出雲に気になる名前の本屋さん!『句読点』で本をジャケ買いしてみた♪

編集部あつきち
編集部あつきち

出雲市駅から徒歩6分。手作り感ある小さな本屋さん『句読点』がオープン

出雲市に“気になる名前の本屋さん”があるんです。

出雲市駅から徒歩6分の場所にある

『句読点』。

『句読点』は、今年10月10日にオープンしたばかりの小さな本屋さん。『出雲本町簡易郵便局』の隣にあります。

玄関先の扉にはお店のロゴである「、(読点)」のマーク。手作り感のある、かわいらしい見た目のお店で、玄関前の小さな棚には古本が置かれています。

店主の嶋田さん(写真右)を中心に2人で営む『句読点』。このお二人の雰囲気にも、癒されてしまう本屋さんでした。

『句読点』の場所・アクセス

お店の住所は島根県出雲市今市町561-3。営業時間は12:00~20:00営業。水曜、第3火曜休み。

最寄りの出雲市駅前からは歩いて6分。専用駐車場はありませんが、お店の隣には広い60分100円のパーキングがあります。

何の沼にハマる? 古本から新刊まで、読みたい本探し!

『句読点』はこぢんまりとした小さな本屋さん。

店主がこれまでに読んできた本を古本として販売しているほか、新刊もセレクト。

アットホームな雰囲気でしょう?

お店の真ん中にある机が新刊コーナーで、周りの棚が古本。お店をグルっと一周してみたくなる造りになっています。

『句読点』では、「“問い”を持つための本」を置くようにしているそう。

「世界は一つではなく、いろいろ姿形があり“これしかない”ではなく、“あれもこれもあり”と、気づくための本屋でありたい」と店主。聞いたことのある大手出版社から小さな出版社まで、様々な本がセレクトされています。

地元から出版された本や、本好きなら分かる(!?)出版社「ミシマ社」、「ナナロク社」、「夏葉社」などなど。

「小さい出版社だけど、おもしろい本を出されているんですよ」と、一冊一冊に愛を持って販売されているのだと感じました(^^)

読書が苦手という方へ。本も“ジャケ買い”がアリらしい!

たくさんの本を目の前にすると、

・何読めばいいかわからない!
・正直、読書苦手です!

という方もおられますよね。そんな時は、なんとな~く惹かれる本を手に取ってみましょう。

例えば「表紙のデザインがかわいい」とか、「タイトルがステキ」とかそういう気持ち。

CDのジャケ買いをした経験ありませんか? パッケージがレトロで可愛いパンを買ったことありませんか?

\本もそんな感覚でOK!/

「このアーティストが好きなら、きっとこのアーティストも好きなはず!」で音楽の世界が広がっていくように、「作者Aが影響を受けた作者B」で読む本の幅が広がり、そのうえ本の歴史をたどることもできちゃうんです!

自分が何の沼にハマるのか、ワクワクしてきますよね(^^)

店名『句読点』の由来について

「句読点」とは、文章を読む時に出てくる「。(句点)」や「、(読点)」を総称した言葉で、文章を読みやすくしてくれるもの。

句読点って、なくても文章を読もうと思えば読めますが、句読点があることで格段に読みやすくなりますよね。句読点があるからこそ文章が活きてきます。

生活する上で本はなくても死にはしないし、生きていけるけど、死にそうな時に本が救ってくれることがある。このことを店主は「本は生きていく上での句読点」だと話しています。

また「本屋『句読点』では、読み終わったあとに、世界が少し違う色合いで見られるような本を置きたい。生活の中に“本”という句読点を提案したい」という思いからこの店名にされたのだそうですよ。

ス、ステキ!!

お店の空間にお二人の雰囲気がとても似合っていて、お店にいるのが心地良くなってきます(笑)。

ちなみに、店主の嶋田さん(写真右)は埼玉県のご出身。

Iターンで島根に来られ、出雲を気に入り住み続け今年で3年。人も時間もゆっくりしている感じなど、島根の空気が自分に合っていて住み心地がいいとか!

「いずれはこの地でこぢんまり何かをやりたい!」と思っていた嶋田さんは、「小さな本屋さんって出雲にないな」と思い、読書好きが高じて本屋を始めることになったそうです。

ちなみに店主・嶋田さんがハマった沼がコチラ

嶋田さんが本を好きになるきっかけにもなった人物。それが↓

世界の巨匠・岡本太郎先生!

大学生の頃に岡本太郎さんの本に出合ったそうです。ていうか、岡本太郎さんの本ってこんなにあったの?(作品ばかのりイメージでした…!)

ちなみに先日編集部では、松江にある岡本太郎さんのモニュメントを見つけ、速攻行ってきましたよ!↓
【関連記事】松江市総合運動公園に岡本太郎さん作の像があるの知ってた?【山陰フォト散歩】

せっかくなら私も何かの沼にハマりたい

せっかくなら本を一冊購入したい私。

お店の中に一人なのをいいことに店内を数分ウロウロ。本を手に取ってはまたウロウロ、ウロウロ、ウロウロ…

正直、気になる、興味惹かれるものはたくさんあったのですがこちらの本を購入しました!↓

みのわようすけさん著の短編集「今日というより凶な今日」。

タイトルだけじゃ、どんな本が分からないのですが、目次を見ると300話以上のタイトルが綴られており、それを見た瞬間その本に興味を持ちました。嶋田さんに「著者みのわさんが実際に見た夢を綴った短編集」だと聞き、さらに興味を惹かれ購入。

寝る前に1話ずつ、これから読もうと思っております。それにしても他人が見る夢を覗きたい!って思うなんて、私は少し変わっているのかもしれない…(笑)なんて後々思いましたが、変わった人が手に取った変わった本、ということで咀嚼しました。

さてみなさんは、どんな本に惹かれるのかな?

【イベント情報】 “買ったけど読めてない本”の発表会!?

『句読点』では不定期(だいたい月1)で「読んでいない本について堂々と語る会」というイベントを店内で開催しています。

読み終わった本じゃなくて「読んでない本」に着目してるのが面白い!

また、お店のTwitterインスタグラムでは入荷情報などを更新されているのでぜひチェックしてみてくださいね。

句読点

クトウテン
住 所:島根県出雲市今市町561-3 [MAP]
営 業:12:00~20:00
休 み:水曜、第3火曜

駐 車:なし*隣に有料Pあり
情 報:Twitter Instagram

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

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編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部

編集部あつきち

タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。

好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!

取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!

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