
★現在開催中の「風土記の丘」の企画展「出雲の埴輪たち」で見られます!
人物埴輪といっても区分化され、武人や力士、巫女などがあり、人の形を総称したものが「人物埴輪」だと言われています。
上のハニワは次のうち何を表したハニワだと思いますか?
A:農民
B:力士
C:武人
正解は……
正解はBの「力士」でした!
この力士埴輪が出土した石屋古墳は、西暦450年前後築造と考えられています。これは人物埴輪が出土した古墳として最も古いということから、最古級の人物埴輪とされているんです。
下半身しか再現されていないため、少~し難しかったですね。実際は↓のような姿をしていると推定されています。
な~んか違和感を感じませんか?
私たちの知っている「どすこい!」って構える、体が大きくて髷を結んだ力士の姿ではないですよね。この時代でいう「力士」とは、その地域にいる力自慢の人。
展示説明にもありますが、日本書紀に書かれている相撲シーンでは、私たちが知っている回しをとっている様子ではなく、「プロレス」のような蹴ったりなぐったり。その村一番の力持ちが王様のそばにいて、ボディガード的な存在だったのかな?なんてその時代のことを想像するのも楽しいですよね!
【ハニワクイズ3】ハニワのポーズにはどんな意味がある?
ハニワって変わった形やポーズをしているものが多いけどなんで? これにはきちんと理由があって、
この謎が解けるとハニワがもっと好きになります!
例えばこの『八雲立つ風土記の丘』のアイドル「見返りの鹿埴輪」↓
「見返り」と名前に入るほど振り返っている姿が特長的な鹿のハニワ。全国で3体しか見つかっていません。こちらも珍しいものですが、なんで振り返っている鹿のハニワを作ったんでしょう?
これにもちゃんと理由があるんです!以下のうちどれだと思いますか?
A:振り返っている姿が美しかったから
B:獲物を見つけた時の様子
C:物音にびっくりして振り返った時の様子
正解は……
正解はCの「物音にびっくりして振り返った時の様子」でした!
狩人の気配に気づき、びっくりして振り向いた時のシーンを切り取ったものではないかという説があり、おそらく『八雲立つ風土記の丘』にある「見返りの鹿埴輪」も同じようなシチュエーションだったのではないかといわれているのだそうですよ。
そんなシーンをわざわざ切り取ってハニワで再現したのにはどんな理由があるんだろう?
ハマるとその沼はかなり深いかも…。ハニワをもっと知りたい方は『八雲立つ風土記の丘』へ
ハニワの謎、知れば知るほど謎が深まるばかり。
ハニワについてもっと知りたい方は『八雲立つ風土記の丘』でやっている企画展「出雲の埴輪たち」へ出かけてみてください♪ 11月23日(火・祝)までやってるよ!
風土記の丘の場所はこちら↓
施設内の芝生広場では竪穴式住居や岡田山古墳が見られたり、「風土記植物園」では「出雲国風土記」に記載する四季折々の植物の観察も楽しめます♪
【最後にお知らせ】期間中、入館時に「webラズダを見た」で「埴輪カード」を1枚プレゼント!
また、アンケートに答えるとさらにもう1枚「埴輪カード」をGETできちゃう!(カードは全部で5種類!)
「会いにきてね!!」
by.風土記の丘のアイドル
島根県立八雲立つ 風土記の丘
ヤクモタツフドキノオカ
電 話:0852-23-2485
住 所:島根県松江市大庭町456 [MAP]
営 業:9:00~17:00(最終入館16:30)
料 金:大人300円、大学生200円、高校生以下無料
休 み:火曜(祝日の場合は翌平日)
駐 車:あり
情 報:HP
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
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