どうして身体は歪むの?原因のヒントは内臓と足にあるのかも
「身体の歪み」の原因のヒント【Ryoko'sボディメイクコラムvol.75】
みなさん、こんにちは。山陰在住の理学療法士×スポーツトレーナーのRYOKOです!
「骨盤の歪みや姿勢の崩れが気になる・・・」。誰しも、特に女性は一度は思ったことがあるのではないでしょうか。
改善方法は整体・ストレッチ・筋トレなど、たくさんあります。
ではなぜ、「骨盤が歪み姿勢が崩れるか」その原因を考えたことはありますか?
身体が歪み、姿勢が崩れる原因は、筋肉や関節の硬さ・柔軟性の低下・生活習慣(噛み癖・食いしばり・肩バックの掛け方・足を組むクセなど)がよく言われます。
今回はさらに2つの可能性を紹介します。
歪みの原因の可能性1:内臓の硬さ
内臓は、腹膜など膜で体内とつながっていて、体の中から外側(骨・皮膚・筋肉など)につながっています。臓器が硬くなると、臓器も動きが小さくなるので、体の中から外側を引っ張ります。これも「癒着」と言います。
肋骨が分かりやすく、肋骨の右側には肝臓・左側には胃がありますが、肝臓の動きが悪くなると右肩下がり・胃の動きが悪くなると左肩下がりになりやすいです。お腹の前面が全体的に硬かったら、丸くなりそうですよね。猫背になりやすいです。
普段から内臓が重たい・胃もたれするという人は食事を見直してみましょう。
歪みの原因の可能性2:足の裏や足関節のバランスの崩れ
日本人は明治維新以降、靴を履くようになりました。ですが、海外に比べて靴の種類がとても少ないため、ほぼ全員が合わない靴を履いている現状です。
合わないというのは、「サイズ・幅・靴の造り」のポイントがあります。体の歪みや姿勢の崩れは、合わない靴を履くことで起こるんです。
- サイズや幅の大きな靴
- スリッパやクロックスなど楽な靴を履く
本人はちょうどいいと思っていても、大きい靴を履いています。楽な靴は、体に負担がかかる造りになっています。
一例ですが、どちらも地面に対して、足の裏の重心の位置が前や後ろに偏ります。足の裏の重心位置がずれると、骨盤は後傾や回旋し、背中は丸くなり、肩は落ち、頭の位置が前に出ます。
実際にこの姿勢をとってみると、崩れた姿勢のできあがり。自分の本当の靴サイズを知って、インソールを使うと姿勢がキレイになりますよ。
ずっと整体に通っているけど戻っている、中々運動の効果が出ない人は、ほかの可能性を考えてアプローチすることも視野に入れてみてくださいね。
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この記事を書いた人
Sprittr スポーツトレーナー/理学療法士
スプリット前谷さん
鳥取県南部町にあるBody make studio Sprittr(ボディメイクスタジオ スプリット)代表。怪我や病気の予防的なからだ作りを発信・提案中。理学療法士資格を持ったフリーランストレーナー。最近ではイベント・講演なども精力的に活動中!
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