「共和産業」ってどんな会社?[鳥取・島根のリーディング企業2023]
働いてみたい注目企業40社!就活の必携本「鳥取・島根のリーディング企業2023」
みなさんこんにちは、鳥取・島根のタウン情報誌「ラズダ」編集部です。
ラズダとっておきの別冊本「鳥取・島根のリーディング企業2023」が山陰の各書店にて発売中です♪
鳥取・島根には業種を問わず、“山陰から世の中を元気にしたい!!”と本気で考えている企業がたくさん。
本誌で紹介しているのは、山陰を、日本を元気にしよう!という熱い想いを持つ40の企業。「この企業で働いてみたい」「こんな人たちと仕事がしてみたい」そんな企業がきっと見つかる就活情報誌です。
今回は「鳥取・島根のリーディング企業2023」の中から、私が特に気になった企業をピックアップ!新卒就活、転職、UIJターンの参考にしてみてくださいね♪
「共和産業株式会社」ってどんな会社?
水産基地・境漁港の一翼を担う若手の活躍が光る仲買人集団
一年を通し食卓に上るアジやサバ、イワシ。初夏のクロマグロ、秋から春にかけての紅ズワイガ二など。日本海沖合の漁場で獲れた多くの魚介類が集まる境漁港は、全国有数の水揚げ量を誇り、水産業振興に特に重要である「特定第3種漁港」に指定されています( ※ 全国に13港)。
この港で水揚げされた魚介類は、産地市場の「鳥取県営境港水産物地方卸売市場」で競りや入札にかけられ、東京・豊洲の中央卸売市場をはじめ、全国の消費市場に運び込まれます。
その日の魚を瞬時に選び、生産者と消費者をつなぐ仲買の仕事に誇り
「共和産業株式会社」は、境漁港、長崎県の佐世保港・松浦港で朝獲れの魚を買い付け、直接送り出しています。取引先は地元ユーザーから海外まで。仕入れた鮮魚は、卸売市場、量販店、外食チェーン、食品メーカーごとに、望まれる規格に仕立て直してスピーディーに出荷。
また、自社でISO22000取得(食品の安心安全マネジメント国際規格)の工場設備を有し、高品質の冷凍魚を国内の食品加工業者、養殖業者はもとより、アジア、アフリカへ輸出しています。
1947年創業の漁業会社「共和水産株式会社」と共に「株式会社ニッスイ」のグループ企業として、地域の水産業振興に貢献。境漁港での買い付け・販売シェアは、10%を超えています。
協調体制強化で成長。社員が将来を描ける会社に
「産地に集まる大量の魚を、産地で即座に選別し鮮度を保ったまま、首都圏などへ届ける。境漁港は、先輩方の長年の努力のおかげで、全国でも指折りの出荷体制を築き、全国、特に日本海側ではトップランクの港だと思います」と話すのは、共和産業の大澤宏光社長。
大澤社長はニッスイ時代、営業で全国の港や水産会社、量販店のバイヤーなどと接し、水産基地・境港の魅力を実感していたといいます。2009年、共和産業へ赴任してからも、その認識は変わりません。
とはいえ、鮮魚はその時々により大漁・不漁があり、魚の質や量、価格も、日々変動。その中で、取引先の要望に応えるためには、共和産業はどのように活動しているのでしょうか。
「仲買というと、市場で魚を競り落とす場面がクローズアップされますが、大切なのは情報収集と情報発信。天候状況を把握しながら漁船や取引先と情報を共有し、その都度、臨機応変に対応するフットワークが求められます。また、仲買の仕事は、魚を買い付けるだけでなく、仕分けを行う作業員さん、出荷を担う配送業者との協調体制で成り立っています。これからも協力会社と互いの信頼関係を強め、全社が一つとなって売り上げを伸ばしていきたい。働く社員が、自分の将来を描ける会社でありたいと願っています」と大澤社長。
そんな共和産業では、仲買という仕事に誇りをもって取り組む若手社員が成長中です。
同期入社で揃って課長に昇進。会社の次世代を担う責任感がエネルギー
協力会社の魚の仕分け作業をしていたのをきっかけに、共和産業に入社した山根亮平さん。第一鮮魚部をへて、2年前から第二鮮魚部へ異動しました。
仙台から博多までの卸売商社、スーパー約50社を取引先に持ち、市場での競りはもとより、まき網漁船が獲ってきた魚を船ごと買い付ける“ひと船買い“など、大きな取引を担当しています。
「サバ、アジ、イワシ、今は年間獲れるブリなど、船ごと買い付けています。見本の魚を見て、このサイズは鮮魚で売る、このサイズは冷凍魚になるなど、わずか5分くらいで見極める。その後は自分で考え、あちこちの取引先に売っていきます」。
話を聞くと神業に思えるが、入社3年目から研鑽を積んでいたという。「今は自分の見立てが8割方適中しますが、外れることもあります。そのためにも毎日の取引を必ず検証するようにしています。その積み重ねで今がありますが、この仕事は毎日毎日状況が違うので、飽きることがありません」と笑顔。
「大きな取引でも、自分のような若手を信頼し、仕事を任せてくれます。その分プレッシャーはありますが、もっと勉強してがんばろうと、モチベーションも高まりますね」。
情報を自分の目と頭で分析するため、携帯電話の気象情報アプリは常にチェックしているそうです。
『魚を売る仕事に就きたい』という希望が叶い、奮闘する毎日です
入社4ヶ月目の7月から営業に配属され、競りに立つようになった橋本由那さん。境港市内の大型量販店や回転寿司チェーン店、米子市内の居酒屋などの取引先に向け、鮮魚を買い付け販売しています。
競りの開始時間は5時30分ですが、その1時間前には出社して魚をチェックするようにしているとのこと。「少しでもお客様の要望に沿った魚を仕入れたいので、早めに出社しちゃいます」と笑顔。
元々、魚を食べるのが好きで、魚を売る仕事をしてみたいと、共和産業に就職を決意。同じ水産業界で働く父親の、“ニッスイのグループ企業だから安心して働ける“という言葉も、背中を押してくれたようです。
初めて会社を代表し、一人で競りに立った時は不安もあったそうですが、社内をはじめ場内の人たちは皆やさしく、数少ない女性仲買人(他社)とも顔見知りになれたとか。
「先輩からは『なるべく安く買おうと思うな。欲しい魚があったら、高く買わないとダメ』とアドバイスされました。常に忘れないようにしています」と話します。
今はまだ、仲買の仕事を覚えるのに夢中の毎日。でも、自分に仕事を任せてくれる得意先や会社の人たちの信頼に応えるために、思い切りチャレンジしています。
動画で見る「共和産業 株式会社」
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企業概要
業種 | 卸売業 |
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事業内容 | 境港で水揚げされる鮮魚の販売および冷凍加工品の製造販売 |
創業 | 昭和47(1972)年12月15日 |
代表者 | 代表取締役 大澤 宏光 |
社員数 | 34名(男28名 女6名) |
共和産業 株式会社
キョウワサンギョウ カブシキガイシャ
電 話:0859-42-6171(採用直通)
住 所:鳥取県境港市昭和町13-21 [MAP]
情 報:HP
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この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部みのりん
ラズダ編集部。生まれも育ちも大根島。
日刊webラズダの記事を書いたり、LazudaTVのアシスタントをしたりしています!
好きな食べ物は、さつまいもと梅干し。
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