子どもが主役の江津市「はづみ縁日」潜入レポ。子どもの本気は地域を動かす!

編集部いしやん
編集部いしやん

来場者数300名以上!江津市波積町で開催された「第1回はづみ縁日」へ編集部が参加!

―8月末、江津市波積町のお寺の境内にて・・・

《あつきち》
へい!らっしゃい!

みんなよっといで~!

《あつきち》
フルーツ飴、食べてって~!
《あつきち》
踊ろにゃソンソン!

ハイテンションの編集部あつきちと一緒に、江津市波積町で開催された「第1回はづみ縁日」へ行ってきました。

みなさん、写真を見てお気づきだろうか・・・

お店を切り盛りしているのは、子どもたち!

そう、「はづみ縁日」はこどもが主役の夏祭りなんです!

“東京から一番遠いまち”江津市の小さな町ではじける笑顔と笑い声

島根県江津市は、“東京から一番遠いまち”とも言われる場所。その江津市街から、車で約20分の距離にある山あいの波積町で行われた「第1回はづみ縁日」。

以前から編集部でもネタ元にしている「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」でサポーター募集されているのを見て、今回は編集部あつきちを連れて行ってみることに。

会場へ向かう道中、ほとんど人影を見ず、正直「こ、こんなところで縁日が・・・?」と不安になっていた編集部。

ところが、会場となる『岩瀧寺』の境内に入ってみると、そこにはたくさんの子どもたち!

手書きのポップ、手作りの木製屋台、楽しそうなアトラクション、そしておいしそうな香り。

ちょうど開場直前だったこともあり、あっちこっちで子どもたちの慌ただしくも、どこか楽しんでる声が響いてます。

開場直前。何やら大人たちが集まって密談・・・ではなく、ミーティング。

今回の「第1回はづみ縁日」では子どもたちが屋台を切り盛りします。大人たちはそのサポート役。完全に裏方です。

集まった大人は、地元・江津市波積町はもちろん、江津市のほかの地域在住者や浜田市からも助っ人に駆け付けたみたい!

そして、いよいよ開場。続々と地域内外からたくさんの人、人、人!

お客さんに喜んでもらうための知恵と工夫がいっぱいの「江津きっずヤタイ」

開場に並ぶ屋台、通称・江津きっずヤタイは全部で10以上。どこから見て周ろうか、と考えてたら編集部あつきちがいない・・・

《あつきち》
「スーパーボールすくい」やりたい!

スーパーボールすくいと水風船の屋台。もちろん、これも子どもたちのお手製。子どもたちに聞くと、膨らませるのが大変だったみたい。

あと、屋台をよく見ると、並んでいる間、やり方が分かるようガイドも書かれています。

屋台に貼られている貼り紙を見ると、子どもたちの“力の入れどころ”が分かって楽しい!

焼きそばの屋台は、アレルギー対策として「かまぼこ抜き」がオーダーできるようになってたり、

手作りジュースの屋台には、使っている素材について書かれてたり。

(自分たちで採ったブルーベリーが山盛りのシロップは美味でした!)

後は、子どもたちならではの自由な発想というか、“お客さんに楽しんでもらうための仕掛け”がいっぱい!

例えばこちらの「フルーツ飴」。よく見ると一番上にはグミ。「なんでグミ?」と聞くと、「グミがのってた方が楽しいでしょ!」だって!

《あつきち》
確かにグミのってた方が楽しいわ!

こちらは「光る夏やさいそうめん」の屋台。“光る”って何が?と思って買ってみたら・・・

ホントに光ってた・・・!

当初は光る流しそうめんをしたかったそうですが、コロナのこともあり、テイクアウトに切り替え。ですが、子どもたちが「どうにかして楽しんでもらうためにしたい!」と、光るおもちゃを付けて提供することに。

このほかにも、紹介しきれないぐらい、かわいくて、それでいて真摯な知恵と工夫がいっぱい。子どもたちからお話を聞くだけでもパワーをもらえました!

2年越しの念願かなった「第1回はづみ縁日」

今回の「第1回はづみ縁日」を企画・主催したのは岩瀧寺の副住職である井田さんと、地元の有志の方々。

コロナ禍前から企画していた縁日、ようやく2年越しでの初開催となりました。

今回の「はづみ縁日」は、子どもたちが主役のイベント。その中でいくつか狙いがあり、そのひとつが子どもたちの屋台出店チャレンジ。

自分(子ども)たちが主体となり、自分たちで考え・悩み、ビジネスの大変さやおもしろさを疑似体験すること。実際、祭り開催の1ヶ月半前から準備はスタートし、どんな屋台にするかの話し合いや発表、屋台の制作などが行われました。

だからこそ、縁日当日の子どもたちの笑顔は弾けてたんですね~(笑)。

井田さんからは「自分たちの売り上げを、大変さを共有した仲間の屋台に使う。誰かのためにお金を使う喜びも、感じてもらえたらうれしいですね」とお話いただきました。

ラストは子どもも大人も一緒に「はづみ盆踊り」!

縁日もいよいよクライマックス。縁日の目玉のひとつ「はづみ盆踊り」がスタートします。

「はづみ盆踊り」も今回のイベントの狙いのひとつ。子どもから親御さん、地域のおじいちゃん・おばあちゃんまでの世代間交流、そして地域の伝統文化にふれる機会を創出することを目的としています。

最初は恥ずかしがって、輪に入らなかった人たちも、徐々に輪の中へ。

気が付けば輪の中の人も、外の人も、拍子をとって盆踊り。

何だか懐かし~い空間で、その場にいるだけでもあったかい気持ちに。

縁日終了後、振り返りの会も行われたみたい。なんとすべての屋台が収益プラス!来場者は300名以上!と大成功!

子どもたちからも歓声が上がり、大変だったこと、楽しかったことなど、しばらくの間、盛り上がったそうな。

今後も「子ども無料」を大前提とし、子どもたちにチャレンジの機会を設けたいと語っていた主催者の井田さん。岩瀧寺では炊キッズ修行ソロキャンプやタキッズ修行キャンプといった企画も行われているみたいなので、要チェックですよ!

【岩瀧寺ブログ】

縁日のタイトルに「第1回」と付いているので、きっと来年も「第2回」があるはず!今から楽しみですね!

楽しい時間をありがとうございましたm(__)m

ふるさと島根定住財団HP「しまっち!」とは?

今回のイベントを見つけたのは、ふるさと島根定住財団の新しいHP「しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!」。

「しまっち!」は自分なりのペースや参加方法で、島根の人・まちと交流できるポータルサイト。

現在、イベント・プログラムなどに参加する「サポーター」に加え、プログラムの主催者・地域団体などの「オーナー」も募集中みたい。興味がある方はHPをのぞいて見て!

HPはこちら》しまね関係人口マッチング・交流サイト しまっち!

※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。

★あなたからの情報提供お待ちしてます!

シェアする!
このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事を書いた人
編集部いしやん

タウン情報ラズダ編集部

編集部いしやん

島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)

【いしやんの過去記事一覧はこちら】

ラズダ公式Twitter

ラズダ公式Facebook

いしやんのInstagram(フォロー歓迎!)

会社のいしやんブログ