みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。

ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪

鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい！！”と本気で考えている企業がたくさん。

本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう！という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。

今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ！新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪

多くの人にとって、マイホームの次に高価な買い物は、車。公共交通機関が貧弱な山陰地方で必須アイテムの車は、数年ごとに買い替えやメンテナンスも欠かせません。

そんな時に活躍するのが、車販売会社のスタッフ。「お客様の人生と共に歩ませていただけるのが、私たち販売会社の喜び。初めてお車を買って下さった時には独身だった方が、買い替えの時にはパートナーやお子様とおいでになり、年月を経て、お子様が乗る車も購入して下さることも。買い替えやメンテナンスなどを通して、お客様と長年お付き合いできる―こんな幸せな仕事はありません」。サービススタッフや営業マンとして30年以上、顧客の人生に寄り添い続けてきた「ホンダカーズ島根中央」の淋蒔（うずまき）歳暢社長（55）。

経営者としての横顔に垣間見えたのは、人とのつながりに醍醐味を覚える、1人の熱いディーラーとしての表情です。

バブル崩壊で県内の景気も悪化していた1993年に創業。出雲市内で建設工事会社を経営する影山和夫氏が、ホンダからの依頼を受け、新規事業としてホンダの小型車や軽自動車を取り扱う「島根中央ホンダ販売株式会社・商号 ホンダプリモ島根中央」を立ち上げました。地域の雇用を増やすことが狙いでした。ホンダディーラーとしては国内最後発で、異業種から参入した同社が注力したのが、徹底したアフターケアと、消費者目線の営業。

「本田技研工業株式会社」から優秀な整備士２人の派遣を受け、高い技術力で納車前整備から、各種点検や修理などを手掛けました。「以前は、『ホンダの車は整備が難しい』というイメージがありました。お客様に安心して乗ってもらうためには、整備サービスの充実は欠かせませんでした」。そう話す淋蒔社長も、実は助っ人に来た整備士の１人でした。「サラリーマンがゼロからのスタートに関われるチャンスなんて滅多にありません。当時は、故障診断や原因解析を担当していたので、お客様と接することができるというのも新鮮でした」。しかし赴任当時は仕事が多くなく、店舗周辺の清掃活動を行う日も多かったといいます。

営業では、他店と差別化したスタイルを展開。当時としては珍しく試乗車を置き、日曜日も店を開けました。「今でこそディーラーの土日営業は当たり前ですが、訪問営業がメインだった当時、他社は日曜日に店を閉めていました。しかし顧客ゼロからスタートした弊社は、店に訪ねてきてもらうことがまず大事。ガソリン代と時間を費やして来てくれるお客様には感謝の念しかありませんでした」

出雲中央店の大きなガラス張り３階建てのショールームは通りからでも目をひき、話題になりました。

イベントなどで集客する一方、来店者宅へは後日必ず顔を出し、御礼を伝えるほどの徹底ぶり。他社と差別化した整備・営業の両輪がかみあったことで顧客数は徐々に増加し、「翌年には時間が足りないほど仕事が増えました」と淋蒔社長は苦笑いしつつ振り返ります。

各地の営業譲受などを経て、2007年には県下のホンダ販売会社で最大規模の５拠点を有しました。2014年には、新車を一括で受入れ商品化を行う納車整備センターを新設。整備の効率化や品質安定を高めたほか、整備士の労働環境も改善されました。「暮らしに不可欠な車に不具合があれば、安心した生活を送ることはできません。いざという時はもちろん、いつでも頼れる存在でなくてはならないのです」。整備も営業も経験してきた淋蒔社長の言葉に力がこもります。

「ものづくりや機械修理に興味があったので、整備士の道へ進みました。元々説明が苦手なのですが、お客様に作業内容を伝える時はできるだけ専門用語を言い換えるなどして工夫しています。今は二級整備士とホンダの独自資格1級を持ち、将来は自動車検査員も目指しています。頑張るほどにスキルアップできるのが魅力です」

「車のニーズは人や地域によって全く違い、メーカーの想定通りではありません。目の前のお客様一人ひとりのお話を丁寧に聞き、将来を視野に入れた車の提案を心掛けています。新たなカーライフに満足されたお客様が、ご家族やお友達に私を紹介してくれた時が一番うれしいですね。責任は重いですが、やりがいと達成感を覚えます」

「積極的に人に話し掛ける性格ではないので、営業職は向いていないと思っていました。しかし、コミュニケーション次第でお客様の想いを引き出すことができるし、頑張った分給料にも反映されます。今では人と話をするのが随分好きになりました。山陰では車と暮らしは一体。思い出のワンシーンに残る車を売っていきたいです」

「お客様へのファーストコンタクトがショールーム。笑顔を心掛け、初めての方でも緊張されないよう意識しています。お客様への対応に営業や整備への連絡、事務など仕事は多彩ですが、毎日が充実していて、時間があっという間に過ぎます。大好きな車を１日中間近で見られるのは特権ですね（笑）」

地域活性化を狙って創業した同社は、地域貢献にも熱心です。

創業10周年記念事業として始めたアマチュアバンドコンテスト「V-airあまばん」はすでに17回目となり、人気バンド「Official髭男dism」や、兄弟デュオ「遊吟」らも輩出。地元出雲市を拠点に活躍する女子サッカーチーム「ディオッサ出雲FC」のオフィシャルクラブパートナーも務めます。

より快適な空間で車選びを楽しんでもらおうという考えのもと、今後順次、店舗・工場のリニューアルも行う予定だとか。山陰では多くの人にとって、家と職場の次に長い時間を過ごす車。お客様の人生に寄り添える―それがホンダカーズ島根中央の社員の喜びだそうです。

●明るく元気で素直な方。
●チャレンジ精神があり、ねばり強い方。
●自 分から挨拶が出来る方。
●人の話を最後まで聞いてから行動に移せる方。
●人が好きな方。人を好きになる力がある方。
●車が好きな方。車に興味がある方。
●お客様の「ありがとう」の一言に喜びを感じる方。
●相手の立場で物事を考え、人の役に立つ事に喜びを感じる方。
●自分の成長に喜びを感じることが出来る方。

島根中央ホンダ販売株式会社（ホンダカーズ島根中央）

シマネチュウオウホンダハンバイ カブシキガイシャ（ホンダカーズシマネチュウオウ）
電 話：0853-72-7071（採用直通）
住 所：島根県出雲市渡橋町1166-1 [MAP]
情 報：HP

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