今こそ確認したい!防災カバンの選び方と、中身の詰め方のコツ
防災カバン・バッグの選び方、そして中身の詰め方のポイントを紹介
おかたづけ“エバラPOINT”vol.50
みなさん、こんにちは!鳥取県在住の整理収納アドバイザー・江原朋美です!
先日の台風7号の被害を目の当たりにして、改めて自然災害の恐ろしさを実感した方も多いのではないでしょうか?
いつやってくるか分からない災害に、いざという時の備えは必要。
9月は防災月間です。万が一の災害に備えて、日ごろから押さえておきたい防災対策のひとつ「防災カバン・バッグ」の選び方、そして収納のエバラpoint!をご紹介します。
防災カバンとはいわゆる「非常持ち出し袋」のこと。
すぐに避難しなければ命に関わるような危機が迫った際、自宅から持ち出すためのもの袋。もうすでにカバンの備えは完璧!な方もいると思いますが、年に一度は見直してみることを習慣づけましょう!
!大前提!
市販の防災セットを買えば、中に入れるグッズもひと通り揃えられます。ですが、「買って、置いておくだけ」で満足してしまうのが実は一番危険。
必要なものは人によって異なり、家族の人数、性別や年齢によっても変わります。中身を確認し、必要に応じて《我が家用にカスタマイズする》ことが重要なんです。
まずは「防災カバン・バッグの選び方」
避難時は両手が空くカバンが便利。避難時、決して足元がいい状態とは限らないし、家庭によっては、ペットや小さな子どもを抱っこして避難する事も想定されます。
ナップザックのような肩ひもの細いタイプは、長時間背負っていると肩にくい込み、痛くなる事が考えられるので、肩ひもの幅が広く、負担がかからないものがベター。
アウトドア用のリュックなど、しっかりとした素材で防水性のあるものが安心ですね。腰ベルトが付いていると、体にフィットするのでより安定感があります。
・カバンの中身を用意したら、実際に背負って歩ける重さかどうか、事前に確認しておくと安心。
・容量は自分が背負って走れる範囲であれば気にしなくて大丈夫。
防災カバン・バッグへの「中身の詰め方」も大切
とりあえず詰め込むのではなく、袋への詰め方ひとつで軽く感じたり、楽に運べたりできるんです。
基本は《軽い物は下、重い物を上》へ入れるのがオススメ。
これは登山される方にはお馴染みの詰め方ですが、タオルなど軽い物は下の外側に詰め、その上に水などの重い物は上の背中側に乗せていきます。重い荷物(重心)を上にした方が軽く感じます。重い物を下にすると下に引っ張られ、歩きにくくなります。
また、カバンの外側にポケットが付いていると、すぐ使いたいもの(マスク、軍手、アルコールシート、ポリ袋など)を入れておけるので、出し入れがスムーズで整理もしやすく便利ですよ。
子どもの防災カバン・リュックのエバラpoint!
子どもは小学生になると、ランドセルを背負うようになり、自分のものを自分で管理する習慣が身に付きます。なので、子どもの防災カバンを作るにはいいタイミング。
子ども用の防災カバンにはおやつ、トランプなどのかさばらないおもちやに加え、「防災カード」を入れておくことをオススメします。
災害時はパニックになりやすいので、住所や連絡先、保護者の名前などをカードホルダー・ケースに入れ、子どもの防災カバンに入れておくと安心。
いつくるか分からない自然災害。普段から備える事で「被害を最小限に抑える」ことができます。
いざという時のために、9月「防災月間」に改めで見直す習慣をつけてみてはいかがでしょうか?
まずは家族で話し合うところから!
※掲載の情報は、記事公開時点の内容です。
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この記事を書いた人
整理収納アドバイザー
教えてエバラさん
「田舎で片付ける女」こと、整理収納アドバイザー1級・2級認定講師の資格を持つ“おかたづけ”のスペシャリスト。出会った人を元気にしてくれるエネルギッシュな人柄で、3人の子育てをしながら講演、テレビ出演、個人宅へのお片付けサービスなど幅広く活動。毎日の家事や生活を快適に送れるお家作りのお手伝いをしています。
山陰各地で「おかたづけ」に関する講演のほか、テレビ・ラジオ・雑誌等、出演、執筆も多数。
タイのバンコクで発行されている東南アジア初の最も歴史と信頼のある日本語新聞「バンコク週報」にも連載中。鳥取SDGs伝道師。
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