「株式会社エスジーズ」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2023]
働いてみたい注目企業40社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2023」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「株式会社エスジーズ」ってどんな会社?
地域の未来を守り、創造するために。挑戦を続ける総合建設コンサルタント
「環境が変われば、自分が変わり、そして会社が変わっていく」をスローガンに掲げる「株式会社エスジーズ」は、鳥取県を代表する総合建設コンサルタント。米子市の総合建設会社「美保テクノス」のグループ企業であり、1976年に「株式会社サンイン技術士センター」として誕生しました。
その後「サンイン技術コンサルタント株式会社」の社名を経て、2021年の創業45年の節目に、変化する時代に対応すべく「エスジーズ」として新たな一歩を踏み出しました。新しい社名は「S=すごい、G=技術者、’s=集団」を意味し、山陰を拠点にグローバルに活躍する技術者集団を意味しています。
最先端の技術を駆使し業界をリードする“すごい技術者集団”
総合建設コンサルタントとして、土木の測量や設計、インフラ点検、地質調査、環境調査など多方面に展開していますが、注目すべきは最新の機器・設備を備えた高い技術力。測量や設計ではICTチームを組織して3次元BIM/CIMなど建設DXを進め、西日本の民間企業で初めて水陸両方の地形を計測できるグリーンレーザースキャナーを導入して2機配備。
ICTを活用した建設業界向けのiーConstruction(アイ・コンストラクション)コンサルタントとして、県外のゼネコンや大手建設コンサルタントの依頼を受け、全国の河川改修や災害復旧現場、港湾・海岸整備で活躍するなど、自ら市場を切り拓いています。
自然を相手にするうえで、環境分野は重要な役割を持ちます。同社は元々、公共事業の測量と設計を主業務としていましたが、公共事業の大幅な削減により社内改革が行われ、大型風力発電所開発の測量、調査、設計を契機に環境分野を強化。その旗振り役を務めたのが、2003年に代表取締役に就任した大野木昭夫氏です。
以降、それまで小規模だった環境調査や土質試験を充実させていき、環境調査では生態系調査や生活環境影響調査などを行い、自社で分析機器を保有。2021年に竣工した新社屋はそれまでの取り組みの集大成であり、独自の試験室を環境調査が14室、地質調査が6室保有します。「高度な設備と分析ができる技術者の存在はわが社の強み。今後も成長していく市場であり、県外にも展開したい」と大野木社長は広い視野で業界を見渡しています。
コミュニケーションが技術をつなぐ
大野木社長が就任以来、力を入れてきたのが人材の育成。新社屋・新社名という、新章の幕開けとも言えるタイミングにあたり、社員自身に企業ブランディングを任せるなど、「自ら変化する」という意識付けを集中的かつ効果的に行いました。「鉄は熱いうちに打て、ではありませんが、すでに目に見えて成果が表れ始めています」と社員の成長を喜んでいます。
社員教育では全社員向けの技術研修をはじめ、中途入社やコンバート社員向けのOffーJTによる集中教育やeーラーニングによる学び直しなど、技術面の研修も充実しています。しかし、むしろ重きを置いているのは双方向のコミュニケーションを核とした人間力の育成。
例えばマナー研修やリーダーシップ研修など、社員それぞれの課題やビジョンに合わせて、階層別のプログラムを実施。新社屋は2階に環境と地質分野以外の部署を集約させているが、これもその一環と言えます。
「ワンフロアに集めたことで実際に双方向のコミュニケーションが生まれています。どれほど技術があっても使うのは人間。技術をつなぐのは人でありコミュニケーションです」と言葉にも熱が帯びます。
技術力と人間力、両方の成長が大事
「技術系の人はどうしても技術力に没頭しがちですが、人間力と合わせてバランスよく成長することが大事です」と話すのは、地盤チームのリーダーの松本明日香さん。
松本さんは23年前に新卒で入社。今でこそ職場に女性が増えましたが、入社当時は男性ばかりだったといいます。「調査のために工事現場に入ることもありましたが、現場の人にも良くしてもらい楽しんで仕事をしてきました」と笑顔。チームの先輩や仲間たちとも話がしやすく、冗談を言い合える関係を築いてきたそうです。「何より、独自の試験機があり設備が充実しているので楽しい」と人にも設備にも恵まれている環境に感謝している様子。
2年前からリーダー(管理職)を務め、顧客の応対やチームの管理、後輩指導などを担っています。今までとの違いに難しさを感じることもあるようですが、やりがいは大きいとか。「メンバーそれぞれに合った声かけや指導で良さを伸ばすことを心がけています。部下がスキルアップしていくことが何よりうれしくて、親のような気持ち」と温かく導いている様子でした。
発展途上だからこそおもしろい
BIM/CIMを用いた3次元モデルを制作するICTチームは、建設業界の新しい分野を切り拓く先鋭部隊であり、メンバーは異業種からの人材や未経験者がほとんど。チームキャップを務める堀圭将さんもそのひとりです。
映像制作会社で3Dやドローンを扱い、土木の資格関係の映像を制作していた経験を生かして4年前に入社しました。「我々の仕事は法令を遵守する必要があり『なぜそうなるのか』という作業の根拠やルールを示すことが大切です。未経験者が多いので、この点は意識的に伝えています」と気を配り、研修で得た双方向コミュニケーションのスキルも生かしながら浸透させています。
3次元モデルは“何でもできる”と思われがちですが、発展途上の分野でもあり、万能というわけではありません。それでも堀さんは「勉強を重ねただけニーズに応えることができて、自分の成長がそのままチームの成長に反映され、やりがいは大きいです」と充実感にあふれた日々を送っているようです。
防災や暮らしに貢献
「地域の人の暮らしやすさの向上に直接かかわれることが、この仕事の魅力です」と話すのは、2021年に入社し、設計チームで土木工事の設計に携わる大村智哉さん。
大村さんは岡山県の大学で地球科学分野の中でも防災を専攻。2018年の西日本豪雨では学校の一部で土砂崩れの被害があり、その後も全国各地で頻発する自然災害に「人々の生活を守りたい」という想いを強くし、愛着のある地元に帰って来ました。
入社当初は設計ソフトの使い方や用語が分からず戸惑いましたが、いろいろな業務に関わり、自身も勉強を重ねて知識を身に付けていったとか。「チーム内で分業して仕事を進めますが、先輩とはプライベートでもつながりがあり、また同世代の社員も多く仕事はやりやすいです」と笑顔。
これまで小学校の芝生化や下水工事などの設計にかかわってきましたが、今後は防災関連の業務に専門的に携わる予定。「仲間やお客様から『この人に任せたい』と信頼される技術者になりたい」と目標を掲げています。
挑戦を続け業界をリード
同社はICTや環境分野など、常に新しい分野に挑み、業界を先駆けてきました。3次元BIM/CIMは中国地方全体に展開し、また市場の拡大とサポートをしたいと、ゼネコンを対象としたドローンスクールも開校。大野木社長は「全国に通用するハイレベルな技術者を育成し、市場全体を活性化したい」と業界全体を見渡した戦略を練ります。この“自社だけでなく業界や社会全体に貢献する姿勢”は、大野木社長のビジネスに対する価値観の根底と言えます。
環境分野の重要性をいち早く理解し、力を入れてきた同社は「エコパートナーとっとり」事務局を務め、「とっとり自然環境館」の運営に関わってきました。さらに2022年4月から鳥取県地球温暖化防止活動推進センターと鳥取県気候変動適応センターの2つの業務を担う「ゼロカーボンとっとり」の活動もスタート。ゼロカーボン社会の実現を目指しています。
「技術は後からでもついてくる。まずは自分で考え、行動し、チャレンジする人材を育成し、時代に挑戦していきます」と未来を見据えて突き進みます。
求める人物像
●明るく元気で素直で新しい事を吸収できる方
●チャレンジ精神があり何事にも前向きに挑戦できる方
●様々な方とのコミュニケーションが取れる方
【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0859-32-3308
採用直通 E-mail/honsya@sgs45.co.jp
公式サイトはコチラ
企業概要
業種 | 専門技術サービス業 |
---|---|
事業内容 | 建設コンサルタント、測量業、地質調査業、補償コンサルタント、計量証明事業(濃度、騒音振動)、土壌汚染指定調査機関、作業環境測定機関、一般建設業 |
創業 | 昭和51(1976)年5月12日 |
代表者 | 代表取締役社長 大野木 昭夫 |
社員数 | 135名(男95名 女40名)(パート・アルバイト含む) |
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
【あつきちの過去の記事一覧はこちら】