常に進化を続ける『山県そば』。奥出雲町のそば処で絶品そばを堪能

うんなんエリア観光情報
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創業から今に至るまで日々、試行錯誤を重ねる奥出雲町の人気店『山県そば』

島根県奥出雲町にある『山県そば』は、2022年6月で創業20周年。社長の西澤由英さんは「妥協したそばは作らない。また来てもらえるようなそばを作る」をモットーに、今も試行錯誤を重ね、より良いそばを作り続けています。

県外のファンも多い人気のお店なんですよ。

そばづくりをしようと思ったきっかけは?

西澤さんがそば作りをするきっかけは、知り合いのひと言から。

創業の4年前(平成10年)、西澤さんはたたら製鉄に関する仕事やタクシー運転手を務めた後、お花を育てていました。ある時、知り合いから「あなたはそばを作りなさい」と言われたそうです。

当時の奥出雲町は、稲作の減反政策と関連して、そば作りが広がっていた時。

このひと言で西澤さんは「これから奥出雲町にそばの時代がやってくる」と思い、そばのお店を出すことに。

『山県そば』のこだわりは「蕎麦の品種」と「つゆの味」にあり

『山県そば』で主に使われているそばの品種は「常陸秋蕎麦(ひたちあきそば)」。この品種は茨城県を原産とし、香り高く、味わい豊かな品種です。

西澤さんが常陸秋蕎麦と出合ったのは、団体旅行で茨城県に行った際、団体から離れて一人でおいしいそばを探していた時。ほかのものとは違う香り高さ、おいしさに感銘を受け「絶対に常陸秋蕎麦でそばを作る」と決心。その思いの強さは、常陸秋蕎麦を入れてもらうよう島根県や奥出雲町に対して何度も頼み込むほど。

その後、開いた『山県そば』では、常に最高の味・香りになるよう御年88歳の西澤さんが今でも自ら蕎麦を打ち、船通山から湧き出る水でゆがきます。

また、西澤さんのこだわりはそばつゆにも。現在の味になるまでに何度も改良を重ねました。

お客さんに「甘味をつけた方がいい」、「つゆを直した方がいい」と言われると、その度に西澤さんは素材の配分や煮立てる時間を変えるなど、試行錯誤。

様々な人の声に耳を傾け、ようやく完成したそばつゆ。香り高い蕎麦との相性は最高です!

『山県そば』のおすすめメニュー!

西澤さんのオススメメニューは、1回の食事で2種類のそばが楽しめる「ざる(山芋付き)そば」(1000円)。

まずはそのまま、そばつゆにつけて味わいます。半分ぐらい食べたら、そばつゆと山芋を混ぜてどうぞ。

山芋入りのつゆは味が柔らかく、また違った味わいを楽しめますよ。

一方、店員の田尾さんのオススメは、のど越しの良さが自慢の「三色ねばとろそば」(1000円*初夏限定メニュー)。

オクラ・納豆・山芋の3種のねばり食材が入っていて、そばつゆとの相性も最高。暑い日でもツルっと食べられます!

ねばり食材は栄養が豊富なので、「最近暑くて食欲が・・・」といった方に食べていただきたい!

最後の〆は・・・!

食後のデザート「あんこ入りそばがき」はすべてのメニューに付いてきます。あんこの甘味とそばがきが絶妙にマッチして、あっさりした甘さに。

また、「揚げそばがき」(2個入300円)は外はカリッとしていて中はジューシー。そばがき自体には甘みがないので、ワサビとしょうゆをつけてパクリッ。

これも西澤さんがこだわるそば料理。最初は揚げている途中で破裂していたとのことですが、これも日々の工夫により、キレイな形で揚げることができるようになりました。

そして、知る人ぞ知る「そばコーヒー」。苦みが抑えられていて、そばの香りを楽しめる飲み物です。

ただし、この「そばコーヒー」は常時提供しているわけではありません。いつ出合えるかは行ってみてのお楽しみ。

こだわりのそば職人と、町自慢の逸品に出合える『山県そば』、足を運んでみてください!

山県そば

ヤマガタソバ
電 話:0854-52-1149
住 所:島根県仁多郡奥出雲町大呂515[MAP
営 業:10:30~15:00(OS14:30)
休 み:水曜、第3火曜(水曜が祝日の場合営業、翌日休み)
駐 車:8台
予 算:1000円~1500円
情 報:HP Instagram

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