「医療法人社団 水澄み会」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2023]
働いてみたい注目企業40社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2023」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「医療法人社団 水澄み会(みずすみかい)」ってどんな会社?
自らが受けたいと思う医療と介護を創造
人は誰でも老います。これまで容易にできていたことが難しくなり、他人の力を借りなければ生活しにくい場面も増えていきます。しかし、心身が衰えても、人は一人ひとり違った感情を持ち、積み重ねてきた経験や想いも異なります。
「『自らが受けたいと思う医療と介護の創造』が、当社の理念。一人ひとりの人生に寄り添い、個性やニーズに合わせた個別ケアを重視しています」と力を込めるのは、「医療法人社団 水澄み会(みずすみかい)」事業管理部次長の吉村和代さん(46)。
医療も介護も、いつ自分が“受ける側”に回るか分かりません。受け手の立場に立ち、老いや障がいがあっても尊厳を守れるようなケアを提供する―。それが、水澄み会の信条です。
個別ケアを重視し、一人ひとりの人生に寄り添う
「水澄み会」は、広域的かつ地域密着で運営展開している「湖山医療福祉グループ」のひとつ。元々、東京・銀座で病院を経営していたグループが、リハビリ施設が乏しい地方の現状を目の当たりにして介護事業に参入しました。全国各地で事業を展開し、現在、グループ全体で働く職員数は1万3000人にのぼり、業界最大規模を誇ります。
「リハビリを継続的に行える施設がなかった地方に、専門スタッフによるリハビリサービスを提供する場を作り、在宅への復帰をサポートするのが狙いでした」と説明する吉村さん。島根県内では水澄み会が1996年、介護老人保健施設(老健)「アゼーリみずすみ」を浜田市に開設したのを皮切りに、グループホームや通所リハビリテーションなど、県内4市で32事業所を運営しています。
グループ共通の理念が、「こやまケア」と呼ばれる個別ケア重視の考え方。「歩んでこられた人生や個性は皆違います。たとえば食事や風呂も、同じ時間に一斉にサービス提供するのではなく、できるだけ個々のペースや想いに寄り添うよう心掛けています」。近年は、少人数の利用者をひとつのユニットとして、固定されたスタッフでケアを行うユニットケアを推進。各人の生活リズムを熟知したスタッフがケアするため、近い距離感でニーズに対応できるのが特色です。
生身の人間と向き合う介護の世界では、スタッフの悩みも少なくありません。グループでは年に一度、「こやまケア学会」と称する研究事例発表会を開催。全国約260の施設がつながり、現場スタッフらが日々の悩みや課題、解決事例などを報告し合って、研さんにつなげています。コロナ禍にはオンラインで実施、ユーチューブ配信も行いました。「介護スタッフの孤独感を解消するとともに、課題解決のヒントを得る重要な場となっています」。
2013年には、働きながら介護福祉士の資格を取得できる「KOYAMA college」を開校。費用は全額、グループが負担しています。21年からは社会福祉士の資格取得も可能になりました。
大規模の高齢者住宅が22年春、松江にオープン
2022年春には、JR松江駅から徒歩3分という好立地にグループ最大規模の高齢者住宅「松江センターアゼリア」を開設。9階建てのビル内に、サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)200室と、老健105床を併せ持ち、介護サービスが必要になってからも安心して暮らせるのが特徴です。
サ高住で介護サービスを利用する際は、系列事業所だけでなく、他の事業者のデイや訪問介護なども自由に選択可能。個別ケアを重視する「こやまケア」の理念が反映されているのです。同年11月にはコンビニエンスストアも入り、入居者の利便性が一層向上しました。
老健には、呼吸状態などをリアルタイムで確認できるシステムを導入。デイサービス利用者を含めると最大335人の食事を作れる厨房を設けるなど、安心と快適さを兼ね備えた施設となっています。
「商業地や駅と近いため、外出やショッピングなども気軽に楽しんでいただいているようです」と話すのは、同じ湖山医療福祉グループに所属する神奈川県の社会福祉法人から22年秋に移ってきた、高橋得法事業部長(50)。20年以上、高齢者や障がい者、児童などさまざまな分野の福祉事業に携わってきた高橋部長がスタッフに求めるのは、ロボットやAIにない人の力です。「“利他の心”で何ができるか。ヒューマンスキルを高めていくことが大切です」。そのために高橋部長が重視するのは、思いを口にすること。「松江の人は奥ゆかしいですね。でも個々の考えを発言し合えることは、いいチーム作りに欠かせないと思います」
食事で健康をつくる
松江センターアゼリアでは、開所前から浜田市の老健で経験を積んできた若いスタッフが数多く関わり、現場の中心となって活躍しています。管理栄養士の河野まどかさん(23)もそのひとり。「元々食べることが大好き。食事で健康状態を良くするという栄養士という仕事を知り、興味を持って資格を取りました」。地元松江市内に新施設が建つと知り、就職を希望。21年から約1年間、浜田で働いたのち、松江に異動。河野さんが水澄み会を選んだ大きな理由がもう一つあります。それはスタッフの層の厚さ。法人全体で管理栄養士が8人おり、後輩の育成にも力を入れています。「新人時代は、担当の先輩が一人一人の個性や成長具合に合わせて指導してくれました」
食事は、誰にとっても必要不可欠なものであり、暮らしを彩る楽しみの一つですが、体が思うように動かず、リハビリに励む人らにとっては、その重要性が一層増します。「利用者さんの体重の増減や体調、摂食量、嗜好などを見て、細やかにマネジメントするよう心掛けています」と河野さん。老健は、専門スタッフによるリハビリを通じて在宅復帰を目指す施設で、入所期間は原則3か月。中には、病院から退院後、そのまま施設入所する人もいるとか。「入所当時はやせていた人が、言語聴覚士さんたちとの協力の結果、7キロも体重を戻して元気になってくれた時はうれしかったですね」。
一方で、食べられない人や体重が戻らない人もいるそうです。「管理栄養士同士はもちろん、看護師や介護士ら多職種と連携して、利用者さんの支援を心掛けています」
働きながら資格取得目指す
専門学校でリハビリを学んでいた池田悠登さん(22)は今春、習得した知識や技術を活用できる仕事を考え、介護職として入社。「『自らが受けたいと思う医療と介護』という法人の理念に惹かれました」。事情で専門学校を中退しましたが、リハビリ職を目指した思いが消えたわけではありませんでした。“野球肘”を患った高校時代、理学療法士が親身になってくれたのが強く印象に残っていたそう。「人と深く関わりながら、復調をサポートしていきたい」
松江センターアゼリアでは、入所者が10人程度のユニットに分かれています。池田さんは一つのユニットを担当し、排せつや入浴、食事などを介助。「時には、食事や入浴を嫌がられる方もおられます。そんな時は少し話題を変えたりして、気分が乗ってこられた時に再度呼びかけるなど工夫しています。入所直後は会話が少なかった方が、笑顔で話されるようになるとうれしいですね」
介護福祉士の資格は、3年の実務経験を経て受験できます。池田さんは、「KOYAMA college」を活用して資格取得を目指しつつ、介護に必要な薬の知識など幅広い分野の勉強にも挑んでいます。
ワークライフバランスを実現
リハビリや医療ケアを担う老健では、医療職の存在も重要です。看護師の倉橋久美子さん(62)は、病院や訪問看護、特別養護老人ホームなどさまざまな場所での勤務があるベテラン。午前8時から午後5時までの日勤で、老健利用者のバイタルチェックや口腔ケア、服薬管理などに加え、食事や排せつの介助なども行っています。「介護職のフォローも重要な仕事の一つ。一方、医療依存度の高い人がおられる時などは責任の大きさを強く感じます」。退所者の看護記録や病院の地域連携室との対応なども、看護師ならではの仕事の一つです。
転職のきっかけは、ワークライフバランス。長年、夜勤や早番を含む不規則な勤務を続け、 在宅中も緊急時に備えた“オンコール”(待機)などで気が休まることが少なく、身体を壊したこともあったとか。「近くで暮らす息子夫妻に子どもが生まれたこともあり、少しでも協力できればと」。娘が出産のため里帰りする際にも、職場に長期休暇を願い出ました。一方、新たな職場を経験したことで生まれたスキルアップの意欲も。「認知症患者のケアや看取りを担う経験もありそう。機会があれば、勉強していきたい」
さまざまな職種のスタッフが連携し、個々に最適な医療介護を届ける水澄み会。ここには、老後の暮らしを信頼して委ねられるメンバーが揃っています。
求める人物像
●人に対する思いが強く、困っている方を見過ごせない心豊かな方
●上手にできなくても良いので、最後まで自分の力でやり遂げる強い気持ちをお持ちの方
●人のために奉仕できる、そのような気持ちを持っている方
【資料請求・お問い合わせ先】
採用直通TEL/0852-32-8388
採用直通 E-mail/mizusumikai-saiyou@lily.ocn.ne.jp
公式サイトはコチラ
企業概要
業種 | 介護保険事業 |
---|---|
事業内容 | 介護老人保健施設、デイサービス、グループホーム、居宅介護支援事業所、訪問介護、有料老人ホーム、小規模多機能型ホーム、サービス付き高齢者向け住宅 |
創業 | 平成8(1996)年4月1日 |
代表者 | 理事長 湖山 泰成 |
社員数 | 400名 |
医療法人社団 水澄み会
イリョウホウジンシャダン ミズスミカイ
電 話:0852-32-8388(採用直通)
住 所:島根県浜田市三隅町河内451-1 [MAP]
情 報:HP
sponsored by 医療法人社団 水澄み会
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
鳥取・島根のお仕事情報
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部あつきち
タウン情報ラズダ編集部。鳥取県米子市、白ネギがおいしい町出身。
好きな食べ物は旬の野菜とくだもの、大豆製品。夏に見るツヤッツヤなナスと、冬のぶっくり太ったカブを見つけると、うれしくてテンションが上がります!
取材先で感動した場所は隠岐の島「摩天崖」、思い出の取材先は境港市「ポパイ」と大田市「Cafe Asbach」。
偶然が生む発見が大好物!ハプニングは好きな方です!
【あつきちの過去の記事一覧はこちら】