江津市・有福温泉に『Showcase Hotel KASANE』誕生。キーワードは島根の手仕事
コンセプトは島根の手仕事。江津市・有福温泉に“1日5組”限定のホテルが誕生
江津市の山あいにある名湯・有福温泉は、1300年以上の歴史を持つ古い温泉地。こんこんと湧き出る無色透明な単純アルカリ泉は、透き通るような美しい白肌を作る「美人の湯」として知られています。
昔ながらの趣を残したレトロな温泉街もノスタルジックで魅力的。穴場な秘湯として注目を集めています。
そんな有福温泉の街に、先月、島根の手仕事をコンセプトにした1日5組限定のホテル『Showcase Hotel KASANE(ショーケースホテル かさね)』がオープンしました。
『Showcase Hotel KASANE』の場所・駐車場
『ショーケースホテルかさね』は、江津市の有福温泉街に2022年7月30日グランドオープン。山間部に位置しますが、山陰道の最寄りのICからだと約15分、人気の水族館『アクアス』にも車で10分ちょっとと、アクセスは決して悪くありません。
宿泊者専用駐車場はホテルの建物からは少し離れた場所にあり、公衆浴場『やよい湯』の道を挟んだ向かい側のスペースに5台分。
利用する場合は、事前予約が必要なので、宿泊予約時にその旨を伝えましょう。
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古い旅館をリノベして再生。地元の手仕事製品が散りばめられた安らぎ空間
有福温泉街に誕生した『かさね』は、地元の建築デザイン会社が手掛けた新しいコンセプトホテル。
「てしごとの、そばで。」をコンセプトに、築50年ほどの古い旅館をリノベーション。解体で出た梁や柱も可能な限り再利用し、古いタイルや木組の穴、漆喰の下地もデザインに取り込んでいます。
今では手に入れることが困難な材料や、かつての職人たちの技や知恵も活かした、古き良きものを大切にした空間に。
館内は、地元の職人が手掛けた家具やふすま、のれんなどが空間を彩り、手仕事の温もりを身近に感じられるインテリアとなっています。
なんだか初めて来るのに、懐かしい感じ。
客室は全部で5部屋だけ。元あった旅館の間取りを活かしつつ、県内の作り手が手掛ける家具やファブリックを配置。
細部へのこだわりと手仕事の美しさが随所に感じられます。
それぞれ広さやタイプが異なるので、どの部屋に泊まろうか、考えるだけでワクワクしますね。
そして、一般的なホテルには必ずあるテレビは置いていません。読書を楽しんだり、少しボリュームを落として自分の好きな音楽を流してみたり。
外で鳴く虫の声に耳を傾けてみる、なんていうのもアリかも。
それぞれのお部屋には、キッチンとダイニングセットを完備。
淹れたてのコーヒーを飲んで、お部屋で気ままにくつろぎたい時、また長期滞在の時などにはうれしいですね。
小さなお子さんがいるファミリーの方にも、キッチンがあると何かと助かる。
館内のバーで地酒を楽しんだり、外湯巡りで温泉三昧な時間も◎
館内には、県内各地で作られたこだわりの食事と地酒を楽しめるバーもあります。
木のバーカウンターと囲炉裏のある落ち着いた空間で、グラス片手に大人な夜時間を過ごせますね。
ホテルから徒歩圏内には、「御前湯」など3つの公衆浴場があり、”美人の湯”を気軽に楽しめます。
ホテルのお風呂は温泉ではありませんが、レトロな温泉街をゆるりと散策がてら、外湯めぐりを楽しむのもオススメです。
スローな時間が流れる温かく懐かしい非日常空間で心豊かな時間を過ごそう
山奥の秘湯にオープンしたコンセプトホテル『Showcase Hotel KASANE』には、慌ただしさや喧騒とは真逆のスローな時間が流れています。
手仕事の美しさや温もりに包まれた客室も、本当に居心地抜群で、日頃の疲れが一気に吹き飛んでしまいそう。
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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