赤屋根が続く都野津町に古民家カフェ&ギャラリー『よしゑやし』オープン
美しい家並みが続く江津市都野津町に、新旧入り混じるカフェ『よしゑやし』誕生
中高生の時は島根県西部がホームタウン。山陰のタウン情報誌「ラズダ」の編集部いしやんです。
島根県西部の江津市は“東京から一番遠いまち”とも。その中にある都野津(つのづ)町は、かつて「都野津商人」と言われた行商人の拠点であり、現在も地域の特産品・石州瓦の赤い家並みが残ります。
今回オープンした古民家カフェ&ギャラリー『よしゑやし』。実は以前、オープン準備のワークショップに参加してました(その時の様子)。
店内は古民家の趣きを残しつつ、美しくリノベーション。
オーナー夫妻のセンスが光るギャラリースペースも。
ついつい時間を忘れて長居したくなる、とっておきの場所『よしゑやし』を紹介していきます!
古民家カフェ&ギャラリー『よしゑやし』の場所、駐車場
『よしゑやし』があるのは、江津市都野津町2019。ただ、住所で検索すると、別の場所を指定される場合が・・・。カフェの斜め向かいにある『菓子処みなと』を設定して向かうのが無難かも。
営業時間は9:00~19:00、定休日は木・金曜。
スローな時間が流れる『よしゑやし』。手作りのイス&テーブルにも注目を
真新しい建具と、以前からある柱の雰囲気がマッチングした入り口。靴をはいたまま店内へ。
店内に配されるイスは、地元の江津工業高校の生徒さんや、地域内外から集まった方々と一緒に作ったもの。
デザイン性に加えて、腰かけた時のほど良い弾性を含めた機能性も抜群です。ちなみに、テーブルもみなさんの力作。
店名の「よしゑやし」は、江津市にゆかりが深い万葉歌人・柿本人麻呂の「石見相聞歌」の一節から。
人麻呂が妻と別れて帰任する際、都野津の海を歌ったもので「いいじゃないか!」との意味があるそう。
ランチのオススメはキーマカレー。食後にはネルドリップコーヒーを
気になるメニューはというと、ドリンクを中心に、2種類のキーマカレー、スイーツがいくつかあり。
お店の看板メニューのひとつ、キーマカレーはインドに料理留学していた女性直伝の本格派。「鶏挽肉のキーマカレー」(660円)は、10数種類のスパイスを組み合わせているものの、辛みは抑えられています。
今回オーダーしたのは、もう1種類のキーマカレー「牛挽肉とナスのキーマカレー」(990円*1日10食限定)。
国産牛肉に、ナスとトマトを加えて、ピリッと辛みを効かせたひと皿。ご飯が足りなくなるほどに、スプーンが進みます。
なお、ランチタイム(11:30~14:00)は、+300円でドリンクセットにできますよ。オリジナルのブレンドコーヒー、またはダージリンティーから選びましょう。
コーヒーはハンドドリップで丁寧に淹れてくれます。
スイーツはケーキのほか、今後「か青パフェ」や「ボーダーコーヒーゼリー」といったメニューも登場予定。お楽しみに!
あと、子どもから人気なのは「フルーツミックスジュース」(495円)。そのほか、甘酒やココア、各種紅茶もあれこれあります。
オープンから10:30までは、モーニングもやっているので、朝ご飯、ランチ、おしゃべりタイムと、何かと使い勝手がいい!
古書、東洋磁器、西洋陶磁といったギャラリーも楽しみに
古民家カフェ&ギャラリーなので、ギャラリースペースも要チェック。
オーナー夫妻のセンスが光る逸品が、あちらこちらに並んでいます。
注文後の待ち時間に、食後に、ボーッと眺めていたくなる・・・。
お店の一角には古書コーナーも。歌舞伎や能などの古典芸能、文学・歴史・建築といった古書を販売しています。
新書や流行りの書籍はないものの、町の本屋では見かけない一冊との出合いが楽しめるコーナー。気になる一冊が見つかるかも?
食べて、話して、くつろいで、眺めて。過ごし方も自在な都野津の新拠点『よしゑやし』
オーナーの奥さんによれば、界隈には喫茶店がなかったそう。
それだけに、『よしゑやし』は今後、単純に“おいしい時間”を提供するだけでなく、一定の時間を過ごせる、交流できる拠点として賑わいそうな予感!
最寄りの観光・レジャースポット、水族館『アクアス』までは車で10分程度。目的地に直行するのもいいけれど、時間に余裕があるなら寄り道してみませんか?
いつも素通りしがちな町には、思わぬ発見がありそうですよ~。
café&gallery よしゑやし
ヨシエヤシ
電 話:090-2909-7774/090-1207-1389
住 所:島根県江津市都野津町2019[MAP]
営 業:9:00~19:00*ランチは11:30~14:00
休 み:木・金曜*2023年5月8日〜12日は臨時休業
駐 車:あり
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
状況の変化、情報の変更などの場合がございますので、最新の情報は店舗・施設のHPやSNSを確認するか、直接お問い合わせください。
この記事を書いた人
タウン情報ラズダ編集部
編集部いしやん
島根・鳥取のタウン情報誌ラズダ編集部スタッフ。島根県松江市出身→浜田市→大阪→奈良→松江市在住。
「日刊webラズダ」では編集デスクを務めています(ただの机です)。喫茶店の冷えたおしぼりと、帽子が大好物な三十路。
日刊webラズダでは主にグルメ、ショップ、キッズ関係の記事を担当しています。あ、あとバツイチ&2児のシングルファーザーです。(←どうでもいい??)
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